シーン83野盗を統べる男。
俺の中で何かが弾ける。
すると俺の背後にはホワイトタイガーが現れてくる。
そして俺は力を溜めていく。
『お前は……………凍ってしまえ。』
俺の魔神アイスタイガーはその力を纏いそして放出していく。
大地は凍りつきそしてその力は放たれる。
ザザザッと大地を走っていく氷の柱!!!!!
すると次々と大地から発せられた氷柱に串刺しにされていく野盗達。
『ぐああああーーーっ!?』
『なんだこれは!!!???』
次々と俺の力に動かなくなっていくもの達。
だがその中に一人だけ動かず笑みを浮かべる者がいた。
『クククッ……………そうだ…………これが俺が聞いていたお前の力だったな……………………。』
『何が言いたい!?』
俺が声を上げたその時。
周囲に熱を感じる俺は身構えていた。
『クククッ………どうやらただのマヌケではなかった様だな……………』
『なにっ!?』
俺が見をよじったその時。
ジュッという音と共に足元の氷が溶ける。
『なっ!?これは!!!???』
次第に俺の氷が溶けていく。
そして身体に感じる何かによる熱気。
するとやつは口を開く。
『クククッ……どうだ!?何かを感じるか!?そうだろうそうだろう…………………』
やつはそういいながら笑い続ける。
『どうだ!?俺の能力は中々だろう!?俺の能力は魔神薬によって身体の魔力と熱を融合させる能力………この力によってお前の氷はこの通り。』
その瞬間。
ジューーーーーーーーーーーーッと溶かされていく俺の作り出した氷の柱。
串刺しとなったもの達は地面にその身体を横たわらせていく。
『まあ、もうやられちまった者共は仕方ねえ………だがここにこの俺がいる以上お前の能力は通用しねえんだ……幸運な事に俺様達の雇い主は大金持ちでなあ……お前の能力はあのマジェスト武闘大会でバレているんだよ………』
そういいながら男は構えていく。
『さあ、ここからは俺とお前で拳で戦うことになるのお!?あの戦いではお前はその拳で戦っていたのでな……………俺様はお前の能力に対応できる能力を手に入れてきたという訳だ……だがそれだけではない……………さあ……………試してみるか?』
やつがジリッと足を引いたその時。
ギュンッといつの間にか爆発的な加速をした。
次の瞬間……俺の目の前に姿を現す!!!
『遅い………………な。』
『なにっ!!!???』
その時、奴の拳が赤く光る。
そして。
『ヒートバング!!!!!』
ドゴオオオオオーーーーーーーーーーーッと俺の腹部に高温の拳が突き刺さってくる。
『うぐっ!!!?????』
『クククッ……………熱く………果てろ。』
ドンッとその衝撃を受け…………俺の身体は吹き飛ばされる。
『うああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!???』
ドガドガーーーーーーーーっと吹き飛ばされた衝撃で俺の身体は木々をなぎ倒していく。
その度に衝撃を受けていく俺の身体。
『ユーロ様っ!!!!?????』
『ユーロさまあああーーーーーーーーーっ!?』
二人の声が遠く聞こえてくる。
俺の意識が飛びそうになる。
そして。
俺の視界はかすれていく。
だが目の前に遠く見えた気がした捕まり涙を流しながらこちらに叫ぶ二人の姿。
いや、これは幻覚なのだろうか。
俺がここで諦めたらあの二人はどうなる!?
このままでは。
だがその時。
俺の身体は操られていく。
『敵感知………敵感知…』
(これは…………………………タイガの……………声。)
『敵感知……本体………意識レベル低下………』
(なんだよ………これ!?俺をお前乗っ取ろうとでもしてるのか?タイガよ?)
『敵感知……………切り替えます……サブモードに切り替えます………………』
(俺じゃダメなのか?………俺は……………あいつらの為に………………………………………………………。)
俺の身体に力が戻る。
『俺は………俺の力でこの場を乗り切って見せる!!!!!!』
その時。
俺の意識の中で昔の事が走馬灯のように浮かび上がってきたんだ。
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