シーン36一回戦スタート。
俺は選手の一人だ。
そして対戦相手を決めるためのくじをするためこの場にきた俺。
すると……俺の前方からきたのであろう先ほどの男の声が俺を呼び止めてくる。
『おい…………………………………。』
俺は立ち止まり奴を見据える。
『なんだ!?』
『俺のオーナーはな…………これまで俺が様々な武闘大会で優勝してきてるのでな………今ではこの俺に絶大な信頼感を得ているのでな……そう言った事で俺の望みが叶う……お前が俺に負けた時点であの女は俺がもらう。』
『勝手な事を………だがこの俺にも負けられない訳はある。』
『クククッ……それが何なのかは分からねえがな………だが……まあいい………後を楽しみに待っていろ。』
そういい立ち去るメリウス。
そして俺は壇上へいくとそこには箱が用意してある。
そして俺の手は抽選箱の中へ。
スーッと引いた手に握られていたのは丸い玉。
目を向けるとそこに記されていたのは緑色の玉だった。
『緑か…………………………………』
俺はそうつぶやくと玉を見たアナウンサーが口を開く。
『おおおーーーーーーーーーーーっと!!これは緑色!!なんとここで第一線目の対戦が決まりましたー!!』
そして俺が見ている所へやってきたのはマリアだった。
『ユーロ様!?』
『ああ…マリアか………どうした!?…』
『結果はどうなったか知りたくてきちゃいました』
『ああ……ありがとうマリア…………結果はな……』
俺達が目を向け先には。
一回戦メリウスVSユーロ
の文字が。
『ユーロ様……………これは………………………………』
『ああ…………一回戦目にこの因縁を断ち切れるか。』
『ユーロ様。』
不安な表情のマリア。
俺はマリアの背に手を当て……!その場を後にする。
そして会場内待合室へと向かった俺達。
『マリア……………』
『はい……………ユーロ様…………………………』
『俺がお前と出会った事はきっと何かがあるのだろう……俺がお会いした同じ力を持つ物同士は引かれ合う……これ俺達を結びつけるものなのだろう…………………だから俺はこれからお前を守ってやる……そして俺の右腕となってくれ。』
『わかりました……ユーロ様………この大会が終わったらきちんと全てをお話します。』
『ああ………マリア………………待っているぞ。』
『はい。』
俺達はそんな約束をかわした。
マリア俺に全てを話してくれるといった。
俺は彼女これからを笑っ過ごしてほしい。
そう願う。
そして俺の第一試合が始まろうとしていた。
◇
◇
◇
『さあああーーーーーーーーーー!!これから第一試合を開始しまーーーーーーす!!!』
アナウンサーの大きな試合開始の声が響き渡る。
『そしてなんとこの第一試合のカードは……』
『メリウス選手VSユーロ選手』の戦いとなります!!!!!お二人ともこちらまでおいでください!!!!』
俺はマリアへ頷き前へと出る。
そして向こうからは対戦相手のメリウスがこちらに目を向けていた。
すると奴もこちらに向かってくる。
俺は奴と対峙する。
睨み合う俺達。
だがその体格差はまったく違い。
奴の身体は俺の二倍三倍はあるようだった。
『クククッ……ここまで逃げずに来たことは褒めてやろう……だがそれは正しい選択とは言えないようだがな………』
『ふっ………いってろ。』
『ほお?そんな貴様にはどうやら本物の俺様の力を見せつけてやる必要かありそうだな…………』
そういったメリウスの身体に異変が起こりはじめる。
するとアナウンサーの声が会場内に響き渡る。
『さあ………では戦闘準備も万全のようです!!!一回戦目………………試合開始!!!』
ゴング音と共に始まった試合。
メリウスは震える。
『うおおおおおおおおおおおーーーーーっ?』
『獣化あああーーーーーーーーーーーっ!?』
ドーーーーーーーーーーーーーーーンッと爆風を上げるメリウス。
そしてメリウスの身体はゴワゴワという皮膚を持つ恐るべき変化をその全身にみせていた。
『あれは…………………………………………………』
誰かがそう言った。
そう…………俺の目の前には見るからに硬い皮膚に覆われ顔は口が裂け巨大な顔の獣人と化した大男。
そう………………この男の正体はアリゲーター………ワニの獣人だったんだ。
『クククッ!!俺はそこのお前の従者である女が気に入った…………この姿を見せるのはあの女への俺の熱望……俺は欲しいものはどうやっても手に入れたいのでな…………………この戦いが俺にとっての決勝のようなものだ…………さあ…………ゆくぞ。』
次の瞬間。
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◇
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