シーン66アキニーとアレッタ。
『なっ!?馬鹿な………………………』
私の目の前でそう声を上げたアレッタ。
そう、なんとラグナは生きていて……そしてあの恐ろしい敵ジャグルを仕留めていたの。
するとアレッタは問うてくる。
『いったい…………何をしたの!?』
そして這い出してきたラグナは身体の埃を払いながら口を開く。
『奴は弱かった…………ただそれだけだろ。』
そう言ったラグナ。
『ラグナっ!?』
『驚かせてすまない…………アキニー』
私は思わず抱きついてしまっていた。
そんな私の気持ちを察していてくれるラグナ。
私はこの人と一緒にいたい。
いつしかそんな風に考えてしまっていたんだ。
『大丈夫だ…………俺たちならきっと。』
そう言って私の手を握ってくれるラグナ。
『うん………私も戦います!!』
『ああ……そしてお前が万が一の時は必ず俺が守ってやる。』
私はその言葉に胸が高鳴る。
すると、アレッタは口を開く。
『ジャグルをこうも簡単に仕留めるなんて、一体何をしたの!?』
あまりの驚きに声を荒らげて問うてくるアレッタ。
ラグナは静かに口を開く。
『フフ………あの時……………俺は本当に死にかけたのは本当だ…………だがな…ここにいる俺がこの生命をかけてでも守ろうとしているアキニーの魔神に救われたのさ。』
『どういうことなの!?その子は私が邪魔をしないように遊んでやろうとしていたのに。』
アレッタは私を見ている。
『アレッタよ………このアキニーの魔神は古代の神の創りし魔神が一人………フェニックス………今はまだ成長途中、だがアキニーは、きっと強くこのケニージアを治める力となると、俺は信じているのだ……お前もアキニーを信じてみないか!?』
アレッタにそう話すラグナ。
するとアレッタは驚きの表情をする。
『ばっ!?馬鹿なこと言わないで!?私はこの国の兵士団の隊長の一人でもあるのよ!?』
そう叫んだアレッタ。
『だからこそだ………』
『えっ!?』
『だからこそ…………俺達はこれからこのケニージアを良くする為に動かなければならないのだぞ!?』
引き気味にアレッタはラグナを見ている。
『ケニージアを良くするですって!?腐敗したあの国を変えるなど寝言は寝てからいうことね』
『ふん……人は変われるのだぞ…………かつての俺がそうだったように……………』
そう語ったラグナをじっと見ていた私。
だけどその時、私は感じてしまった。
そう、アレッタの目に映ったのはラグナだったの……そして私の中に嫉妬心というものが生まれたのだった。
『ラグナ………でもこの方は紛れもなく敵、なのよ………それならばこの場から逃がしましょうよ!?』
私は自分がありえないほどの嫉妬心からそう言ってしまう。
(本当に私って…………嫌な女ね。)
するとアレッタは私に視線を向けて口を開く。
『何あなた!?私を逃がす…ですって!?』
『ええっ!?私はそんなつもりでいったわけじゃ。』
『二人とやめるんだ…………こんな所で争ってもなんのかいけつにもならない。ここは共闘といこうではないか?』
何も気にせすそう語るラグナ。
こういうところは本当に鈍感なのである。
『『分かりました。』』
私、そしてアレッタはそう返事を返す。
するとどこからともなく声が聞こえてくる。
『なにが………………わかったのだ!?アレッタ?』
『あっ!?あああっ!!???』
その声に急に叫びだすアレッタ。
そんな彼女は驚き恐怖しやがてその声の持ち主の名を叫んでしまう。
『ベルドラ様…………本当に申し訳ございません!!私………………私。』
するとベルドラは語る。
『まあいい…………だがそれは俺への裏切りとすrがよいか!?』
次の瞬間。
アレッタは固まっていた。
『我々は忠実なケニージア王の下僕であり力なるぞ…………いついかなる時もこれを守らなければならない……そしてもしその掟を破ったその時は。』
恐怖に固まるアレッタ。
そしてガタガタ震えていた。
『アレッタよ…………その生命をもって罪を償え』
その声が聞こえたその時。
アレッタの背後に巨大ななにかが見えていた。
そして。
そこに立ち尽くし……………口から血を流し、たおれていったアレッタだったんだ。
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