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マジェスト伝説~古代三大魔神の奇跡~  作者: 黒羽冥


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63/121

シーン63ケニージアヘの進軍。

私達は私の生まれた地ケニージアを変える為……動き出した。

しかもそれには魔族も関しているという話。

国家を落とすには人心を掴むだけではどうにもならないという事に気付かされた私達は国を落とし王族を退け、国政を抜本から変えざる負えなくなったのです。

私はマサイア族の戦力……そして私の声に賛同してくれた近隣住民達、総勢二百名程の軍を得ていた。


『これは凄いな………皆々のほとんどが獣人兵達ではないか。』


そう声を上げたのはラグナだった。


『ええ、本当に………これならきっと、我々の能力も考えればきっと……。』

『ああ……………アキニー…………お前の能力……そして僕の能力もあれば不可能ではない。』

『ラグナ……………………………………。』


私はどうしても彼の身体が気になって仕方がない。


『アキニー………そんな顔をするな…俺は大丈夫だ。』


私に気づかう彼に心が落ち着かない…………。

そして私は、その心のまま………ケニージアヘの進軍を開始したのだった。

総勢二百名の軍。

その進軍は見事だった。

私達二人もその中に存在する。

周りを見まわすと獣人兵達がそろい踏みだった。

とはいえ私も獣人、そんな事をも考える事もない程の軍勢。

戦闘に長けてるこの獣人部隊は本当に頼もしかった。

『さあ!!!皆の者……………ここからケニージアヘ進軍!!一般人には手出しは無用だ!!!そして首は王族のみ!!!行くぞ!!!』

『『おおおおおーーーーーーーーーっ!?』』

こうして私達はケニージアヘ向かうのだった。

その頃ケニージア城………………内部では。

慌ただしい空気と化していた。

『王よ!!!大変です!!!』

突然の兵士の声。

その声はケニージア城内に響き渡る。

それはこの王族に焦りを生んだ。

王であるケニージア王はじっとその声を聞くと静かにその形相を変える。

『なんだ……騒々しいぞ…。』

『失礼しました………………ここから数キロ先に軍勢がいつしか現れこちらに向かっているそうです。』

すると王はその表情を変えもせず答える。

『ああ………わかっておる…………』

王は立ち上がる。

『おい…………』

『『はっ!!???』』

王の声に声を上げたのは数名の兵士だった。

だがその兵の質は違うものだ。

『きたか……………我がケニージア特殺部隊………『ギャロング』よ。』

すると一人の男が前にでる。

『はっ…………』

『おお、きたかお主達…………そして感じるか?』

『ええ、不躾な輩が二百程の軍勢ですね。』

『ああ、その中で異質な力を感じないか?』

『ええ、そうですね………その数が二つ………………一人は獣人の女のようですが、もう一つは…………これは………我々同族の魔族でしょうか。』

『ああ…………どうやらそのようだな…………どうだ…………その魔族…………見覚え………聞き覚えはないか?』

王の質問に五名は考え込む。

そして、目を見開きそれぞれに叫ぶ五名。

『『はっ!?これは…………………『ヴァジュラ』か!!???』』

『ああ………そのヴァジュラだ。』

すると一人が声を上げる。

『あの魔王様亡き後…………我々はその身を隠した………だがその隙を狙い逃亡をはかった闇の魔剣士ヴァジュラ………奴が消えたのは聞いていた…だがあんな所であの様に人間などに紛れ生きていたとは……………それにあの女……………あれは厄介なあの聖獣の力を感じるぞ………あれは一体!?』

するとケニージア王は語る。

『あれは最近聞く…………我々魔族を封じその力を利用し戦う者………人間内では……………魔神を封じた武具を利用する事からマジェスト………そう呼ぶとの事だ…………。』

ケニージア王はそうこたえる。

すると一人が口を開く。

『ほお!?その女………中々厄介な力を持っていそうじゃあないか!?これは楽しみだな。』

そう語ったのは巨大な姿の男『ジャグル』

『おいジャグルよ……お前一人でいくつもりか!?』

そしてジャグルはその巨体を揺らし答える。

『ああ………貴様らとは違い、この俺は戦闘狂………………ぐふふ……そしてあの女も俺好みなのでな…………ヴァジュラを真っ先に倒し、あの女をいただく事にする…………貴様らは手出し無用だ……………悪いな。』

そう告げると出ていく巨漢の男ジャグル。

『おい………ジャグル!!!???………ちっ………いっちまったか………。』

するとジャグルはふっと、魔法陣だけを残し………その場から消えたのだ……。

残されたのは国王と残された二人の魔族の姿だった。

『まあいい…………ジャグルでお手並み拝見とでもいこうじゃないか。』

そして二人はジャグルの様子を見ることにしたのだった。

お読みくださりありがとうございました。



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