シーン111ギーガVSレギオン。
俺たちの前にいよいよ現れたのは敵のBOSSであるこのアメリスアードの地を裏で牛耳る組織エクステリオのBOSSギーガ。
そしてその恐るべき力をまざまざと見せつけたのだ。
すると奴は口を開く。
『クククッ…………俺はこれまでほとんど戦ったことは無い……それはこの俺が戦う必要はなかったのだ……この俺が力を使うなど、久しいなあ……なぜこの俺が戦う必要がなかったか分かるか?レギオンよ。』
俺にそう問いかけてくるギーガ。
俺は問いの意味を理解し……そしてこたえる。
『それはギーガ………貴様が最強の力を持っているからだろう?』
俺の言葉に納得するような笑みを浮かべるギーガ。
『さすがレギオンといったところか………貴様はまだアメリスアードで闇の世界では新参者だったなあ……確か……情報によればお前は自警団に属していた……そしてある事件で同僚達を失った……しかも、事件をおっているうちに自分がマジェストとして覚醒し…その力に気づく、そんなお前はマジェスト協会に入りバカなお前は事件を追うように……そんな時結婚し子を儲け……その妻を失う………そして自分の弱さに聖獣の元へ行き更に覚醒し、現在のアステリオを立ち上げた……という事だったな。』
ギーガはさすがこのアメリスアードを影で支配する程の男………俺の情報など簡単に知り得る事が出来たのだろう。
だが。
『さすがってところか……そこまで俺の情報が知られているとはな……』
『当たり前だろう………俺はこのアメリスアードを支配しているようなものなのだぞ……しかもわざわざ俺の組織の邪魔をするように動いているお前の行動は我々に自分の事を調べてくださいと言わんばかりではないか……』
『ははっ……そう言われたら…………それは正論だな……そうだ…………お前達エクステリオの事を追っていうちにお前達が魔族だということも分かった……そしてそれははるか昔に封じられし魔王復活の為に動いていることまで俺達は分かっているんだ。』
そういった俺の言葉にぴくりと眉を寄せるギーガ。
どこか癪に障ったのだろうかギーガの声色が変わる。
『レギオンよ……この世界では貴様らヒューマン属……そして精霊属が今表舞台では我々魔族を退け、のうのうと我が物顔で生きている……元々は三種族の世界だった……だが、かつての勇者が魔王様を倒したお陰で、今や我々魔族は世界の隅に追いやられ影でしか動けなくなった………これが我々魔族にとってどれだけの屈辱か貴様らには分かるか!?三種族間で一番有能である我々がだぞ!!???』
怒号混じりにそう叫ぶギーガ。
それは確かに奴らからすれば正論なのかもしれないが俺はそうじゃない。
『フン……ギーガよ……それはお前の理論だろう………だがな………俺にとってはそうじゃない………俺にとって、とても大切だった者達を……大切な妻を奪ったお前達を………俺が許すわけがないだろう……………ギーガ………お前はこの俺が。』
俺は魔象牙杖を構える。
するとギーガの魔神具がきらりと輝く。
『許す訳がないだろう……………はああーーーーっ!?エレファモス!!!!!』
ドーーーーーーーーーーーーーーンッと魔族牙杖から光が溢れ出しそれはやがてエレファモスの巨大な姿に形成されていく。
するとやつの魔神であるティラノサウルスもまたその姿を再び見せてくる。
『クククッ………レギオン………これが俺の魔神具と魔神『ティラノス』貴様らと同じく太古の神……そう……あの聖獣が創ったとされる太古の魔神具のひとつである………なぜ貴様らのだけが残り、古代三大魔神とされているか……だが……本来は確かに我々魔族に対抗する為に神が聖獣に創るよう支持し創らせたらしい………だがその時……………聖獣の動きに感づいた我が神である魔王様は聖獣の元へ魔族を密かに送り込んだ……聖獣は勘づいてはいなかったようだが……その時、三大魔神は完成し大地に三つの魔神と魔神具は送られた………だがその時、その僅かな歪みとしてもう一つ……聖獣の放出した力に魔族が紛れ込んでいた……その者が四つ目の魔神具として創られていたのだ……四つ目の魔神具はそのまま海底の底に沈み……やがて海底の底から我らが魔族は拾い上げ……こうして俺様の手に入った………という訳だ…………………。』
『なんだと……ならば貴様もその魔神と共に…………………。』
『ああ…………こいつをいつしか手にしていた俺はこの地アメリスアードで組織を立ち上げ……そして魔王様の復活の為………再び我が魔族の世界がこの世界を支配する為にこうして動いているのだ………さあ………このまま貴様らヒューマン、精霊共を根絶やしにしてくれる。』
そう言い放ったギーガは………その魔神………ティラノスと同化していく。
『くははははははっ!!!さあ………いくぞ!!!』
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