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マジェスト伝説~古代三大魔神の奇跡~  作者: 黒羽冥


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52/121

シーン52アキニーの試験。

私はラグナに心の内を訴えた。

それはこの国の格差社会におけるものだった。

それをじっと聞いてくれていたラグナ。


『そうだな………アキニー………君のその力はきっと多くの人を救う力になるはずだよ……僕たちと共にまずは君が強くならなきゃいけない……どうだい?一緒に来てみるかい?』

『うん………うん………………………………』


私は泣きじゃくりながらそう返事をしたんだ。

私はこうしてマジェスト協会の保護下に入る事になったのです。

以外にもこのアフリエイトの『カイール』にあったマジェスト協会のアフリエイト支部。

私はほとんど貧困街からでた事がなかった事もありこんな所にマジェスト協会はあったんだと驚いてしまっていたんだ。

でも故郷であるケニージアからここまではかなりの距離があり……ここまで来るのに自動車というもので送ってもらえたの。

ここまで数日の時間を要していたの。

そして。


『ここがマジェスト協会………。』

『そう……………ここが我々マジェスト協会アフリエイト支部の建物となる。』


そしてニコリと微笑むラグナ。

私の目にうつったのはこの砂漠の街の中の一つの建物だった。

するとラグナは口を開く。


『ようこそ……我らがマジェスト協会アフリエイト支部……君がこれからしばらくの間暮らす場所だ。』

『………………………………………』


私が坊勢と見ていると再びラグナが私に声をかけてくる。


『さあ、行こうか?中で君を待ってる方がいるんだ。』

『はい。』

私は中に案内され入っていく。

そこは普通の事務所のような場所だった。

だけど中から何かの力を感じ足を止めてしまう私。

そしてラグナに促されながらも先へと進む。

すると一つの部屋へと辿りつく。

私が近づくとさらに中から異様な力を感じたのだ。

不思議な風がふき私の頬に触れてくる。

だけどその風は優しいものだった。


『この風…………』

『入ってくるがよい。』


私の言葉に声をかけるように中から声が聞こえてくる。

この方がここへ来る途中ずっと聞かされていたこのマジェスト協会を設立した本人………マジェストの始祖とも呼ばれながらも現在もその力と知識でマジェストの戦士としての力も振るう男。

その名も『ヤシュア』という。

ラグナが先導し、私は後へ続き部屋へと入っていく。

するとそこに居たのは優しそうな老人が椅子へと腰掛けていたの。


『君がアキニーかな?ワシがこのマジェスト協会のヤシュアという………よろしくな。』


そう優しい声をかけてくるヤシュア様。


『はい!!私は遠くケニージアから来ました、アキニーです。』

『そうかそうか…………遠路はるばる…よくぞここまで来てくれた……今日からここが君の家となりそして君は我々の家族のようなものだ………何も気にせずにしておればいいぞ。』


ヤシュア様の言葉に私は温かいものを感じていたの。

それは私の中にいる魔神が彼らの力に仲間意識が芽生えたのだ思っていたの。

するとヤシュア様が口を開く。


『アキニーよ……君の事はそこの男ラグナから聞かされていた………随分早く母を亡くし、それでも一人生き抜き、これまでよく頑張ってきたな……偉かったぞ。』


ヤシュア様の温かな笑顔、そして私がこれまで頑張って来たことを褒め讃えてくれた彼の言葉に私の心に温かな気持ちが溢れてくる。


『ヤシュア様…………………………』

『じゃがアキニーよ……君はまだ幼い……ここでゆっくり成長してゆくがよい……そしていつか君の目標であるケニージア国家の王位奪還を果たし……そして母の思いも叶えると良いぞ。』


そう語ってくれたヤシュア様。

私はその言葉に………嬉し涙を流したんだ。

私は貧困街生まれで育った。

そんな私はこのマジェスト協会で初めて教育というものをうける。

文字の読み書きに計算能力……そして一般常識からありとあらゆるものが教育をまともに受けてこなかった私にとっては新鮮なものだった。

そしてここにいる方達も本当に優しくて素敵な人達ばかりだった。

そんな私は数年の時がすぎ、そしてマジェストとしても成長してきたのかも知れない。


『さあ……アキニーよ……これから行う試験に合格できたらお前の望む強さを手にする為にあの、聖獣様に会いに行くことを許可しよう。』


そういいながら私の戦いに目を向けているヤシュア様。

そして。

私の試験が開始されたんだ。

お読みくださり本当にありがとうございました。


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