シーン48ユーロ逆転劇。
俺は目の前にいるバロンとその魔神ヴェルデに目を向けていた。
俺の身体内部に停滞するの氷の力を感じる。
(この力は俺の魔神タイガが以前とは比べ者にならない程の体感をしてるようだ。)
するとバロンか口を開く。
『貴様………その力…………一体どこから……………』
『バロンよ……どうやら俺は貴様にどれ程の怒りを感じたと思う?』
『なにっ!?』
『この会場にいる罪の無い者……貴様がこの世界で陥れようとしているもの達………そしてマリア………貴様がこのままこの世界に君臨する以上……様々な者達が犠牲になる事だろう………俺はそんな皆の為……お前を倒す。』
ギリリとバロンのその表情が変わる。
『行くぞ!!!???』
ダンっと俺達は飛び出す。
次の瞬間。
お互いの激しい力と力のぶつかり合い。
それは激しいエネルギーが辺りに放出され爆風へと変わっていく。
『くっっ!?』
『んぐぐ!!』
俺たちのエネルギーは今ほぼ同レベルくらいになったといえよう。
そうなればあとは気力と気力のぶつかり合いなんだ。
『くっ!?貴様………』
『バロンよ…………魔族が魔力に秀でている事は認めてやるいつまでも魔族が上位だと思うんじゃない……………我々ヒューマンであったとしても……………努力し、そして大切なものを守る為ならば…強くなれるんだ。』
俺の言葉に怪訝な表情をするバロン。
すると奴は叫びだす。
『うぎぎ……生意気な生意気な生意気な生意気なああああああああーーーーーーーーーっ!?』
なんと、バロン自身……その身を変化させていく。
人間の身体を破り捨て、そしてその姿は異形とかしていく……そして奴の身体は。
なんと恐るべき怪物…………炎の魔神ファイアーデビルがそこにいたんだ。
炎を発したファイアーデビル。
それがバロンの正体だったのだ。
するとバロンが口を開く。
『もう………良い…………お前に死を与え………そして……消す!!!』
ごーーーーーーーっとより激しく燃え上がるバロン。
そして俺とタイガに向かってくる。
『食らうがいい!!!そして消えろ!!!!???』
激しいエネルギーはやがて炎の竜巻になり俺たちに襲いかかる!!
俺はスーッとグローブを上げていく。
体内から静かに煌めき拭きあげてくる凍てつく風………それはやがて大きな竜巻を起こす。
『お前には負けん!!!!!!』
俺もまた巨大な氷の竜巻を放つ。
ごーーーーーーーーーーーーーーっと巨大な 二つの竜巻が激突する。
炎と氷の激しいエネルギー!!
それはこの場の全ての吹き飛ばそうなほどのものだった。
マリア叫ぶ声が聞こえる。
『きゃっ!?ユーロ様っ!?』
『マリア!?』
するとそれを見たバロンが叫ぶ!!!!!
『クククッ………………そう…………お前の弱点はその甘さだ……我々魔族にはない感情…………その他人を見ていられないそのあまさが貴様の敗因になると知れ。』
そう言い放ったバロンの炎の竜巻が更に勢いを増す!!!!!
俺は体制を崩してしまう。
『うぐっ!!???』
『ユーロ様っ!!???』
『終わりだ!!!ユーロ!!!!死ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?』
ゴーーーーーーーーーーーーーーッと放った勢いを増した竜巻が俺の竜巻を押してくる。
バチバチというエネルギーはやがて激しい衝撃となり俺の身体を取り込もうとする。
『くっ…………皆は今、俺を信じてくれてる………俺は皆を守ると決めたのだ…………………あの俺に希望の目を向けてくれる人達…………そしてそんな人達を俺は…………………俺は………………。』
一瞬押されかけていた竜巻はぴたりと止まる。
『なにっ!?』
驚きの表情のバロン。
そして俺の竜巻は。
勢いを増した俺の竜巻……………それは奴の竜巻をかき消し始める。
『なんだと!?くそ!?ヴェルデ!?もっと……もっとだ。』
バロンの声に反応したヴェルデの様子がおかしかったのだ。
そうそれは。
背後からなにかに囚われていた状況。
キョロキョロと焦るヴェルデ。
そしてバロンが叫ぶ。
『なに!?なんなのだ一体!?』
するとバロンをとらえていたのは俺の魔神……氷の女神タイガ。
『OKBOSS……………………………attack!!!』
『うおおおおおおーーーーーーーーーーーっ!?』
俺は駆け出しグローブを握る。
そして。
『俺は皆を!!!そしてマリアを守る!!!』
『なにいいいーーーーーーーーーーっ!!!???』
『魔神タイガ…………………限界突破!…………………。』
『氷牙絶対零度。』
そして俺の氷はバロン……………そしてヴェルデを完全に凍りつかせたんだ。
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