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じょばれ! 〜城上女子高校バレーボール部〜  作者: 綿貫エコナ
第二章(城上女子) VS音成女子高校
29/374

25(ひかり) 裏ローテ

 ちょうどローテが半周した成女なるじょは、鞠川まりかわ千嘉ちか先輩――マリチカ先輩のサーブ。


 鋭い打球は岩村いわむら万智まち先輩へ。カットが乱れ、レフトを守っていた北山きたやまさんの上空へ。


「わっ、えっ! 自分、どうすれば!?」


「私に任せろ、まりーな!」


 おろおろする北山さんを声で押しのけて、落下点に入った宇奈月うなづきさん。仰け反るようなバックトスで、ライトへオープンを上げます。ネットに近い難しいトス。それを藤島ふじしまさんが、


 ばしっ、


 と二枚ブロックの上から叩き落として、6―8。


 レフトからバックトスで反対側ライトへボールを持っていく宇奈月さんも宇奈月さんですが、決して打ちやすいとは言えない今のトスを『当たり前』のようにあっさり決める藤島さんも藤島さんです。


「ちょっと和美かずみ愛梨あいり!? せめて触りなさいよ!」


 悲鳴のような声を上げる相原あいはら先輩の気持ちもわかります。並みのアタッカーなら、確実にシャットアウトコースでしたから。


「いや〜、わたしたちなりに精一杯跳んだんだよ〜? ね〜、あーちゃん」(柴田しばた先輩)


「はい。なのに、かすりもしませんでした」(あずま先輩)


「あんたたち、あとで特別メニュー」(相原先輩)


「「え〜(えっ)!?」」(柴田先輩&東先輩)


 楽しそう(?)なやり取りをネットの向こうとこちらで繰り広げる成女バレー部の先輩方。


 ま、試合前に言っていたように、こうして藤島さんを相手に実戦練習をすることが成女の方々の目的の一つなわけですから、さもありなんです。


 そして、見事なスパイクを決めた藤島さんが後衛に下がり、こちらも裏ローテになります。


 ここで初めて前衛に上がった、岩村先輩。


 相原先輩が、実戦練習の相手として申し分ないと評する、城上女じょじょじょバレー部・主将。


 宇奈月さんと私の中間くらいの、決して長身ではない岩村先輩ですが、一体どんなプレーを見せてくれるのでしょうか。


 どきどきわくわく、です。

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