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マジェスト伝説~古代三大魔神の奇跡~  作者: 黒羽冥


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29/121

シーン29リオとスクエル。

その時。


魔象牙杖が光り輝きそして魔族である『アグア』の全てを押し潰していったんだ。


『うぎゃあああーーーーーーーーーーっ!?』


アグアの断末魔の叫び声がこの地に響き渡ったんだ。


『ふぅ…………リオ。』


俺はリオに目を向けると……彼女はその小さな身体を震わせていた。

次の瞬間。

リオの目から大粒の涙がこぼれだす。


『パパ………………パパーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?』


俺の元へ駆け寄ってくるリオ。

彼女の頭にはリスが乗り振り落とされないようにしがみついている。

そして。

ぼふっと屈んで彼女を待っていた俺の身体に抱きついてくるリオ。

俺の心の中に沸き起こってくる感情はこの子が愛おしいという心。

俺は世界で一番大切な存在のリオを守る為にここまで来て、そして聖獣様より力を得たんだ。

そしてこれからは。


『リオ……待たせちゃってごめんな。』

『ううんっ!!パパは用事があって出かけたってイシメール君が教えてくれたの……だから遊んで待っていたら…………怖いまものが村を襲ってきたの……わちをイシメール君とべるがちゃんが守ってくれて、』


そう涙ながらに話したリオ。

気がつくとイシメール君とアキニーもそこにいたんだ。


『リオちゃん良かった。』

『うん、ありがとうイシメール君』

『本当にありがとうイシメール!君は立派なマサイアの戦士だな。』


俺の言葉に顔を赤くするイシメール。


『あらら、カワイイわねイシメール君って。』


イシメールの頭を撫でながらそう語ったアキニー。

イシメール君はタジタジでいるようだ。

するとそこへ、ベルーガが口を開く。


『レギオンよ…………お前はアメリスアードへ戻るのだろう!?』

『ん!?ああ……たしかにそうだな……あの地は俺の大切な愛する妻『リーナ』が眠る地だ………俺はその地で自分の組織を立ち上げる事にする。』

『組織……それは危険な事ではないのか!?』

『ああ……だが……俺の住む地アメリスアードには元よりデカイ組織が存在する……それはタダの人間だけのものなら俺もここまでは動かなかっただろう……だがそこには魔族が大きく関与している……かつての部下達……そして親友………大切な妻を消した奴らはもしかしたら大切なリオにまで何らかの手を伸ばしてくるかもしれない……俺はリオを守る為に……組織を展開し……そしてリオの未来を守るんだ。』


俺はそう告げていた。

するとベルーガはにこりと微笑む。


『そうか……ならばこの俺ベルーガの身をその力の一つにしてくれないか?』

『ベルーガ?お前………………』


するすると獣化をとき人間の姿に戻っていくベルーガ。


『俺はタダの獣人だ……そして戦いに明け暮れてきた俺だったがこの村へきて英雄とまで呼ばれた俺だったがこの村には俺の『未来』達ができた……俺はこの村でやるべき事はやった……………これからはそこの小さなお姫様を守る事に協力させてほしいのだ。』


ベルーガの言葉にリオが口を開く。


『パパあ……!…べるがちゃんわちと一緒に来てくれるっていってくれたのお……いいでしょお?』


空気を読んだのだろうか?

リオはベルーガの俺たちへの同行を俺に懇願してくる。

この表情は本当に母親のリーナにそっくりだったんだ。

そして俺はこの表情に何より弱かったんだ。

うるうると俺の目を見つめるリオ。


『わ、わかった……………』


俺の言葉にリオは満面の笑みではしゃぎだす。

ベルーガに抱きつき喜ぶリオ。

彼女に俺は結果かなわなかったんだ。

するとそこにはアキニーとユーロがいたんだ。


『ふふふ……リオちゃんには本当に弱いようね。』

『本当にな……強力な魔神を持つお前だが…最強はその子なのかもしれないな。』


ユーロもアキニーも俺とリオを見ながら笑いながらそう呟く。


『笑うなよ!リオは可愛すぎるんだ!』


俺は焦りつつそう言い返す。

するとリオがにっこり笑って告げる。


『皆パパのお友達い!?』

『ああ、そうだぞ、アキニーとユーロだ……パパを守ってくれた二人だ。』


俺がそう言葉にするとリオは二人の元にいく。


『わちのパパがありがとうございます!これからも仲良くしてください。』


そういい頭を下げるリオ。

どんどん成長する我が娘に俺は心が温かくなっていた。


『うわああああーーーーーーーーん♡カワイイわ!!リオちゃん♡♡♡』

『ああ、レギオンの娘とは思えないほどだ……将来有望だな……これは男どもがほおっておかんだろうな。』


俺はその言葉に不覚にも焦ってしまう。


『何を言っている!?リオは嫁にはやらんぞおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?』


この地に俺の叫び声が鳴り響くのだった。

お読みくださりありがとうございました。

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