シーン30三人の行く末。
俺達は今このアフリエイト、ケニージアのマジェスト本部にいたんだ。
ここでヤシュア様に挨拶をしようとしている俺達だった。
『待たせたな。』
そういって入ってきたヤシュア様。
『ヤシュア様……ご無沙汰しております……』
『レギオン………お前もその力を我がものにしたようだな……それと………リオか!?』
『んん…………おじいちゃん!?』
俺の背後に隠れてリオが顔を出しそう叫んだ。
するとヤシュア様の表情が変わる。
『おお!!リオか!?』
『うんっ!?』
『よしよし!リオや……お菓子とか今用意するからゆっくり待っていてくれるかのお?』
『うんっ!わあいおかち!!』
そういいながらリオをなだめるヤシュア様。
リオはヤシュア様の部下によって別の部屋へと着いて行ったんだ。
『さすがヤシュア様だわ。』
アキニーの声。
するとヤシュア様の空気が変わった。
『よし……三人とも…どうやら…聖獣様の力を得られたようだな。』
俺達はその言葉に頷く。
『よいか三人とも………お主達の力となる魔神は太古の聖獣様の創りし魔神…………かつての勇者様の創りし魔神具とは異なる魔神具じゃ……その力がこの世界をも変える程のものと暗示られるqもの……お主達の志しはそれに近しいものじゃ……故に魔神達はそのお主達の声に耳を傾けたのじゃ………お主達のこれからの道はわしも認識しておる……それはこの世界から魔族の野望を食い止める事に繋がっていくとわしは思っておる………かつての勇者は魔神をその武具に封じ魔神具を力として利用し戦った…………その名残がワシや、そしてリオの持つ魔神具なのじゃ……じゃがなあ……それは魔族を封じたという事実から魔族を忌み嫌う世界の『魔導協会』からはこのマジェスト協会を敵視されてもおる……これは勇者様の話が薄れつつあるある事も意味しておるのじゃろう………じゃがお前達の魔神達は本当の神の力じゃ………故に魔導協会からの敵視にも異論をも唱えることもできる……お主達の目的にもなんら問題ないであろう……。』
そう説明をしてくれたヤシュア様。
そしてヤシュア様は再び続ける。
『アキニーはこの地……ケニージアの新国家を作る為に動くのじゃな。』
『はい………貧困街で生まれた私ですがやはりこのケニージアの体制を私が変えていきます。』
『うむ………ならばワシもしばらくここにおるのでな……そこまでの策を練りこの国をかえていくぞ。』
『はい!!ありがとうございます!!!』
そしてユーロに声をかけるヤシュア様。
『ユーロ………』
『はい!!』
『ヨーロディアのマジェスト協会をまずは統括するといい……そこから己の目指す所を目指すのだ………そこにはお主の右腕となってくれるであろう、ワシの旧友の娘『マリア』という女性を配属したのでな………よろしく頼むぞ。』
『はい!!ありがとうございます!!』
すると俺に向き直るヤシュア様。
『そしてレギオンよ………』
『はい。』
『リオもいるのじゃ……今まで通りワシの元でマジェスト協会としてはやれんのか?』
俺はその言葉に揺らぐ気持ちも正直あったんだ。
だが……その背後に魔王軍も関わってくるだろう……そして俺はやはりアメリスアードにて巨大化したあの組織を食い止めなければいくら表立ってマジェスト協会で動くだけでは闇の組織壊滅までは届かない気がしていたんだ。
そう考え俺は自身の組織立ち上げを決めたんだ。
『俺は…………アメリスアード深い闇をもこの手で食い止めたいんです。』
『そうか………ならばリオまだ小さい………これから学業も必要だろう……我がマジェスト協会の監視のきく勉学の場所を用意しておこう。』
『はい!!ありがとうございます!!』
『ふふ……じゃがなにかの際にはすぐに救援を要請するのじゃぞ。』
『ヤシュア様!!』
そこで声を上げたのはベルーガだった。
『ここからはこの俺も着いています!!レギオンが無茶をしないよう見ておりますのでな。』
『ああ、そうじゃったな………レギオン、そしてリオの事もよろしく頼むぞ。』
『はっ!!おまかせください!!ヤシュア様。』
そう言いきったベルーガ。
『よし!!近い将来魔王の影も見えてくるやもしれん……これはその為の布石ともなってくるであろう……三人とも心して臨んでくれ。』
『『はいっ!!!!!』』
こうして俺達は一旦それぞれの目的に向かい動き出したんだ。
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お読みくださりありがとうございました。
数話ユーロ編が始まりますのでよろしくお願いいたします。




