235話 冒険者ギルド④
「冒険者ギルドにああいった輩がいるのは、私の管理不足だ。いろいろと迷惑をかけて申し訳ない。」
「···先程の爆笑は何でしょうか?」
「ああ、すまない。ある方面から君の二つ名を聞いていたものだから···まさしくその通りだったよ。」
「どの二つ名ですか?」
いっぱい有りすぎてわからん。
「グレート·プレッシャー(圧がすごい)だ。」
「···それって、ジョシュアさんから聞いたのではありませんか?」
「そうだが。」
俺はスレイドを見た。
目を逸らしやがった。
おまえか。
「先程の経緯を見ていたが、噂以上だった。グレーテスト·プレッシャーでも良いんじゃないかな。ハッハッハッ。」
またもやバルトールは笑いだした。笑い上戸かこいつ。
国王や大公と同じで疲れるおっさんだ。
いや、待てよ。
よく考えたら、こいつら全員が親戚じゃないか。血の繋がりはともかく、この縁族はおっさんになったらめんどくさい奴等になるのか?
俺はそっとガイウスを見た。
「あれ、どうかしました?」
あどけない顔で笑顔を見せるガイウス。
そうか、あいつもいずれこうなるのか。
テレジアと結婚をすることになれば大変そうだ。親戚の集まりでストレスしか溜まらんぞ。
気をつけよう。
落ち着いた所で、改めて本題に入った。
俺以外のメンバーは面識があるようだし、バルトールは協力的だった。
「了承した。魔族の脅威は知っているし、ガイウス達にも良い経験になるだろう。」
「ありがとうございます。」
「ただし、一つだけ条件がある。」
「何でしょう?」
「ワルキューレの2人だけでは護衛の人数が足りないだろう。冒険者からも何人か出そう。」
えっ?マジで?




