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マジェスト伝説~古代三大魔神の奇跡~  作者: 黒羽冥


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シーン51アキニーの大きな夢。

私はアキニー……ケニージアで暮らす唯一の母を亡くしてから今はもう一人身の女性なの。

そんな私はマジェスト協会のヤシュア様から魔神具の話を聞き、そして聖獣様の元へと向かい

…そして。

『アキニー………これから君がこのケニージアの女王となる為にしていかなければならない事なのだが。』


そんな私に声をかけてくれたのはヤシュア様が私に専属につけてくださった男『ラグナ』だった。


『はい………ヤシュア様……そしてマジェスト協会の助力もあって獣人様達の全面的な応援もいただいてまして……ある程度の方向性は見えた気がします。』

『そうでしたか……まずはその認識が大事です……何かの大事をなすにはまずは本人の意思が本当に大切なのですから……そしてそれが人を動かす力となるのです。』

『はい……………ありがとうございます。』

『では…………その策ですが……………………』


すると『ラグナ』は私と何度も何度も策を練 りここまで辿り着いた答えとは。

まずはこの国は現在も疲弊し続けている現状。

それは、このケニージア王家の悪政が原因だ。

王家は高い税を国民に課し、そして国民は食べる事にも困窮していた。

そう……アキニー達も例外ではなくこの国の貧困街で暮らしてきたのだ。

だがアキニーには母親が一人いた。

そして幼い頃母親とは死別したが彼女は母から一つの武具を貰い受けた。

それは美しくも激しい力を感じた弓矢だったのだ。

そして偶然にも、その弓矢をどこからか情報として知られてしまったようで……偶然私が家にいると、とある方が家にやってきて声をかけてもらった。


『こんにちはお嬢さん……僕はマジェスト協会という組織に入っている『ラグナ』という者……君が持っているそれ……ちょっと見せてはもらえるかな!?』


その声に私は恐怖を感じてしまう。


『えっ!?やだなにっ!?』


私の頭からにょきっと生えてきたのは羊の角。

そして私は恐怖で母親の残してくれた弓矢を抱き抱えていたの。


『君は………獣人でもあったのだな………そうか…………驚かせてすまなかったな…僕は君の敵ではない………大丈夫だ……ただ、君のその弓矢をちょっとだけ見せて欲しくてな。』


そういったラグナ。

だけど、彼のその表情は優しさを感じるものだった。

そして私はそれをそっと差し出したのだ。


『ありがとう…………………』


そういったラグナは魔神具を受け取り一旦考える。

すると、すぅーっと魔神具が光を放ち始める。


『えっ!?』


私は思わず言葉を発してしまう。

私の魔神具がラグナが手にした事で発光している。


『いいかい!?これから僕がする事はいつか必ず君の為になる事……まあ見てなよ。』


すると私の中に聞こえてきた何かの声。


『聞こえるか?我が声を聞く力を持つ者よ。』

『えっ!?誰!?誰なの!?』


私はラグナの声とは明らかに違う声に辺りを見回し叫ぶ。

すると赤い光はその姿を現したの。

私の目の前で赤くひかり輝く鳥が現れたんだ。


『私は貴女に力を与える者……………いいですか?貴女はこれから運命に従い……きっと私と共に生きてゆくのです……貴女が私を必要とした時………私は再び……貴女の前に現れる事でしょう。』


そういうと私の弓矢にすぅーっと消えていく赤い光から発した怪鳥。

それは私に力になってくれると言ってくれたんだ。


『これは!?』

『ああ…………そうだよ……君は確かアキニーさんだったね!?』

『どうして私の名前を知っているの!?』

『ああ、それはね………君が僕達と同じ力を持っているからだよ!?』

『同じ力!?』

『そう………君にも見えた赤い鳥さんは普通は目にも見えないんだよ?でも君は見えただろうう?』

『うん、見えました。』

『そう、詳しい事は後々教えるけど、実は僕達は同じ力をもっているのさ……そしてそれは特別な力を持つ特別な人達………僕たちのようにあの姿を見える人をマジェストといってあの魔神達の力を借りる事ができるんだよ。』

『そうなんだ………でも私何もできないから。』


すると考えるように口を開くラグナ。


『大丈夫……君がもし良かったら、僕たちと一緒に来ないか!?』

『うん……………でも、ここにはママが眠っていて。』

『大丈夫………ママも連れていこう……君は何かしたい事あるかい?…』


ラグナはそう告げる。

その言葉に一瞬全身に震えがおこる。

そして。

私は自分の中の何かが口から出てきていたの。


『私………この国を救いたい……ママも言っていたの……この国王様達は優しくないんだって……だから私に大きくなったらこの国の王様になったらどお!?って、ママが信じてるって、優しい国………私が国王様になったら………そこで暮らしてみたいなあって。』


ボロボロと泪がとめどなく流れる。

そして私は。

この地の政治を変えよう心に決めたんだ。

お読みくださりありがとうございました。

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