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【完結&1115万PV突破!】エージェントは異世界で躍動する!  作者: 琥珀 大和
エージェント、異世界へ行く!?

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370話 そして、エージェントは伝説となる⑥

眩い光を発したタイガに、身廊にいるもの達は、皆動きを止めた。


「えっ!?タイガ?」


何が起こったのか、理解が追いつかないフェリ達は、発動していた魔法を無意識に解除した。教会本部には武器を持ち込めないので、5人は専ら魔法による攻撃で応戦をしていたのだ。


同様に、相対していた聖騎士達も動きを止めていた。光がおさまるにつれて、ありえない姿が視界に入り、ついには膝をつく者達も現れだした。


「やはり···タイガ殿は···本物の英雄なの···だな。」


エクストラ·ヒールで急速に回復していたクリスティーヌは、意識を取り戻し、タイガの姿を見た。そして、これまでの自分の考えが正しかったと、勘違いをするのだった。


「クレア、あれがあの方の···真の姿か。」


「え···えと···どうかな···。」


姉が回復したことへの喜びは大きい。だが、クレアには事の経緯を説明するのが難しかった。何せ、神が絡んでいるのだ。


「それよりも、体調はどう?何ともない?」


詳しい話は後回しにして、話をすりかえた。


「かなり出血をしていたからな。万全ではないが、大丈夫だ。ありがとう、クレア。」


「お礼ならタイガさんに言ってあげて欲しいな。私たち二人を、ここまで連れてきてくれたのは、タイガさんだから。」


そう言われた瞬間、うっすらとした記憶の中に、お姫様抱っこをされた自分を思い浮かべる。


「う···。」


「どうしたの!?お姉ちゃん。」


急に悶えだした姉を見て、少し心配になったが、顔を真っ赤にして嬉しそうに笑っているのを見て、放っておくことにした。たぶん、タイガにお姫様抱っこをされたことを、思い出しているのだろう。


クレアは、タイガを見た。

ようやく光がおさまり、その姿が露になると、そこには凛とした漆黒の鎧が現れる。


「テトリア様···。」


身廊にいるほとんどの者が、気づいていた。クワイヤの左手に見える彫像と、光の中から出てきた鎧姿の男が同じ装いであることを。


「テトリア様だ····テトリア様の再臨だ!」


誰かがそう叫び、身廊内は一気に大騒ぎとなった。










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