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第二十一話 巨大獣ダングル バルガル将軍の怒り 8

 ダバール星人と巨大頭脳ブレイン率いるブレン軍団の破壊ロボットアインアハトの戦いは続いていた。


 そこに到着したのが鉄巨人イチナナとガッダインチームだった。


「なんだなんだ、どうやら仲間割れしているみたいだぞ」

「龍也さん、アレはあくまでも呉越同舟と言いまして、敵同士が別の敵がいた場合に組んでいただけの事です。地球侵略を狙うダバール星人とブレイン軍団、どちらも僕達人類の敵には違いありません」


 まあそう言われればそうだわな。


 だが俺は非常に悪い予感がする。

 間違いなくこの状況で漁夫の利を狙う奴がいるとすれば、ウルフ博士と三島防衛長官の姿をしたアイツだ。


 あいつ等がどこから手を出してくるか、しっかりと見極めておかなくては。


 ダインマシンがガッダイン5に合体した。

 流石にこう何話も合体シーンが続くと流石にバンクも簡略化されるもので、ガッダイン5は俺達の知らない間に合体を完了させていた。


「いくぜ! 敵がダバールでもブレインでも関係ねーよ、オレ達の敵をぶっとばすだけだ!」


 まあ、龍也はそういう性格だ。

 そこまで深く考えず、思ったままに動く。

 それでうまい事行くこともあるが、そうでない場合は大抵千草や竹千代に止められるのがパターンだ。


「イチナナ、今はアインアハトに攻撃を集中して!」

「ラージャー……」


 それに対してフジ子は冷静に判断した上で鉄巨人イチナナに命令をする。

 同じ時代の主人公としては正反対の二人だ。


 巨大ロボット達の軍勢入り交じりの大乱戦は混戦を極めた。


 そこに飛来する巨大物体! あれは……ウルフ要塞だ!

 ウルフ・ヘミングウェイが乗る大型要塞で、番組終盤まで登場していた。


 その下部に巨大なミサイルがある! あれが破滅ミサイル水爆砲か!


「ハーハハッハハハ! これで全部の生意気な奴らがオシマイデース!」

「ウルフ、いいか。今度こそダバール星人もろともブレイン軍団を壊滅させてやれ。秩父の山中にあのミサイルを叩き込むんだ!」

「分かってる、ミスター・ミシマ! ワタシに命令するナ!」


 どうやらまたウルフ博士と三島防衛長官の姿のアイツが組んで悪だくみをしているようだ。


「バルガル将軍殿、アレは防衛軍の最悪兵器、破滅ミサイル水爆砲だ! アレを爆発させたら地球がメチャクチャになる。征服後の環境保持のためにもアレを阻止してくれないか!」

「何だと!? ブキミーダ殿、それは本当か。わかった、一旦戦闘を中止しよう。巨大獣ダングル、一旦攻撃を中止だ」


 巨大獣ダングルと巨大獣バルバルが攻撃を止めた事に破壊ロボットアインアハトが疑問を持ったようだ。


「どうしたのだ? 戦闘中では無かったのか?」

「すまないが一時休戦を申し込みたい。今はお前と戦っている場合ではなさそうだ」

「何だと? 一体何があったのだ?」


 破壊ロボットアインアハトが休戦の申し込みに戸惑っている。


「なんだなんだ、アイツらいきなり戦いをやめたみたいだぞ」

「龍也さんっ! アレを見てっ!」

「あれって? 何だよ、あのデケえ要塞と下のミサイルは!?」


 どうやらガッダイン5と鉄巨人イチナナもあのミサイルに気が付いたようだ。


「成程、龍也さん、どうやらダバール星人とブレイン軍団の破壊ロボットはあの要塞とミサイルを見て攻撃をやめたようです」

「何だよ、一体どういう事なんだよ!?」


 ガッダインチームも破滅ミサイル水爆砲に気が付いたようだ。


「ガッダインよ、吾輩はダバール星人の将軍バルガルである。提案があるのだが聞いてもらえるか?」

「へっ、敵の親玉かよ。そんで、一体何の用なんだよ!?」

「お前達にも協力してもらいたい、あの巨大ミサイル、あんなものが地球に落とされたらお前達もたまったものではあるまい。あの要塞を破壊するのに協力してもらいたい」


 さて、龍也達はこの提案をどう受け入れるものなのやら。

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[一言] 我々は地球を手に入れたいのであって滅ぼしたい訳では無い! って敵が手を貸してくれる展開、好きです。
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