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第50話 羽柴秀頼(まとめ編)

 例によって、本編の描写と違います、というツッコミの嵐が起きそうですが。

 ネット情報のまとめ、ということでご寛恕をお願いします。

 羽柴秀頼 1569年生 ?年没 (第5部から最終部まで登場)


 羽柴秀吉とお南の間に生まれる。

 尚、お南という名を持つので日本人と思われがちだが、秀吉と関係を持った後、お南と呼ばれることになったもので、本来は別の名前を持ったパナマ近辺出身の現地民の女性である。

 だが、お南という名で秀吉が呼んでいて、更に後述する事情から秀吉と別れた後、伊奈忠次の後妻に迎えられて、そこでもお南と呼ばれた末に最期を迎えたこともあって。

 秀吉と関係を持つ前の、本来の名前は今では不明という状況になっている。


 そして、秀吉とお南は、この当時ではよくあったことだが、お南が現地民であったことから、結婚せずに同棲していた。

 そこで、お寧と秀吉が出会ったことから、大騒動になった。

 お寧は秀吉と結婚しようとし、邪魔者のお南を追い出そうと画策したのだ。

 更に秀吉もお寧と結婚しようとし、お南を邪険にした。


 お南は怒って周囲に訴え、周囲も秀吉の態度は余りだ、として大騒動になった末に。

 小早川道平が介入して様々な調整を行った結果、お南は忠次の後妻になり、秀吉とお寧が結婚し、秀頼は秀吉夫妻が引き取ることで落ち着くことになった。

 その代わり、秀頼は実母のお南と逢うのが認められ、忠次の先妻の子の伊奈氏と秀頼は、その縁から結婚することに後になった。


 そんなことが幼少期にあったが、秀頼は秀吉の才幹を受け継いでおり、父の秀吉らと共にローマ帝国に赴いた後、父の遺言もあったが、ローマ帝国内の様々な水路整備、特にモスクワを「五海の港」とする大運河工事遂行に、長年に亘って奮闘することになった。

 その結果、秀頼自身は50歳を過ぎることになったが、1620年代にはモスクワは「五海の港」と呼ばれる存在に、複数の大運河建設工事の結果としてなった。


 このことから秀頼は、

「父はパナマ運河を建設したが、子はモスクワを「五海の港」にするための複数の大運河を建設した。どう見ても、父の成果を子は凌ぐではないか。正に出藍の誉れといえる」

とローマ帝国内を中心にして、高く評価されることになった。


 更に言えば、秀頼は運河建設以外でも才能を示している。


 1595年に開始されたローマ帝国のウクライナ解放戦争以降、ローマ帝国とクリミア汗国はウクライナ東部を主な舞台として死闘を長年に亘って繰り広げることになった。


 ローマ帝国にしてみれば、ウクライナの住民を庇護すると共に、いわゆる「タタールの軛」問題を解決するための行動だったが。

 クリミア汗国にしてみれば、これまでの自分の儲け(ウクライナの住民に対する掠奪行を始めとする様々な行動)を否定する、ローマ帝国の不当な行動だった。


 その一方で、ローマ帝国の軍事力の主力は、対モスクワ大公国戦争につぎ込まざるを得ない事態が起きており、二線級の戦力でクリミア汗国の攻撃を退けざるを得なかったのだ。


 この戦線において、ローマ帝国軍の主戦力になったのが、現地徴募されたウクライナ人部隊だった。

 秀頼はこの部隊の編制に、石田三成らと共に多大な功績を挙げ、又、浅野幸長や大谷吉継、蜂須賀家政や島左近といった良き前線指揮官を得たこともあって、クリミア汗国の領土を削り、ローマ帝国の国境の東進に多大な成果を挙げた。


 この件について、軍人で無いのに軍事に関わるな等と主張する批判者がいないことは無かったが、多くの者が高く評価し、又、クリミア汗国軍の掠奪等に苦しんでいた多くのウクライナ人からは、秀頼は救国の名将の一人として後々まで慕われることになった。


 そして、フョードル・ゴドノフを始めとする多くの後継技術者を育てて、羽柴秀頼は亡くなった。

 ローマ帝国はその死に対し、国葬を以て報いた。

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 史実の秀頼さんと同名ながらおそらくは秀吉さんの夭折したと伝わる庶長子秀勝さんとタイムスケジュール的には近似した存在だと思われる皇軍世界の秀頼さん(^ ^)秀勝さんの名前を使わなかったのは「秀吉の息子…
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