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マジェスト伝説~古代三大魔神の奇跡~  作者: 黒羽冥


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116/121

シーン116リオとの時間。

俺は今最高の幸せを手にしていた。

そう……なんと今日はリオからの誘いで二人でデートというものをしている。

リオの買い物に付き合っているだけなのだがこれはこれで嬉しいのだ。

この瞬間…俺は親バカと誰に言われてもいいのだ。


『ねえパパ!これなんてどお?』

『おお……いいんじゃないか?リオならなんでも似合うだろうがな?』

『もおーーーっ!パパ!そういうとこママに怒られた事あるでしょう?』


俺はその言葉にドキリとさせられる。

まさにリーナとのデート中に同じ事を言われたことがある……女性というのは難しい生き物なのだ。

するとリオが突然立ち止まる。

俺は見上げるとそこは俺とリーナが以前住んでいた家の前だった。


『リオ………お前………………………。』


リオが今では空き家のままの家に向かい手を合わせ口を開く。


『ママ…………私ね今日はパパとデートしてるの……………パパはね……やっぱりママが選んだだけあってカッコイイの………私もいつかパパみたいなカッコイイ彼氏作って……またママに挨拶にくるね……だからママ……パパにも新しい相手ができても許してね!』

『リオ………お前…………………………………。』


俺が驚き彼女を見るとにこりと笑みを浮かべるリオ。


『だってパパそうでもしないと私が心配で結婚もできないじゃない?』

『な!?リオは結婚などまだ早いし…なんならずっとパパといてくれてもいいんだぞ??』


俺が慌てそう叫ぶ。


『うん、ありがとうパパ……でもさ、私はもうパパにも安心してゆっくり暮らして欲しいの。』

『リオ…………………………………。』


男親の俺しかいなく、ずっと寂しい思いをさせてきたのは分かっていた………でもこの子は……本当に人を思いやれる素敵な女性として育ってくれたんだと思う。


『パパ………私はパパが大好きだよ………いっつも私の事考えてくれて……気にかけてくれてるのも分かってる……パパの今までしてきた事だって……』


そういうとリオの頭の上に乗ってるスクエルが顔を洗っている。

きっとスクエルを通して俺のやって来たことを少しは分かったのかもしれない、俺はそう考えていたんだ。


『でも………パパ………もう危険な事はしないでね。』

『ああ………分かったよ……リオ。』


俺は真剣な目で彼女を見つめる。

するとにこりと微笑むリオ。


『さあ、帰ろうよパパ。』

『ああ。』


俺達は手を繋いで家路についたんだ。

それから俺達の暮らしは平穏で穏やかな時間が流れた。

俺はリオと同じ時間に起き………マジェスト協会での仕事をする。

これはベルーガ初め仲間達の提案だった。

『BOSS………どうかリオ様との時間を大切にお過ごしください。』

『ベルーガ………だが。』

『もう…エステリオは無くなった様なものです……だから今後は俺達に任せてくれませんか?』

『そうそう……俺達でもじゅうぶんやっていけるし、リオお嬢様との時間を大切にする為に体裁もありますしマジェスト協会での仕事をするのはいいかと思います。』


そう言ったのはホークだった。

俺の脳内にリオの笑顔が浮かぶ。


『お前達…………ありがとう…………ならば……そうさせてもらってもいいか?』

『『はいっ!!!』』

『あ…………ところで……………BOSS……………』


ホークは真剣な表情へとかわる。


『BOSSは現在…………魔神の力を使用できそうですか!?』


その問いかけに俺は驚きを隠せなかったのだ。

そう………実は俺はギーガとの死闘でエレファモスとの融合を数度も果たしてしまっていた。

その連続の力の使用に俺の身体にはより大きな影響を与えていたのだった。

そして現在………魔神具である『魔象牙杖《 まぞうがじょう》』からエレファモスの力を感じなくなっていたのだ。

俺は答える。


『ホーク………気がついていたのか?』

『ええ………俺の能力は魔神の力を察知する能力にも長けていて僅かな魔神の力も見逃しませんので……アレからのBOSSの魔神の力の減少にも気づいていました。』

『そうか………………すまない………確かに俺はあの戦いで魔神の力を使いすぎたらしくてな………まるで寝てしまったかのようにエレファモスの力も感じられなくなってしまっていたんだ。』

『そうでしたか………ならばBOSSにとってはこの休憩はいいものとなりますな。』


ベルーガが笑いながらそう告げる。


『そうそう……………だからBOSS………あなたはリオお嬢様との時間を過ごしていてくださいね。』

『ありがとう皆!!!』


そして俺はこれからリオとの時間を大切に過ごそうと心に決めたのだった。

お読みくださりありがとうございました。

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