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【完結&1115万PV突破!】エージェントは異世界で躍動する!  作者: 琥珀 大和
エージェント、異世界へ行く!?

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157話 レイド vs上位魔族⑬

タイガはアッシュのいる方角から強い邪気を感じた。


だが、目線を外すことはない。


迫ってくる魔族がそちらの方に気をやったので間隙ができたのだ。


抜刀。


蒼龍が空気を切り裂き、魔族を両断した。


戦闘中に他の事に気を取られた奴はこうなる。魔族は自分の身体能力を過信し過ぎて、人間と戦っていても気を抜きすぎなのだ。


それにしても、アッシュが対峙しているのは普通の魔族ではなかった。邪気の質が違いすぎる。


「とりあえずこっちを片づけるか。」


そう呟きながら、こちらで交戦する状況に目を向けた。


どれだけ相手が強かろうが、一対一の闘いには干渉すべきではない。特にバトルジャンキーたるアッシュの獲物を横取りするのは本人も望まないだろう。


死にそうになったら助けて恩を売っとけば良いしな。




パティは魔族の間合いに入ってダガーを振るった。


これで何度目の攻撃だろう。

バーネットの盾による突進との同時攻撃。ヒット&アウェイで退いた時にはシスとテスが魔法の攻撃により、魔族の動きを足留めしていた。


焦らない。


絶えず冷静でいること。


タイガの教え通りにそれを守る。


バーネットも、シスもテスも、その事だけは忠実に守っている。


不思議と魔族に対する恐怖心はなかった。自分1人ではどうにもならない相手でも、他の3人と相互にカバーができていれば何とかなる。今はその思いがあった。


魔族の表情を見る。

好きに動けない苛立ちが見えた。


こちらのコンビネーションが成功している証拠だ。ダメージも蓄積してるはず。


バーネットとアイコンタクトを交わし、さらに身体能力強化の魔法を重ねがけする。


相手の懐に入り、コンパクトなフォームでダガーを横に薙いだ。


スピードの増したパティの斬撃を避けるために反射的に後ろに下がった魔族。


その側頭部にバーネットの盾が打ち込まれる。


これまで突進という直線的な動きしかすることのなかったバーネットが、盾を剣のように横に薙いだのだ。


単調な攻撃を続けると敵の反撃をくらいやすい。逆に言うと、突然の変化を組み込むことで相手は対応を誤る。スピードの変化、攻撃パターンの変化、連携技の変化。状況に応じた変化を組み合わせることで二乗の攻撃パターンが完成する。


こめかみ辺りを強打された魔族は体勢を大きく崩していた。


パティは横に薙いだダガーを手首と肘の動きで返して刺突に変化させる。


魔族のみぞおちに刃が入った。


パティとバーネットが深追いせずに素早く後退すると、テスによる炎撃が追い討ちをかけ、さらにシスの剣撃が魔族にトドメをさした。


「····やった。やったよーっ!魔族を倒したっ!!」


4人は晴れやかな表情をして、互いの顔を見てから微笑みあうのだった。








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