身体を崩そう!(キャラ作画2 ポーズ1)
今回は身体のポーズについてです。
と、その前に、
みなさま、この教室では、Kan先生の作品、
『ピジョラの襲来』
https://book1.adouzi.eu.org/n4561ev/
の挿絵を描くのが、もう一つの目標だったって覚えていますか。
美少女巫女の飼い鳩が超巨大化して、町を襲撃するというお話です。巫女はいなくなった鳩を探します。その一方、香川博士は巨大生物の謎を解き、町を救おうとします。
さわやかなユーモアにあふれ、読んで絶対に損はしない作品です。
(お色気シーンもあります??)
クルックー!!
鳩の「はっちゃん」だよっ!
正直言いますと、この挿絵の制作、ものすごく難しいんですよねー。
行き詰ってます。
何でかって?
それは、この巫女の絵に、新たに描いた背景をつけて差し上げるという制限があるからです。
そして、作品の特徴、巨大なハトを描きたいのだけれど、巫女がそのままだと、普通に考えると、こうなっちゃう。
イメージ
一応、絵の枠内に、ハトが描けているけれど、この絵だと、巫女が主役。
でも作品の真の主役は、香川博士という別の人物なんですねー。
ということで、まずそこが、ちぐはくになってしまう。
それから、構図。
これは、巫女がウルトラマン並みに大きいか、あるいは、高層ビルの屋上(あるいは窓際)に立っていない限り、こんな構図では描けません。
ウルトラマンはないので、仮にビルの上だとすると、なぜ、巫女はビルの上にいるのか。ほとんどの場合、屋上は関係者以外立ち入り禁止です。
仮に、デパートなどの屋上だとしても、転落防止のため、壁や柵などで、水平線以下の街並みはあまり見えず、見えるのはほとんど空だけ。だから、危険な縁とかによじ登って、立たないといけない。
そこで静かに下を見ているのなら、これはまるで自殺をしようとしているように見えちゃいます。
高層ビルの窓なら、安全に街並みが見えるけれど、そしたら、巫女は、いったい何をしているのか。鳩を探しているのではなかったのか。床の方を見て平然としているのはオカシイ。
いずれにせよ、巨大怪獣が暴れていたら、それに食い入るように見るか、逃げ出すか、この構図では話の整合性がなくなってしまいます。
巨大ハトをあきらめ、香川博士を新たに描いたとすると、今度は、うつ向いている巫女と、どんな関係を描いたら良いのか。
むずかしいですねー。
もし、何か良いアイデアがありましたら、ぜひ、教えてください。
と言うことで、時間稼ぎのため、現実逃避のため、お絵描き教室に戻ります。
今回は身体のポーズについて。
全身は、どのように描くか。
ふつうに、こう描くと、どうでしょう。
まあ、棒立ちは、つまらないですよね。
なので、身体を崩しましょう。
重心をずらし、関節を曲げます。
重心は足心(足の裏の中心)を結ぶ中点が前後左右に片寄るようにします。
関節は、二つ以上曲げましょう。すべてを少しづつっていうのも良いです。
すべての関節が真っすぐとか、一つだけ曲がっている、は不自然。
デッサン学では、その度合いは数値で表すことができ、それを「ジョジョ度」と言います。例えば、広瀬康一は65。ナランチャは100。
(ウソです)
それらを考慮した上で、ポーズを決めます。
では、どのように決めたらよいのか。
映画『ホームアローン』のマコーレ・カルキン君の有名なポーズが、ムンクの「叫び」から来ているように、ポーズには何かしらの「意味」が必要です。
必要っていうより、意味があると「見る人の記憶に残りやすい」って言ったほうがいいかも。
それらが絵の状況に合っていると、「上手く見える絵」になります。
と言うことで、次回はポーズの意味について。
お楽しみに!




