55話 閑話 ~歓迎会③~
ロリフェイスだが、勝ち気な顔をしている。
声はちょっとハスキー。
「えーと···大太刀を腰に吊るすための小物が欲しいんだけど。」
「大太刀って何?」
ああ、普通は知らないよな。
「東方の国固有の刀って言う剣のでっかい版かな。」
「へ~、そんな武器があるんだ。今持ってないの?」
「うん。調整してもらってる。」
「そうなんだ。そういう小物ならこっちだよ。」
案内してくれた。
後ろから歩いているとプリプリしたお尻をしている。
よく見えるように少し距離をあけた。娼館の前を通った時のムラムラ感が再発している。
犯罪者にならないように自重しよう。
「これじゃない?」
レザーで作られた小物類が陳列された棚を指してニッコリと笑っている。
少女のようなあどけなさとプロポーションのアンバランスさがフェチにはたまらん。
ああ、だめだ。これでは変態だ。
事情により前屈みになりながら目当ての小物を見る。
「何か変な体勢。背が高いからそうなるの?」
「···うん。」
真面目に小物を見ることにした。
機能的には問題がなさそうだし、鞘を入れる大きさも大丈夫そうだ。黒と茶色のものがあるので黒を選んだ。
「肩から吊るす鞘入れも欲しいなぁ。」
「それならこっち。」
再び後ろを歩きプリプリを堪能する。
「さっきと同じ鞘の大きさならこれが良いんじゃない?」
肩からたすき掛けにして吊るす幅広の帯剣ベルトを手にしてニッコリと笑う。
その笑顔も素敵だよ。
「じゃあ、これにするよ。」
「うん。」
「ありがとう。」
「タイガのためだもん。」
一瞬考えた。
初対面だよな?
なぜ俺の名前を知っているんだ?
「もしかしてスレイヤーなの?」
「そうだよ。パトリシア·ギルバート。リルスター·ギルバートの妹。」
マジか···。
お尻···触らなくて良かったぁ···。




