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マジェスト伝説~古代三大魔神の奇跡~  作者: 黒羽冥


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109/121

シーン109ベルーガ、リオのために。

『ククク………………………………………』


ベッカはニヤリと微笑む。

するとベルーガの身体中の毛色が金色へと変わっていく。


『何をしたんだ?』

『獣人は元々がその力と能力は普通の人間よりも高い……だから………その力を更なるものとする者はそもそも少ない……この俺は…その力を手にしたのだ……』

『フン…………何を言い出すかと思えばくだらねえ…………その黄金色がそれだとでもいうのか。』

『ああ………そうだ………先程までとは全く違った俺の力………試してみるがいい…………』


そういったベルーガの身体がさらに輝く。


『獣化……………『そく』』


すると、もこもことベルーガの手足の筋肉が増していく。

ドンッと地を蹴り飛び出すベルーガの巨体。


『いくぞおおおーーーーーーーーーーーっ!?』

『なにっ!?』


ベッカはベルーガの口だけではない動きに焦りを感じる。


『くっ!?確かに…言葉通り早い……くっ………だがこれしきではこの俺の攻撃には耐えれんだろう……………食らうがいい。』


ベッカがそう呟くとその手の杖を振るう。

すると突然の炎を目の当たりにする。


『フン……………これは幻覚………なのだろう!?……そして先のあのヒュドラだとて……言わば貴様が作り出した幻覚なのだろう?』


ベルーガは背後で暴れ回っているヒュドラをチラ見する。


『ほお!?確かに俺はそう言ったな………だがこの俺の幻覚は言うならば神の領域…………それを体感するがいい。』


ベルーガの目の前には炎が立ち並ぶ。


『フン…………どうかな………』


そういったベルーガは身構えると。


『はあああーーーーーーーーーーーっ……獣化………たて!!!』


するとベルーガは自身の左腕に変化が起こる。

ベルーガの左腕には彼自身の力が集中していく。

すると轟音を立て爆炎がベルーガに向け放たれたんだ。

ベッカによる激しい炎!!!

それに反しながら腕の盾で突っ込んでいくベルーガ。


『うおおおおーーーーーーーーーーーっ!?』

『くっ!?貴様……………我が炎を返していくとは!!??貴様!!???』

『貴様を楽させてたまるか……こんな幻術に俺が焼かれるわけがなかろうーーーーーー!?』


だが次の瞬間…………じわじわとベルーガ自身に体毛の焦げる匂いと急激な熱を感じ始める。


『クククっ………それはどうかな?』

『なにっ!?なんだこの熱と焦げる匂いは!!????』


突然現実に引き戻されるかのようにベルーガの身体にははげしい焼かれる激痛を感じる。


『あ…………熱すぎる……………これはまるで本当に焼かれているような……………………』


ベルーガは立ち止まるとフラフラと身体を揺らす………。

そして。


『ククク……ならば焼かれてしまうがいい。』


ボウッと炎はさらに巨大になりベルーガを焼き尽くしていく。


『うああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?』


激しく身体を焼かれ叫ぶベルーガ。

あまりの高温の炎に焼かれ叫んでしまう。

こんな激痛は人生の中で中々感じることはないだろう……………。

するとドシーーーーーーーーーーーーーンっとベルーガはその巨体を地面に沈めてしまう。

そしてベルーガの意識は何かにより飛ばされてしまったのだ。

(さあ、そのまま眠れよ………)


その言葉にベルーガはより深く意識を飛ばして行った。

『べりゅーがあ!これえ!』


それはリオお嬢様が幼い頃の記憶だった。


『リオお嬢様………なんですかこれは?』

『えへへぇ、、、はいこれえ♡』


リオお嬢様はこの俺に花輪……花を編んで首輪を作ってくれたようだった。

それを俺の首まで下げようとしたその時。

ぶちっと俺の太い首で壊れてしまったのだ。

すると涙目になるリオお嬢様。


『リオお嬢様!大丈夫です!!俺はその気持ちだけで十分嬉しいですから!!』


リオお嬢様は首を横に振る。


『ううん!何回もまた作るから、ベりゅうがあまてて。』


涙を浮かべそういって再び俺のために花輪を編んでくれたリオお嬢様。

あの時から。

俺は辛い過去を持ちながらも誰よりも優しいリオお嬢様の為にこの生命を捧げる事を決めたんだ。

すると俺の脳内にはリオお嬢様の笑顔が浮かぶ。

俺はスっと立ち上がっていた。


『なんだ貴様……今トドメをさそうとしてたんだ。』


ベッカはその手にしていた剣を俺の心臓にあてがう。ちくりと肌に刺さり痛みを感じる。

俺の胸には血が滴りおちる。


『このまま…………………しねーーーーーーーっ!?』


どくんっと俺の心臓が跳ねる。

そして俺の身体に黄金が戻る。

パキンっとやつの剣が折れてしまう。


『俺は………リオお嬢様の為ならこの生命………いくらでもくれてやる!!!はあああーーーーーーーーーーーっ!!!!!』


ベッカを鷲掴みする俺。


『ベッカ……………最後だ…………………。』

『ベアーズファング…………クロック。』


ドガドガドガっとはげしい攻撃を与える俺の攻撃はベッカの全身に大ダメージを与える。


『ぐあああああーーーーーーーーーっ!?』


その声は断末魔の叫び声を上げ、ベッカは倒れていったんだ。

お読みくださりありがとうございました。

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