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限界超えの天賦《スキル》は、転生者にしか扱えない ー オーバーリミット・スキルホルダー  作者: 三上康明
第6章 再臨する女神と希望の子

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異変と消息

「なりません、お嬢様。戦闘地域への入場は禁止されております。それを破るようでしたら無理やりにでも従わせろというのが伯爵閣下のご命令です」


 スィリーズ伯爵家の筆頭武官であり騎士隊の隊長でもあるマクシムは譲らなかった。

 ムスッとした顔でそっぽを向いているのはエヴァだ。


「でも、『銀の天秤』の皆様は戦いに赴いているのだわ」

「それは彼らが冒険者だからです。レフ魔導帝国からの依頼を受け、モンスター討伐に赴くのは彼らの生業でしょう」

「ならばわたくしも貴族としての務めを果たすべきでしょう」

「アバ渉外副局長も仰っていたではありませんか。お嬢様は今『お忍び』でここにいらしていて、『お忍び』だからこそ滞在を許されているのです」

「わたくしの力は、きっと前線で役に立つのだわ!」

「それもわかっておりますが、スィリーズ伯爵閣下はその力を使うことを望んではいらっしゃいません」


 エヴァの「鼓舞の魔瞳」は大勢の人間の闘争心に火を点ける。そうすることで身体的能力が向上するようで、元は「我を失う」というようなデメリットもあったのだが今エヴァは力の加減をコントロールできるようになっているために、デメリットが発生しない。

 ただこの力はスィリーズ伯爵にとっても「切り札」と言っていいほどに強力な能力で、ここぞというとき以外には隠したい。ましてや他国で使うなどもってのほかだ。

 そうなるとエヴァは、帝国の関所付近に設けられた天幕で座っていることしかできない。

 夕方になると「銀の天秤」が帰ってくるので彼らの話を聞くことだけが楽しみ、という、隠居老人みたいな立ち位置になっている。


「……戦況はどうなっているの」


 エヴァが根負けして、話題を変えた。

 実のところマクシムとのやりとりは毎日繰り返されていることで、エヴァとて自分のワガママが通るとは思っていない。

 聖王国を出て、レイジを捜すためにここまで来られたことですら幸運中の幸運なのだ。


「見通しとしては悪くないようですぞ。モンスターは減少傾向にあり、帝国の弾薬が尽きる前には終息するだろうと」

「……我がクルヴァーン聖王国からの支援は期待できないのでしょうね」

「残念ながら。光天騎士王国もまた同じ状況でしょうし、他国を救えるほど手が空いている国はないと思われます」

「未開の地『カニオン』に行けるのはいつになるのかしら……」


 ここでもう5日は足踏みをしている。

 エヴァにとってレイジを捜すことは単に彼を助けたいだけではない。彼が、あまりに不可解なこの世界を元に戻すためのカギになるのだと思っているからこそ、一刻も早くレイジに会わなければいけないと思っていた。

 だが——エヴァの思いとは裏腹に、事態は悪い方向へと進む。


「——ふう〜〜今日も働いたっすわ〜〜」


「銀の天秤」メンバーにして猫系獣人のゼリィが誰よりも早く天幕に戻ってきたのは昼の3時だった。夕暮れ時と言うにはまだまだ早い。

 彼女は装備品をぽいぽいぽいっと投げるように片づけると、


「じゃ、あーしは野暮用があるっすから!」


 右手で雑な敬礼をして見せて天幕を出て行った。

 帝国の一般市民が開いている賭場に通っているのだ。ゼリィだけは日当を毎日もらっていて、それを使って遊んでいるらしい。

 真面目一辺倒のマクシムや騎士たちは「アレでいいのか?」とダンテスに聞いたことがあったが、「ゼリィなりの気の緩め方なんだ……たぶん」とダンテスも言うので不問に付されている。

 レフ人らしい、魔道具を使った賭場があってそれはそれは珍しいものなのだとゼリィは力説していたが、その言葉が響いたのは誰もいなかった。

 それから2時間ほどするとダンテス、ミミノ、アナスタシアの3人が帰ってくる。この3人には帝国の兵士が護衛としてついてくるほどで——というよりアナスタシアを警護しているようだが——彼らが天幕に到着すると最敬礼して帰っていった。


「今日もアナスタシアは大活躍だったな」

「い、いえ、そんな……私の力は最前線で戦うダンテスさんや、軍の皆様がいてこそです」


 ダンテスが褒めるとアナスタシアが恐縮する。

 アナスタシアの【火魔法】は確かに、ある程度敵に接近しなければその高熱は空気中に拡散してしまう。

 ただし彼女の魔法は強力なので、大型モンスターも仕留められるために帝国から重宝されていた。


「ミミノさんの秘薬もすさまじかったですし……」

「ここでは『魔法複製薬(デュープ・ポーション)』を作り放題だべな!」


 帝国が国庫を解放して希少な薬剤も提供してくれるために、「発動した魔法を再構築する」という——つまりは同じ魔法をもう1度使えるという「魔法複製薬」をいくつも作れた。

 アナスタシアの【火魔法】に合わせると、火力はとてつもなく凶悪になる。


「今日はどんな薬を作るべかな〜?」


 ほくほく顔のミミノは、夕食後に薬の調合をするのが日課になっていた。

 なにせここには、夢に見たような薬剤が山ほどあるのだ。

 薬師の種族として名高いハーフリングとしてもこんなに楽しいことはない。


「その前に汚れを落としたいですね……」

「そうそう、新しい石けんも作ったんだべな。ニオイもしっかり落ちるよ」

「まあ、すばらしいです!」

「むう……」


 楽しそうに話しているミミノとアナスタシアを、うらやましそうにエヴァが見ている。

 自身も戦場に立ちたいのにそれが許されない彼女のことを、ミミノとアナスタシアもわかっている。アナスタシアはエヴァの無念さをからかう気にもなれず、


「ええっと……お嬢様もいっしょに汗を流しますか?」

「気を遣われているのだわ!?」

「自分の手でやりたいことができない苦しさは、私にもわかりますから」

「うんうん、若い女の子同士、仲良くするべな〜。帝国の蒸気風呂は気持ちいいからねえ」


 にこにこしてミミノが道具袋から新しい石けんを取り出したところだった。


「……ミミノ、残念だがそのお披露目は後になりそうだぞ」


 ダンテスが真剣な表情で言った。気づけばマクシム隊長と他の騎士も集まっている。

 夕焼けの照らす天幕の中をひとりの騎士が大急ぎで走ってくる。それは帝国の服装ではなく——光天騎士王国の軍服だった。


「ここに、エヴァ=スィリーズ様は……」


 息を切らしながら騎士が言うと、エヴァは前に進み出た。


「わたくしです。なにか?」

「はっ。至急ご連絡したいことがあり、参りました。貴国で異変があったようです」

「!」


 遠距離通信できる魔道具は開発されているが、そのほとんどは戦場となっている帝国内部だ。だから国境に近い光天騎士王国の街からこの騎士がやってきたのだろう。

 差し出された書状を受け取ったエヴァは厳しい顔でそこに目を通す。


「……この内容は真実ですか」

「書状の内容は我が王国の大将軍フリードリヒ=ベルガー様が認めたものです」

「わかりました」


 騎士は敬礼をすると去っていく——その彼が立ち去るよりも前にダンテスはたずねていた。


「いったいなにがあったのですか」

「…………」


 もう一度書面に目を落とし、エヴァはつぶやいた。


「……グレンジード公爵が兵を動員して聖王宮を制圧し、再度『聖王』を名乗ったようです」

「なっ……!?」


 冒険者であり政治に詳しくも興味もないダンテスだったが、それでも「クーデター」という言葉が脳裏をよぎった。

 誰より動揺したのはマクシムだった。


「お、お嬢様! 閣下は、お嬢様のお父上は!?」

「生死不明……と書かれていますね。ただ我が家のある『第2聖区』でも大きな戦闘があったと記されています」

「そんな……! 戻りましょう、今すぐに!」

「戻りません」

「!?」


 凍りつくマクシムや騎士たちにエヴァは告げる。


「戻ったところでなにができるというのですか。すでに戦闘は終わり、グレンジード公爵が『聖王』を名乗っているのです。多くの貴族を従えていた公爵のことですから聖王都の掌握もほどなく終わるでしょう。今になってみれば、お父様はこうなることも見越してわたくしを聖王都の外に出したのではないかと思います」

「お、お、お嬢様……しかし、我々は……」

「あなたたちの任務はなんですか」

「……お嬢様をお守りすることです」

「そのとおりです」


 エヴァの言葉はすべて筋が通っている——そう感じているからだろう、マクシムを始め、騎士たちは全員うなだれたまま動けなかった。


「……任務はそうですが、それでも戻りたいという考えならば、父の捜索に戻ることを許可します」

「!」

「行くならばすぐに発ちなさい。一刻も早いほうがいいでしょう」


 エヴァは彼らに背を向けるとひとり天幕へと入っていった。

 マクシムや騎士たちは視線を交わし合い——そしてエヴァの消えていった天幕に一礼すると、そこに背を向けて離れていった。




 薄暗い天幕の中にはもうもうと湯気が立ちこめている。

 強いハーブの香りもしており、息を吸って吐くだけで体内が洗われるような感じがする。

 蒸気風呂にはこの時間、ふたりしかいなかった。


「……エヴァ様は、あれでよかったのでしょうか」


 ほっそりとした腕の、きめ細かな白い肌は蒸気に濡れていた。アナスタシアがたずねると、隣にいたミミノが顔を向ける。

 すでにアナスタシアよりも背が低いミミノだ。結った髪をほどいて垂らしており、それはしっとりと濡れていた。


「よくないべな。エヴァ様が誰よりも聖王国に帰りたいに決まってる」

「それでも帰らないと言ったのは自分の責務のため……」

「だなぁ……」

「騎士の方々は帰るでしょうか」


 ミミノは首を横に振った。それは「わからない」という意味だ。


「でもきっと、ダンテスがなんとかしてくれるべ」

「えっ?」

「——さっきのエヴァ様の顔、昔のノンみたいだった。ダンテスは放っておけないべな」


 石化症状が進行していたころのノンは、時折思い詰めたような顔をしていた。それはそうだ、自分の父が徐々に死のうとしているのだから。

 だがダンテスはノンが思い悩んでいても手を貸すことも、話を聞くこともできなかった。彼女の悩みの原因は他ならぬ自分自身だったのだから。


「自分が無力だって知るとさ、人って、優しくなれるもんだよ」


 ミミノもまた無力を感じていたひとりだ。あのときレイジに出会わなかったらずっと悲しい結末が待っていただろう。


「ミミノさんって……」


 アナスタシアは言った。


「ときどき、すごく年上に見えます」

「いや、年上だからね!? 何歳だと思ってたべな!?」




 夜も更けたというのに天幕内は魔導ランプが点っていた。

 エヴァは今日届けられた書状をじっと見つめている。そこに書かれた文字の内容はすべて把握済みだし、見つめていると内容が変わるわけでもない。

 それでもエヴァは見つめていた。


「エヴァお嬢様」


 やってきた大柄な人物に、エヴァは心ここにあらずという視線を向けた。


「あ……ダンテスさん」

「ちょっといいですかい」


 お忍び、さらにはレイジの深い知り合いであるとはいえ貴族と冒険者の身分差は大きい。

 ダンテスは数歩離れた場所に立ち止まって、座るエヴァに話しかける。


「——モンスターとの戦いは確かに好転してはいますが、明日明後日にどうにかなるということではありません。むしろ、強力な巨大モンスターがやってきたら一気に状況は悪くなる可能性すらあると俺は思っています」

「そう……ですか」

「ええ。つまり、ここにいてもただ無為に日々を過ごすことになります」

「…………」


 エヴァは聡い。それだけでダンテスの言いたいことがわかったようだ。


「……わたくしに、帝国を離れよと?」

「そうは申していません。ただ、なすべきことがあるならば、なされるべきではないかと」

「…………」


 瞳を閉じたエヴァは、テーブルに置かれていた手を握りしめた。


「……ダンテスさんはこういうとき、どうするのですか。自分の力及ばぬ事態に巻き込まれたときには」

「なにも……」

「……なにも?」

「なにも、しませんでした。俺は。ただロウソクの火が消えるその日を待っていました」


 かつてエヴァは聞いたことがあった。ダンテスの石化のこと、そしてそれをレイジが治し、そのせいでレイジが逃げ出さなければいけなくなったことを。

 石化毒に冒され、「なにも」しなかった——この、多くの修羅場をくぐった勇猛な冒険者ですら「なにも」しなかったという事実はエヴァの心にのしかかってきた。

 彼女は、自分の中の冷徹な部分が「聖王国に戻るだけ無駄。情報を取れない今、なにもできずに終わるのはほぼ確定。むしろ捕らえられることで不利益がある場合もある」と囁いてくるのを聞いていた。感情を抑えつけるのには十分な理屈だった。


「——でもそれは間違いだった」

「!」


 ハッとしたエヴァにダンテスは告げる。


「死に場所を探して生きる……そんなものは、ダメなんですよ。俺を見てくれている周りの人たちをどれほど傷つけていたのか、今になればわかるんです。同じように……自分を殺している姿ってのは痛ましい」

「……わたくしは、痛ましく見えますか」

「とても。心が泣いているのがわかるのに、あなたの頬は乾いている。お嬢様、あなたは貴族なんでしょう。誇り高く、レイジが命を賭しても守ろうとした御方だ。そのあなたが、今、ほんとうにやらなきゃいけないことを見誤っているんだ」

「でもッ……」


 エヴァが立ち上がると、安物のイスが倒れて音を立てる。

 声は震えているのに彼女の瞳から涙はこぼれない。

 痛ましいな——ダンテスは心につぶやく。


(こんな少女が、無理して、意地はって、矜持だ責務だなんだと言って泣くことすらできねえ。これを痛ましいと言わずになんて言う)


 エヴァが声を振り絞る。


「……わたくしが行ったところでなにもできないのだわ。ただの小娘は、この有事においてはなんの役にも立たないのだから」

「そのための仲間でしょう」

「仲間……そう、ね。でもマクシムや騎士たちは、先に聖王国へ向かったのだわ。わたくしよりも彼らのほうがお父様のお役に立てるはずだからそれでいい。わたくしは、ここにいれば……」

「ああ、騎士隊長ですか。そろそろ来ますよ」

「……は?」


 するとどたどたという数人の足音が響いてきた。


「お嬢様!」


 マクシムと、騎士たちが天幕の入口に現れた。


「みんな……どうしたの? 先に聖王国に戻ったのだとばかり」

「いえ? そんなことありませんよ——それよりも、ようやく話をつけられたんで」

「話?」

「レフ魔導帝国とです。帝国の魔導飛行船を借りることができました。これで一足飛びに聖王都まで戻ることができます」

「————」


 エヴァは口を開いたまま、なにを言っていいのかわからなくなる。

 騎士たちが口々に言う。


「我が国と帝国との間で定期的に行われている物資の交換船に潜り込めるということです。これなら疑われることなく着地できましょう」

「グレンジード公爵も他国の船を落とすようなことはしないでしょうし」

「陸路で行けば何日も掛かりますからね……」

「まずは向こうで情報収集と行きましょう」


 彼らは最初から、「エヴァを置いて聖王国へ帰る」なんて考えもしなかったのだ。


「お嬢様。お嬢様は聖王都に戻らないと仰せでしたが、我らは戻るべきだと思っております。主君の命令は絶対ではありますが、ご判断が間違っていた場合は進言するのもまた騎士の務め。それでもなお、我らが間違っているとお考えでしたら、ここで仰ってください」


 マクシムを始め、騎士たちはその場に膝をついた——ダンテスはニヤリとする。


「お嬢様、忠実なる騎士の皆様になにか一言あってもいいのではありませんか?」

「あ……」


 我に返ったエヴァは、


「……お父様の危機に、なにをおいてもはせ参じるのが娘の務めよね」

「賢明なるご判断だと存じます」

「あの、みんな……ありがとう。わたくしが、間違っていたのだわ」


 マクシムたちが顔を上げる——それは安堵の笑顔だった。


「ダンテスさん」

「はい」

「……その、皆様は……その」


 言い淀むエヴァに、ダンテスは微笑んだ。


「お嬢様は、もっとワガママになったほうがよろしいかと思います。一言、こう仰ってください——『ついてきて欲しい』と」

「……お見通し、ということね」


 苦笑しつつ、エヴァは、


「ダンテスさん、いえ、冒険者パーティー『銀の天秤』にお願いしたいのです。我がクルヴァーン聖王国スィリーズ伯爵家の娘、エヴァ=スィリーズとともに聖王国へ来ていただけますか?」

「喜んで、お供しましょう」


 ダンテスが応えると、マクシムや騎士たちも大いに湧いて喜んだ。すでに彼らもダンテスたちの実力を知っているからだ。


「今、ミミノとアナスタシアがゼリィを連れ戻しに行っています。合流してすぐに向かいましょう——ゼリィはこういうときに活躍できますから、しっかりこき使わないと」

「頼もしいですわ」


 準備のために騎士たちが天幕を出て行くと、それに続いて、ダンテスが、そしてエヴァが外へと出た。

 満天の星空の向こう、数隻の魔導飛行船が黒々としたシルエットでそびえるように停泊している。


「……レイジ、ごめんなさいなのだわ。あなたを捜しに行こうと思ったのに、また戻らなければいけなくなってしまった」


 そのつぶやきを耳に留めたダンテスが「?」という顔で振り返る。


「ダンテスさん」

「はっ、なんでしょう」

「——さっきはほんとうにありがとう。レイジに諭されたような気がしたのだわ」

「レイジに……ですか?」

「ええ。でも——レイジならきっと言わないような言葉があったから、やっぱりダンテスさんとレイジは違うのね」


 エヴァは、自分のそばにいて、自分のためになんでもしてくれた——文字通り「なんでも」、木に登ったり、下町に出たりという願いを叶えてくれた少年を思い出していた。


「レイジはわたくしに『もっとワガママになっていい』だなんて言わないの。それはもう、絶対に言わないはずだから」


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新連載『メイドなら当然です。 〜 地味仕事をすべて引き受けていた万能メイドさん、濡れ衣を着せられたので旅に出ることにしました。』
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― 新着の感想 ―
[良い点] 最後の一言がエモい
[気になる点] 正直、あまりにも暗すぎてつまらなくなってきてる。絶望、閉塞感が強すぎてストレスになっている気がします。勿論、ここまで読み進めてきてるので最後まで付き合うつもりです。そろそろ状況が好転す…
[一言] 裏切り無能公爵はとっとと退場してほしいですね
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