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マジェスト伝説~古代三大魔神の奇跡~  作者: 黒羽冥


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104/121

シーン104ペリオット。

俺達の目の前には最悪の敵……マジェストであるペリオットがニヤリとゲスな笑みを浮かべ立っていた。


『クククッ……なんだあ?お前達の忘れものはそこだろ?』

『貴様………俺達の仲間を……………………。』

『ジェイク………落ち着け………奴は俺達を楽に仕留めようと陽動しているだけだ。』


すると俺の肩にいつの間にか何かがいたんだ。


『くっ!?ネズミ!!???』

『遅い。』


次の瞬間。

俺の身体はバラコンダの一撃を受け吹き飛ばされる。

俺は瞬時にバランスをとり着地する。


『くっ!?』

『ジェイク………冷静になれと言ったはずだ。』

『エル………そんな事言ったってよ……あいつは…あいつは!!???』


俺の身体は思わず震えていた。

すると右手に火傷をおってしまっていたエル。


『エル!!???』


左手で俺を止めるエルザック。


『ジェイク…………ここは戦場だ……………私情は捨てろ………俺の相棒なのだろう?……冷静になれ。』

『くっ!?』


俺はその声にペリオットに視線を向ける。

ニヤリと笑みを浮かべるペリオット。

すると地面には数匹の奴の魔神がわらわらとこちらに向かってきていた。


『さあ……………二人揃って今度こそいくがいいーーーーーーーーーーーーーっ!!???』


俺は魔神具を構える。


『アースドラゴン………………………。』


もこもこと大地が盛り上がっていく。

そして。

ボコーーーーーーーーーーーーっと大地から姿を現すアースドラゴン。


『そいつが……………お前の魔神か。』

『ああ…………そして…………俺の攻撃を…………躱せるかな……………………?』


俺は右腕を引きつけ構える。

するとペリオットがニヤリと笑みを浮かべる。


『きな……………図体だけの魔神持ちが……俺の魔神は個々は確かに小さい…………だがな……その能力を上手く使える者………それがマジェストとしての最高の能力を生み出せるのだ。』


するとチュチュっと声を上げどこからともなく集まりはじめる奴の魔神。


『クククッ……………我が魔神の名は………ボムズラット…………個々は最弱の様に見える魔神だが……………そんな事はない…………一体一体が方腕を吹き飛ばす程の威力は持っている………………そいつらが集まればこうして………………………。』


俺達目掛け一斉に走り出してくるネズミの群れ。

そいつらがやばいという事は一目瞭然だった。


『ジェイク……………コイツらはやばいぞ………このままではここいら一帯が大爆発の影響が出てしまう………もちろん俺達も無事じゃすまない………ここは遠距離からの攻撃に切り替えるぞ。』

『ああ………エル………でも………それじゃ………いつまでたってもやつに攻撃の一手をくだせない!………ここは。』


俺達がそんな会話をしていると奴の声が響き渡る。


『なーにをコソコソと話してるのかは知らんが……もう観念したらどうだ!?この俺はこれまで一度たりとも負け無しのヒットマンだ………ここアメリスアードでもこの俺の名は徐々に広がりつつある……………貴様らがここ最近その名を上げてきているのも知っていた……ダブルガンと呼ばれているらしい……が…………まあここでこの俺様がお前達を仕留めてしまえば……………もうこのアメリスアードで俺の名は独り勝ちだな。』


そう言い放つペリオット。

だがその余裕の表情には確かに奴の能力の高さを物語っていた。


(くそう………………あの爆発は確かにやばい……だがその突破口をどう開く!?………考えろ…考えろ俺………)


これまでの戦いでも確かに俺とエルザックの魔神の能力では圧倒的なその攻撃力が勝り勝利を手にしてきた。

だがここにいる敵はこれまでのタイプにはいなかった本当に………危険を感じさせるものだった。

すると大人しくしていたエルザックが口を開く。


『ふぅ……………………そろそろいいかな?』

『なっ!?エル!?』


エルザックの声に俺は驚きの声を上げていた。


『ほお!?貴様の方がそこのガキよりもさすがに戦い慣れているのか……………冷静だな。』

『まあね……僕は彼のお守りをBOSSから直々に頼まれてるんだから……それは僕としても……遂行させてもらうよ?』

『エル!?突然何を言い出すんだ!?』


エルのなにかの覚悟を決めたかのような発言。

俺はその言葉に違和感を感じる。

これまで確かに俺はエルザックから色々な事を学んできた…でも。


『このガキのお守りは僕としてもそろそろ飽き飽きしてきた所だったんだ……だからそろそろ。』


エルがそう言った瞬間。

ペリオットの背後から音もなく忍び寄っていたのはなんとバラコンダだったんだ。

ペリオットが振り向こうとしたその時。

お読みくださりありがとうございました。

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