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マジェスト伝説~古代三大魔神の奇跡~  作者: 黒羽冥


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33/121

シーン33マリアの秘密。

『これは………………………魔神………なのか?』


驚きの声を上げてしまう俺。

俺の言葉に驚きの表情を浮かべるマリア。


『ユーロ様………見えるのですか!?わたくしの『セイレスペガサス』の存在が。』


俺は頷き、そして俺もまたタイガを発現させる。


『ああ……俺にもこいつがいるのでな。』


俺の背後にはタイガが現れる。

タイガを見て驚きの表情のマリア。


『ユーロ様も………魔神を。』

『ああ………俺の魔神は『タイガ』という………この氷結の魔神だ………能力ば、そう、全てを凍りつかせる能力………俺が屋敷からしばらくいなかったのはタイガのレベルアップへの旅へ赴いていたからなのだ。』

『そうだったのですね。』

『ああ……だが、その力は徐ろに使用しないでくれ……』

『えっ!?どうして……ですか?』


マリアは困惑の表情そう問いかけてくる。


『危険…だからだ………………………………。』

『えっ!?』

『俺が今回行った旅で同じくこの魔神を持つ仲間達と出会ったのだ……その二人も俺達同様この魔神持つマジェストだったのだ……だが一人の男はこの力に関わる事で大切な者を失う事になってしまったという………マリア……お前が俺の元へ来た事もきっと魔神具による、なんらかの導きがありここへ来て俺と出会ったのかもしれん……俺が必ずしもお前に何かあっても守りきれない事もあるやも知れん……いいか??そうならん為にも………この力の事は……くれぐれも……公表はするな。』

『はい……わかりました。』


俺達はそう約束をした。

だが……これより俺達がここから起こる運命に巻き込まれていく事をこの時の俺達ばまだ知る由もなかったんだ。

それから数日後の事だった。


『ラック』氏が我が屋敷を訪れたんだ。

『ふう……この度はお招きいただき誠にありがとうございます……どうやら僕の提案を聞き入れ…なんらかの力を手にしたのでしょうか?』

『ええ……力と言うよりも以前とは世界を見た事で考え方に変化が起こったとも言えるだろう。』

『ほお?そんなにもですか!?』

『ああ……まあ貴方には伝わらない力かもしれないですがね。』


俺は皮肉も込めてそう告げる。


『ならば……今日は一つ面白いイベントの話を持ってきたのですが。』

『面白いイベントだと!?』

『ラック』は不敵な笑みを浮かべる。

『はい……これは闇の武闘大会なのです。』

『闇の武闘大会?』


すると『ラック』氏はゆっくりと語りだしたんだ。

これは公式には決して公表される事のない闇の武闘大会。

このヨーロディアの富裕層が資金を集めそして開催されるイベントでもある。

この大会の優勝者にはその財力で望んだもの全てがおくられるという。

そう……どんなものでも。

だがそのリスクもたしかにある。

この大会の出場者はそのリスク……つまり生命を賭けなければならない………そう、生命がけの大会なのだ。

出場選手には……ヒューマン、精霊、獣人……そして魔族……ありとあらゆる強者が集まる武闘大会………。

そう語った『ラック』氏。

俺に説明してくれた『ラック』氏は不敵な笑みを浮かべる。


『『ラック』氏よ……そのイベントとやらを今ここで話す事に何かあるのかね?』

『ああ…………そんな話かね…………実は………マリアの事で話があるのだがね。』


俺はマリアの名前に反応してしまったんだ。


『なんだ!?マリアとはどういう事だ!?』

『ああ………実は彼女の今は亡き父親はね……この僕に多額の借金をしていたのですがね………原因は父親は元々資産家だったのだが…妻の病で治療費としてその財力のほとんどを失ってしまったのです……そして本人………そしてマリアの母もなくなり借金をした僕に彼女は懇願し、僕は手助けとして貴方のお屋敷のメイドとして紹介したのですよ。』


俺はジョセルノを見やる。

するとジョセルノは申し訳なさそうな表情を浮かべていた。


『すみませんユーロ様……………そんな事情までは聞いておりませんでした……ですがあの目を見ていたら…………………』

『それはいい、気にするなジョセルノ……』


俺は『ラック』に向き合い口を開く。


『で!?俺がその借金を肩代わりすればいいのか!?』

『いや……それは十年分の国家予算を支払う事になりますがよろしいのか!?』

『なっ!?』

『ラック』はにやりと微笑む。

『ユーロ様にはその大会に出場し優勝をしていただきたいのですよ……。』

『なっ!?』

『どうですか!?貴方が本当に力を手にしてきたなら造作もない事でしょう…………そして僕は貴方のオーナーとして優勝していただくというのが条件です。』

『なんだと……それは………………』

『いいですよね……それとも…………』


『ラック』氏は俺に耳打ちするかのように……呟く。


『マリアの魔神に戦ってもらいましょうか?』


俺は目を見開き『ラック』氏を見る。

お読みくださりありがとうございました。

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