シーン96リオとイシメール。
アレッタの攻撃は既に見きられていた。
敵であるベリアルは元アレッタの同僚。
アレッタの手札は知られているのかもしれない。
そうなるとアレッタではベリアルには勝てる見込みは少ない。
するとそこに現れたのはリオちゃんとイシメール君だったの。
『パパ!?アレッタ!?アキニー!?』
『なんだあれは!?』
今一番恐れていた事が起きようとしていた。
そう、、、このお城で起こった危機を感じた二人の子供達がこの場に現れたのだ。
するとニヤリと笑みを浮かべるベリアル。
それに勘づいたレギオンが叫ぶ!!
『リオ!!??イシメール!!ここから離れろ!!!!』
『『えっ!?ええっ!?』』
二人はレギオンの声と目の前の光景に叫び戸惑う。
瞬間………私も魔神を発現させる。
そう………スピードでは特殊な魔神を持つ私達三人の中で私の魔神が一番早いのだ。
『魔神フェニックス………あの子達を守れ!!!!!』
ヒュンっと飛んでいく魔神フェニックス。
だがその時、ベリアルが動き出す。
『魔神……デビルホエール…………………………。』
再び巨大なクジラの魔神、デビルホエールが フェニックスの目の前に現れ滞空する。
だがその大きさは明らかだった。
するとベリアルが口を開く。
『くくくっ……これは………飛んで火に入る夏の虫とでも言うのだろうか?』
『なっ!?貴様!?ベリアルーーーーーっ!?』
レギオンは叫びエレファモスと共に駆け出す。
ドドドと走るその姿はまさに巨象。
それは勢いを増し………そして。
するとベリアルは不敵に笑う。
『くくくっ……貴様らが束になってかかって来ようとその前にこいつらは………俺のデビルホエールの腹の中だーーーーーーーーーーーっ!?』
その時。
ドウウウウーーーーーーーーーーーーッと激しい砂ぼこりと闘気を立て立ち尽くしていたのはアレッタだった。
『させない……………………………………………………。』
『ほお!?アレッタ!?どうやらお前は間抜けになっただけだっようだな………………………我が魔神の腹の中で…………………悔やむがいいいーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!???』
リオとイシメール君を食ってしまおうと大口を開けたデビルホエールが突っ込んでいく。
ぐおおおおおおおーーーーーーーーーっ!!
デビルホエールの咆哮が響き渡る。
『リオーーーーーーーーーーっ!!!???』
『イシメール君!!!???』
誰もが絶望を感じたその時。
バくんっと口を閉じ宙へ飛び上がろうとしたその時。
『デビルホエールの近くから声が聞こえる。』
『飲み込んだ………………わね………でも………この時があなたに多少の隙ができるとき。』
デビルホエールの腹の真下から聞こえてきたその声はアレッタの声だった。
そしてベリアルが口を開く。
『くくくっ……俺に全く攻撃がきかなかったお前が一体何をしようっというのか……笑わせるな…………アレッタ…………………………。』
その時。
アレッタのいると思われる場所から爆風が巻き上がる。
ドウーーーーーーーーーーーーーーーーーッと激しい爆風はデビルホエールの巨体を上空に吹き飛ばそうとする。
だがその巨体は簡単には動く様子もなかった。
『くくくっ……これが俺とお前の実力の差よ………』
『それはどうかしら?』
その声はなんとアレッタの声だった。
『私の愛した人を………………二度も消させない……………………リオちゃんは………………リオちゃんは私の未来なの!!!!!』
叫んだアレッタが構えていく。
アレッタの周囲を激しい風が巻きこんでいく。
そしてアレッタが叫ぶ。
『魔神…………拳闘士ウェレック…………今こそいくわよ。』
アレッタに魔力が集中し、集まっていく。
その力は恐ろしい程だった。
すると驚いたベリアルが叫ぶ。
『馬鹿な!!!!貴様いつの間にそんな力を手にしたのだーーーーーーーーーーーーっ!?』
その時。
アレッタが攻撃を放つ!!!!!
『私は未来を守るためにここにいるの!!!!!』
そしてアレッタはデビルホエールの真下から攻撃を放っていく。
『拳聖………………エアーズショットーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!』
ドカドカドカっと放たれたアレッタの攻撃はデビルホエールの無防備だった胴に放たれる。
そして。
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