シーン113大地を揺るがす攻防。
『うおおおおおーーーーーーーーーーっ!?』
俺は飛び出す。
そして俺達は互いの魔神具を手に叫ぶ。
『クククッ……しねーーーーーーーーーっ!?』
『ギーガーーーーーーーーーーーーーっ!?』
俺達は衝突する。
バリバリと俺達のエネルギーはぶつかり合う。
『クククッ…………さすがはアステリオのBOSS………レギオン…中々やるではないか……。』
『ふん…………それは俺の力を見くびっているという事か。』
『どうかな…………きなあああーーーっっ!!』
ガキイイイーーーーーーーーーーーンっと激しく。
ギーガのギラリと光る魔神具である巨大な爪、それを魔象牙杖でおさえる俺。
ガチガチという音を立てぶつかり合う衝突音。
『クククッ……貴様本当にその力をものとしているようだな………だがな……それだけではダメなのだ………それだけではこの俺の力には到底及ばない………………。』
ギーガのその声が聞こえる。
次の瞬間。
ギュイーーーーーーーーーーーーーーーンっとギーガの爪が伸びる!!!!!
『なにっ!?……………。』
『ティレックス……………ファング。』
その瞬間!!
俺の身体に突き刺さる奴の魔神具の刃。
『うがっ!!????ああっ!?』
激しい激痛を背中に感じる。
俺の視界が歪む。
『クククッ………このまま………その身体を貫いてくれる…………なあ………ティラノス……………。』
その瞬間ティラノスは姿を現し俺を背後から捉え………そして俺の身体はティラノスの恐るべきその巨大な口で噛まれていた。
しかもその身体の激痛。
だが簡単にそれから逃れる事が出来なかった。
遥かなその力。
抗う事の出来ない状況に俺は。
するとその時。
ギーガが口を開く。
『クククッ……どうだ………本物の太古のモンスター………ティラノサウルスに食われる感想は…………圧倒的な力の差にこのまま噛み殺され……………そして死んでゆくが良い。』
ギリギリと感じる激しい痛みはまさに地獄の苦しみに感じる。
(俺はこのまま…………食い殺され………死んでいってしまうのか……………)
俺の脳裏にこれまで関わった者達………そして仲間達…………大切な家族……………………………リイナ………………………彼女の笑顔が見え…………………そして目の前で……………消える。
俺は一人このまま。
すると目の前に現れたのは。
リオだった。
『リ…………………………………オ……………………。』
『リオ!!!!!!!』
リオが俺に微笑みかけた。
俺は…………………。
俺は……………………………………………………。
その時。
視界が完全に戻る。
『うおおおおおーーーーーーーーーーっ。』
『なにっ!?』
ドンっと身体中に突き抜ける衝撃。
すると俺の身体は。
身体中に巡る俺の力。
それは俺の力を覚醒させていた。
先程まで以上の漲る力。
『いくぞ。』
『はあああーーーーーーーーーーーーーっ。』
俺の身体から溢れ出る力は俺に真の身体をくれていた。
それは魔神エレファモスとの真の融合を果たしたようだ………………すると俺の肉体から抜けていくティラノスの牙。
そしてギーガは驚きの声を上げる。
『なにっ!?貴様…………………。』
『ああ……恐らく先程までは俺は魔神との完全なる融合が果たせていなかった………………だが……ギーガ………お前とのこの戦いに俺は確実なる覚醒を果たした………さあ………ここから俺はお前を。』
俺の身体に真の力が宿る。
『はあああああーーーーーーーーーーっ!!』
そして力は爆発する。
ドゴゴゴっと何かが溢れ出る。
そう…………俺の手から溢れ出たのはマグマだった。
すると口を開くギーガ。
『なんだそれは…………貴様の能力はただの力だけの能力だったハズ…………………その力は。』
『ああ…………そうだ…………俺の力………エレファモスはマンモスをかたちどっている………それはかの時代を象徴させるマンモスの真の能力………それは大地の鼓動………『マグマ』だったのだ………』
『マグマ………………太古の時代…………その歴史を止めるものとしたという……………お前の魔神ティラノスもまた………ここで俺が………………………。』
『くそっ……………だがな…………そう簡単にはいかん…………………だが面白い、ここは俺もまた。』
するとギーガの身体に更なる何かが起こる。
『魔神ティラノス……………………限界突破………』
『ならば行くぞ……………エレファモス………限界突破。』
俺とギーガの力は最高潮なものへと変わっていった。
『はあああああーーーーーーーーーーっ』
『グギギ………………………………いくぞ。』
俺達は再び衝突する。
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