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マジェスト伝説~古代三大魔神の奇跡~  作者: 黒羽冥


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49/121

シーン49マジェスト協会。

俺の放った氷の技………その力は俺たちの敵であるバロンとヴェルデに襲いかかり………そして二人を氷塊へと変えたんだ。


その瞬間。


『『うおおおおおおーーーーーーーーーーーっ!!!やったぞーーーーーーーーーーーっ!?』』


会場内に大歓声が湧き上がったんだ。

それは俺たちの勝利を語っていたのだ。

鳴りやむことのない大歓声はここにいる全てのもの達が生き残れた事への嬉しい響きだったのだ。

するとそこへ姿を現したのはなんと……この大会のアナウンサーの女性だった。

彼女はキョロキョロと辺りを見回す。

そして武台があったであろう場所の中央へと辿り着くアナウンサー。

彼女はスーッとマイクを口へと近づける。


『決まりましたーーーーーーーーー!!優勝者はなんとおおおおおーーーーーーーーーーっ!?』

『ユーロ選手でーーーーーーーーーーす!!おめでとうございます!!!!!』


アナウンサーの声に会場内が歓声に包まれる。

するとそこへ現れたのはなんと俺をこの大会いに導いた男『ラック氏』だった。


『ユーロ殿………………………………今大会での優勝…………お見事でしたな!』


笑みを浮かべながら、そう声をかけてきたラック氏。

俺はラック氏に向き合う。

俺の心の中に怒りの感情が込み上げていた。


『ラック氏よ……ここまでの事は全て貴方は分かっていたのか!?』


俺の言葉に真面目な表情に変えるラック氏。


『ああ………全てがこの俺の計画通りさ。』

『なにっ!?』

するとラック氏は語り出す。

『この僕の元への依頼はこうだ………。』

マリア……僕がその存在を知ったのは、そう……あのバロンと出会った時だった。

バロンの付き人として屋敷へやってきたマリア。

俺はそんなマリアにとある違和感を感じていた。

それはバロン氏の態度で分かったのだ。

するとバロン氏が口を開く。


『なあ……ラック氏よ………マジェストが参加すると聞く闇の武闘大会の事は聞いた事があるかね?』

『ええ……それは俺も聞いた事はあります……それがなにか!?』

『ああ………実はな…その大会にワシも出てみようと思ってな。』


俺はその言葉にバロン氏の何かの思惑を考えていた。

俺は問いかける。


『バロン氏は、なぜその大会に出ようと思う思ったのです?賞金など貴方でしたらいらないでしょう?』

『いやいや、ラック氏よ…………金はな………いくらあったとて重荷にはなるまいよ………それにな………』


バロン氏の目線はマリアに向けられる。

その態度に俺は不気味さを感じてしまう。

すると、この使用人の表情に目を向けた俺はマリアになにかの力を感じてしまった。

そんなマリアの表情にも何かを背負う影を感じてしまった。

そして俺は思い浮かんだ策を提案する。


『バロン氏よ……………良かったらその使用人を使ってその大会の対戦相手となるやも知れん男の色々な情報を収集するのはどうでしょう!?』

『おおっ!!それは名案だなラック氏!!これでワシは楽に優勝してしまうな。』

『ははっ…………そうですね……ですが…その男とはこの僕の推薦者だったとしたら…………』


バロン氏の表情が一変する。

『ほお!?それはますます面白くなりそうだな…………だが…………マリアはワシの息がかかったもの………いいのか?その推薦者の能力全てをワシが知り得る事になるがな。』

『ええ、構いませんよ。』


俺はバロン氏とそんな約束をし………そしてバロン氏はマリアを君がいない隙に君の元へと送ったのだよ。


『なるほどそんな事があったのですね……:ですがバロンは魔族でしたのでマリアの力を感じ見る事ができていましたが……この俺もマジェストですので見える力ですが。』


するとラック氏はその衣服を脱ぎ捨て……そして………。


『この衣服……………そしてこの貴族ラックというのは仮の姿……………俺の本当の正体は。』


ラック氏は何かを携える。

それはなんと金色に光り輝く武具。


『ああ………俺の本当の姿は………このヨーロディアのマジェスト協会の総指揮者…………『金色のラック』である。』

『なんだと!?』


俺はその言葉に驚きの声を上げてしまったんだ。


『そう…………俺がバロンの事を知ったのは……話の通りだ…そしてマリアからその力を見た俺はマリアを見殺しにはできなかったのだ…………』

『そういう事でしたか………それなら全てが納得のいくものですね………』

『ああ…………そしてこれからは新体制をとろうと思ってな…いいか!?マリア……そしてユーロ……お前達も我がマジェスト協会ヨーロディア支部に入って貰い今後………魔王討伐のために参加してもらう。』


そういったラック氏はニヤりと微笑んだんだ。

お読みくださりありがとうございました。


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