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勘違いなさらないでっ! 【29話】

こんにちは。少し短めですが、どうぞよろしくお願い致します。

「いくらお姫様だからって許されませんわっ! お姉様はわたくしのお姉様です。ずっと一緒にいて、本を読んで、楽しく暮らすんですわっ!」

「無理。頂く」

 わたくしの右腕にしがみつき、ニヤリと笑うアシャン様。それに対してティナリアは、左腕に片手を絡ませたままツンと顔を反らして左手で扇ぐ。どうやら気を落ち着かせているらしい。

 アンは作業を中断させ、そっと姿勢を正して見守るように控える。

「一体何があったの、ティナ」

 わたくしはまだわけが分からず、とりあえずティナリアに聞いてみることにした。

 ティナリアはまだほんのり顔を赤くしたまま、伏せ目がちに視線をそらしたままポツリとつぶやく。

「……姫様がアンソニーは無能だって」

「ん、無能。能無し」

 アシャン様の言葉に、ティナリアの目にキッと怒りが宿ると、噛み付かんばかりの勢いで振り向いた。

「アンソニーは誠実で一途なんですわっ!」

 しかしアシャン様は首を横に振る。

「ヘタれ」

「違いますっ! ヒロインの為に自ら身を引き、彼女を影から支える役に身を置いた孤高の騎士ですっ!」

「貧乏くじ男」

「んまぁーっ! 姫様はもう一度じっくりお読みになったほうが良いですわっ! いえ、一度とはいわず三度は検証すべきですっ!!」

「ふんっ」

 とうとうアシャン様は、ぷいっとティナリアから顔を背けた。

 ティナリアはまだ何か言いたそう睨んでいたが、わたくしの呆れたような視線に気がついて罰が悪そうに首を引っ込めた。

 はぁっとわたくしは大げさにため息をつき、アシャン様とティナリアを一回ずつ見て口を開く。

「……で? アンソニーとは誰です」

 なんとなくだが『ヒロイン』とか『孤高の騎士』とかから察するに、要は小説の話ではないだろうか。おそらくその主要人物の一人が『アンソニー』。その彼のことで二人はケンカしている。

 アシャン様が答える可能性は低いので、わたくしはティナリアをじっと見た。

 するとようやくティナリアが渋々という形で答える。

「あの、小説の……『愛ある故に』というお話の主人公の一人ですわ。最初はヒロインのエルザと相思相愛なのですが、主の娘というエルザを立てて、どこまでもひたむきに彼女を支える男。それがアンソニーですの!」

 話し出したとたん、わたくしの左腕から手を離し、その手を上に向けティナリアは声高々に語りだした。

「二人は親も認める公認の中になり、幸せに暮らしていました。ところがある日、お国の事情から高位貴族のエルザは隣国の王子様との結婚が決まりますの! もちろん二人は嘆き悲しみ、一度は駆け落ちをするまでになります。でもアンソニーは気がつくのです! 駆け落ちの先に待っているのは追っ手に怯え、エルザに苦労をかける日々。そうなってはエルザは幸せになれない。それに彼女の愛する国と家族を見捨てられない、と! こうしてアンソニーは自分の想いを封印し、隣国に嫁ぐエルザを一生支える騎士となったのです!!」

 語りきったティナリアは、胸の前で両手の指を組み合わせ、うっとりと目を閉じて感傷に浸った。

「つまり、そのアンソニーの感想について意見が対立しているのね」

「そうですわっ!」

 パッと身を翻して、再びわたくしの左腕にしがみつく。

「姫様はアンソニーのことを『意気地なし』とおっしゃったの。エルザだって『家族や国を捨てるわたくしなんて』と、ずっと懺悔してたもの。相手の王子様もエルザを愛してくれたし、最後にはエルザは結婚式で微笑んでいたわ。切ないけどハッピーエンドなのよ」

「無理、無理」

 アシャン様は首を横に振り、サイラスが時々浮かべる黒い笑みそっくりな笑みを浮かべる。

「『奪ってこそが愛』」

 ポカンと口を開けたティナリアに対し、わたくしはアシャン様らしくない言葉に首を傾げる。

「……アシャン様、それ誰の言葉ですの?」

「母様」


 やっぱり、王妃様でしたかっ!!


 わたくしは口元が引きつるのを感じつつ、やんわりとアシャン様に言う。

「アシャン様。人の幸せは人それぞれです。お話の中ではありますが、エルザもアンソニーもそれぞれに幸せになったのですわ」

「シャナリーゼもか?」

「え?」

 アシャン様の少し青みが買った黒目が、まっすぐにわたくしを捉える。

「シャナリーゼの幸せ」

 わたくしは一瞬息を飲んだものの、すぐに口元を緩めた。

「わたくしの幸せは誰の目も気にせず静かに暮らすこと。それはアシャン様のお兄様の側では叶いません」

「……そうか」

 以外にあっさりとアシャン様は引いた。

「仕方ない」

 ポツリと呟いたアシャン様の口調は、どう考えても諦めた感じではなかった。聞き間違いであって欲しいのだが、まるで最終手段に移る前のような呟きだった気がする。

「……アシャン様」

 悪い予感しかしないので、一応忠告しておこうと呼びかけると、アシャン様はするりとわたくしの側から離れた。

 そして開きっぱなしでナリアネスが立っている扉へ、まっすぐ歩き出す。

「戻る」

 そう言ったっきり、アシャン様は足を止めることなくナリアネスの横を通って出て行ってしまう。

 ナリアネスはわたくし達に会釈すると、扉を閉めた。

 パタンと扉が閉められてから、ティナリアがそっとわたくしの袖を引いた。

「お姉様、あのお姫様少し変わっていらっしゃるのね。最初は恋愛小説がお好きって、前にサイラス様がおっしゃっていたからその話をしたのに、批判ばかりされるのよ」

「そんなことを言ってはダメよ。アシャン様は少し口数が少ないけど、前向きで優しい方だとレインが言っていたわ。少し言葉の受け取り方を変えて接してみて」

「……はい」

 渋々ティナリアもうなずいた。

 わたくしは椅子を反転させ机の上を見る。そこには書いたばかりのプレイジ辺境伯へのお礼状と、シェナックス孤児院とフェリム孤児院への手紙が乗っていた。

「アン」

「はい、お嬢様」

 今まで空気のように控えていたアンが、サッと机の側に歩み寄る。

「この手紙を出しておいて」

「かしこまりました。すぐに手配いたします。荷解きについては、また戻り次第始めます」

「えぇ、お願いね」

 手紙を持ったアンが一礼して部屋を出て行くと、じっとなぜか悲しげにわたくしを見るティナリアの姿に気がついた。

「どうしたの?」

 椅子から立ち上がり、ティナリアの両頬に手を添える。

「『妖精が泣くと嵐が来る』っていうわ。泣くのはお止めなさいな」

 やんわり言っても、すでにティナリアの目には溢れんばかりの涙が溜まっており、パチリと瞬きしたと同時に頬に流れてしまった。

「だっ、だって、お姉様が結婚しちゃう」

 後から後から流れる涙を、わたくしはポケットからハンカチを出して拭った。

「しないわ」

「で、でもイズーリのお城に行ったり、姫様まで来たり……」

 ティナリアの涙を拭きながら、わたくしはティナリアが泣く理由が分かった気がした。

 おそらく今までサイラスとの結婚話が出ていても、ティナリアの中ではどこか他人事のように思えていたのだろう。--いつも通りわたくしが結婚話を蹴散らすと信じて。

 ところが今回、わたくしがサイラスの実家とも言えるイズーリの城へと行ってしまった。その理由が強制的なお見舞いだったとしても、行ったことには間違いない。

 そして帰ってきたら妹姫を連れている。

 わたくしはそっとティナリアを抱きしめた。

「大丈夫よ。わたくしあなたが良い人を見つけるまで、どんなことがあっても側にいるわ」

 じっとしていたティナリアが、小さくこくっとうなずいたので、安心させるためにもう一度抱きしめた。

 そしてそのままわたくし達は、久々に姉妹だけの会話を楽しんだ。

 アンが戻ってきたのは、随分時間が経ってからのこと。

「シャーリーお嬢様、ティナリアお嬢様。仕立て屋が参りしました」

 姉妹二人っきりにしてくれたことをアンに感謝しつつ、わたくし達は一階へと下りた。


 。・☆。・☆。・☆。・☆。・☆


 仕立て屋は上等の絹を見て喜ぶ。

「腕が鳴りますわっ!」

 なかなかお目にかかれないものだったらしい。ハートミル侯爵家くらいになると普通に使っていそうだけど、中流貴族の我が家では滅多に扱えない絹だった。

 採寸はそれぞれ行うが、わたくしとアシャン様は一緒に行った。

 慣れない異国で、人見知りのアシャン様が意見を言えないのではないかと思ったからだ。

 仕立て屋にはあえてアシャン様の身分は告げず、お客人として紹介した。おかげで仕立て屋はいつも通り自分の意見を遠慮なく言ってくる。

「まっすぐで美しい御髪ですこと! 大振りのものより小さめの花をスカートの裾部分に、波をつけて刺繍しますのはどうでしょうか?」

 ササッと仕上げたデザイン画を見て、アシャン様は黙ってうなずいた。

「それでいいわ。お願い」

「かしこまりました」

 さすが商売人。アシャン様の態度を気にもせず、黙々と自分の仕事をしていく。

 マダムが連れてきたお針子達も、四人分の採寸とあって忙しく動き回る。

 こうしてあっという間に時間が過ぎ、日が暮れる頃にようやく仕立て屋は帰って行った。

 

 わたくし達が採寸をしている間に、アシャン様のお部屋の用意が整った。

 そうだわ。わたくし指示をしてない。

 しかしアシャン様が御自分の寝相の悪さについて御存知かどうか、それも把握していなかった。

 いきなり寝台の周りにクッションを敷き詰められていたら、わたくしだって首を傾げるわ。かと言って寝相が悪いの知っております、とばかりに準備されるのも嫌だろうし。

「アシャン様、お部屋に行ってみませんか? 何か足りないものがありましたら、遠慮なく教えてくださいまし」

 採寸が終わったばかりでお疲れかと思ったが、夕食の時間まで時間がない。

「わかった」

 一口お茶を飲んだだけで、アシャン様は立ち上がった。

「ではお母様、失礼しますわ」

「えぇ。姫様も遠慮なく申し付けて下さいね」

「んっ」

 にっこり微笑んだ母に、アシャン様は少し照れたように目線を反らしてうなずいた。

「わたくしも行きます」

 すぐさまティナリアも立ち上がり、わたくしは右腕をティナリア、左腕をアシャン様に掴まれて一階奥の客室へと向かった。


 我が家の中で一番広く豪華な客室は、落ち着いた色だったカーテンをアシャン様の年頃に合わせてか、少し明るい黄色に変えていた。それに合わせて寝具も白いレースがついた黄色いものに代わっており、クッションも白地にや色とりどりの花の刺繍が施されたものがそろえられていた。

 家具は白で統一されていたが、レース編みの上に小さな花を浮かせた透明な皿を置いたり、きれいな香水瓶などを置くなどして、全体的にかわいらしいものに変化していた。

 頑張ったわね、うちの家人一同!

 じっくり客室を見回していたアシャン様に、ティナリアがそっと近づく。

「姫様のお部屋には、どのようなものがありますの?」

 それはティナリアの純粋な好奇心からの質問。

 アシャン様はじっとティナリアを見て、少し間を置いて答えた。

「人形、コレ……たくさん」

 『コレ』とアシャン様が指さしたのは、寝台の上に置かれたクッション。

 やっぱりクッションはたくさんあるのね!

 ざっと見たところ、用意してあるクッションは五つ。……足りないわ。

 集めなきゃ、と思ったとき、ティナリアがパンと両手を叩いた。

「まぁ、お人形お好きなのですね! わたくしも大好きです。よかったらお人形お貸し致しますわ」

「ん、いる」

 すぐさまうなずくアシャン様。

「では、わたくしのお部屋へ」

 するりとわたくしの腕を放して、二人とも仲良く客室を出て行く。残されたわたくしは、メイドに最低ニ十はクッションを集めるように言った。

 驚くメイドに、わたくしは「お城ではもっと大きな寝台でお休みかもしれないでしょ?万が一寝台から落ちて怪我をされては困るわ」と簡単に説明した。

 

 しかし、わたくしのこの心配は無駄になる。

 

 夕食後、アシャン様がティナリアの部屋に引き篭もったからだ。


 数時間前までいがみ合っていた、というか気が合わなかった二人が、人形、ヌイグルミの趣味が一緒だということで意気投合。もともと同じ趣味だった恋愛小説も、イズーリに出回っていない本を見つけて喜ぶアシャン様に、ティナリアの世話好きが爆発。アレコレ勧めていた。

 お願い。決してボーイズラブだけは勧めないでね。

 もし、万が一アシャン様がそれに興味を持ったら……わたくしあなたの婚約者を見ないまま、速攻で雲隠れするわ。王妃様とマディウス皇太子が、今のわたくしにとって一番怖い。

 ドキドキしながらティナリアの部屋で二人を見守っていると、さすがのティナリアもボーイズラブを勧めることはなかった。良かった!

 その後夕食の時間になり、本来なら正装だが、まだアシャン様の衣服が満足に揃っていないので、いつも通りのラフな格好でということになった。 

 しかし夕食の内容は料理長が、この短い時間で相当頑張ったようだ。

 ぺろりと全て残さず食べたアシャン様に、汗をかきながら挨拶をした料理長。興奮のあまり、最後には「ぜひわたしもイズーリ国の料理を学びたい!」と、とんでもない発言をしていた。しなくていいわよ、料理長。

 

。・☆。・☆。・☆。・☆。・☆


「んーっ!」

 わたくしは寝台に一人仰向けになり、全身を大きく伸ばしていた。

 二日ぶりの一人寝という快楽が、わたくしを容赦なく眠りへと誘っている。

 思えば昨夜も対策を練っていたとはいえ、充分な睡眠はとっていない。

 リリーには一応伝えて、ティナリアの隣の部屋にいっぱいクッションを運んでおいたから、どうにか対応できるはずよ。

 柔らかな寝具に包まれ、わたくしはもう限界。

 ウトウトしながら、明日朝一番にすることを考える。

 

 そうだわ。なんだかんだで忙しく、帰ってきたというのにプッチーとクロヨンに会っていないわ。

 あのかわいらしい、柔らかな丸い体をギュッと抱きしめて、思う存分堪能したい。

 アンが言うには元気でした、らしいけど、早く自分の目で確認したいわ。


 そうしてわたくしは疲れからか、夢も見ないでぐっすりと眠った。


。・☆。・☆。・☆。・☆。・☆


 翌朝、アンに起こされてゆっくり目を開けた。

 正直まだ眠い。

 ぼーっとするわたくしに、アンが明るく言う。

「シャーリーお嬢様、今朝はプッチィとクロヨンのところへ行かれるのでしょう? 抜きたての人参を用意しておりますよ」

 ほら、と見せた小さな籠には、四本の人参が入っていた。

「そうだったわ!」

 わたくしは急いで起き上がると、手早く着替えてアンとともにウィコット達専用の部屋へと急いだ。


「ただいま、プッチィ、クロヨン!」

 驚かせないようにとそっと部屋に入ると、何やら扉のすぐ側に黒い塊があった。

 というか、良く見ればそれは黒い服を着て、がっくりと床に両肘両膝をついて丸くなってうな垂れるお兄様だった。

「え。お兄様? どうなさったの?」

 問いかけても何も答えないお兄様。後ろで扉を閉めたアンを振り返り、お互い首を傾げる。

 まぁ、いいわ。

 あっさりお兄様を捨て、わたくしは目当ての二匹を探した。

 そしてすぐに見つけた。

 

 ……部屋の隅で毛を逆なで、身を低くして警戒心丸出しで唸っている姿を。


「みぃうぅうう」

「みううううぅ」

 前足をきっちりそろえ、とにかく二匹して威嚇している。


 えぇええええええ!? 何があったの!


「プッチィ? クロヨン?」

 ゆっくりとわたくしが近づくも、二匹はますます毛を逆立てて威嚇を強める。


 一体何をしたの! お兄様っ。

 わたくしの癒しが目の前にあるのに触れないっ!

 

 とにかく一度扉のところまで引き下がると、まだ床にうずくまるお兄様に膝をついて聞いてみた。

「お兄様、何をしたんですの?」

「……わからない。ただ部屋に入ったら、一瞬であぁなった」

 そう言って指し示す震える指の先には、絶賛威嚇中の二匹。

 他家の番犬に恐れられるお兄様にすら慣れていた二匹に、一体何があったのかしら?

 その答えはあっさりアンによって解決される。

「まぁ、きっと二匹ともお二人を忘れてしまったのですわ。一週間以上お留守でしたし」


 ガァーン!!


 鈍器で頭を殴られたような衝撃、というのはこのことかしら。

 へなへなとお兄様の横に座り込んだわたくし。その様子にも二匹は威嚇の声を上げる。

 

 なんてことなのっ! 強制お見舞いの弊害がティナリアだけじゃなく、二匹にもおよぶだなんてっ!

 そうよね、もともとちょっとおバカな理由で乱獲されたんだものね。

 きっとこの威嚇はお兄様のせいだわ。 

 わたくし一人なら世話をしていればニ、三日には元通りよ。初対面ではわたくし、ウィコットに大人気だったし!

  

 アンがわたくし達に遠慮しながら二匹に人参を与えるのを、わたくしとお兄様は部屋の隅っこでじっと身を潜めて悔しがりながら見ていた。 

 そしてアンが二匹にじゃれ付かれながら、ブラッシングを終えるのをイジケそうなお兄様と見ていると、扉がノックされて一人のメイドがやってきた。

「シャナリーゼお嬢様、旦那様がお呼びです」

「お父様が?」

 今呼ばなくても朝食の席で会えるのに、とわたくしはメイドについてウィコット達の部屋を出た。

 あ、お兄様は放置しました。アン、あとはよろしく。


 メイドに案内されたのは食事をする部屋のすぐ側の部屋。

 中に入ると父と母が、並んで長椅子に座っていた。

 目の前のテーブルにはキレイに包装され、リボンのついた白い箱が置かれている。

 

 ……何かしら、嫌な予感。


 部屋に入って目線を箱に向けつつ立ち尽くすわたくしに、父は不安げな顔で言った。

「シャナリーゼ、お前にイズーリ王妃様から贈り物だ」

 

 嵐の予感ですわ。









読んで頂きありがとうございます。

ティナリアは……シスコン健在ですw

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