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限界超えの天賦《スキル》は、転生者にしか扱えない ー オーバーリミット・スキルホルダー  作者: 三上康明
第6章 再臨する女神と希望の子

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出会いと予兆

レイジは「銀の天秤」メンバー、ゼリィ、アナスタシアの5人に自分の素性を、秘密をすべて打ち明けた。そして世界が崩壊の危機にあり、それを解決するために自分が盟約を破棄しなければならないこと。

仲間たちは、すべてをレイジが背負う必要はないと言い、今はラルクの治療に専念すべきだと告げる。「盟約者同士の話し合い」をすべきで、それはアナスタシアがエルフの王国に戻って進めることになり、不慮の事態に備えての「各国首脳に警鐘を鳴らす」ことについてはダンテスたちが担当することとなった。

     ★  港町ザッカーハーフェン 冒険者ギルド  ★



 石で積まれた土台に、一枚板の天板を張った冒険者ギルドのカウンターは、ダンテスが腕を乗せて身体をもたせかけてもびくともしなかった。

 だがそのカウンターの向こうにいるギルドの受付嬢はびくびくしている。


「……つまり、ギルドは俺の報告を無視するってことだな?」

「そ、そのぅ、そういうわけではございませんで……あんまり突飛なお話ですから」

「これでも純金級(ゴールドランク)冒険者なんだがな。まったく相手にもされないとは」

「で、ですから、ここのギルドではそんなに重大な情報を扱えないんですぅ! 首都との通信も毎月1回の定期報告だけですし……キースグラン連邦ほど活発ではありません……」

「……仕方ねえ、か」


 ダンテスはカウンターから身体を離すと、


「無理言ってすまなかったな」


 きびすを返してカウンターを離れ、ギルドを出て行った。

 ギルド内にはたったひとりの受付嬢兼サブマスターがひとりいるきりで、他に冒険者はいなかった。


「ふう……騎士が強すぎて冒険者のつけいる隙がない、っていうこの国じゃ、しょうがねえのかもな……」


 いまだ日中は暑く、強い日射しがダンテスを照りつける。少々寂しくなった頭髪をかき上げてダンテスは宿へと向かった。

 冒険者ギルドは国境を越えて支部があるので様々な情報を持っているはずだ。世界に異常があれば最初に気づくのは冒険者ギルドである可能性も高い。

 だからこそダンテスは、早めにギルドの上層部に知って欲しかったのだが——あまりに設備や機能に乏しい田舎町のギルドではなにもできなかったというわけだ。


「ダンテス様」

「おっ、旦那じゃないっすか〜」

「アナスタシア、それにゼリィか。今から行くのか?」


 エルフの国であるシルヴィス王国はハイエルフが治めており、アナスタシアもまたハイエルフだ。

 だが、ひとりでシルヴィス王国へ向かうのはさすがに道中危険もあるので、ゼリィが同行することになっていた。


「そっすよ〜。船がもう出ちゃいやすからね。これを逃したら次は5日後だってんだから、急がなきゃ」

「…………」

「旦那?」

「俺も行こう」

「ええ!? なに言ってんすか。旦那は冒険者ギルドと連絡取るのが役目でしょ」

「ここじゃダメだ。もっと大きい町に行かなきゃならん」


 受付嬢はこう言った。


 ——キースグラン連邦とほど活発ではありません。


 と。

 であれば光天騎士王国に留まる理由はなく、ザッカーハーフェンからの移動は船がいちばんいい。


「ダンテス様。私とゼリィ様で、シルヴィス王国へ向かう途中にギルドに連絡を入れておきますよ?」

「そうっすよ。大体ノン嬢はどうするんすか?」


 今、ミミノとノンはふたりでこの街の領主の屋敷に向かっている。領主を通じて光天騎士王国の中枢へと「世界の崩壊」についての情報を伝えるためだ。

 さらには「薬理の賢者」に関する報告もするために今日は一日いっぱい掛かるだろう。


「ふたりはそのままラルクの治療に当たることになってる。俺がいる必要はない」

「でも……」

「ノンとは、もういっぱい話したさ」


 すでにダンテスは、「ザッカーハーフェンでのラルクさんの治療が終わったら、私は教会に戻ります」とノンから聞いていた。

 いつか、この日が来ることはわかっていた。

 だから「そうか」とダンテスは受け入れた。


「それにこれが最後の別れというわけでもねえし、ノンにはノンのやるべきことがある」


 師匠のリビエラを通じて教会の上層部に世界の危機について伝える役目こそが、ノンの仕事だった。


「……わかりやした。正直、旦那が来てくれれば百人力っす」

「ありがとうございます、ダンテス様」

「安心してくれ、アナスタシア。俺が目を光らせている間は、ゼリィに酒なんて呑ませねえからな」

「旦那!? 1日1杯くらいはいいでしょ!? せめて1瓶!」

「増えてんじゃねえか」


 3人は急ぎ足で港へと向かうと、ザッカーハーフェンから国境を越えてキースグラン連邦へと向かう定期便の乗船手続きが始まっていた。

 レイジのいる宿に言づてを頼み、船に乗り込むと——程なくして客船は出港した。


(……ノン、またな)


 娘であるノンと離ればなれになるのはいつ以来だろうと、遠ざかる陸地を眺めながらダンテスは思う。

 思えば、パーティー「黄金旅団」で仲間をかばって石化毒を受け、口止めしたにもかかわらずミミノが教会のノンに知らせてしまい、ノンは飛んできた。一度入れば外に出られない、その代わり衣食住の保証はされている教会組織を出るというのはかなり無理な話なのだが、「師匠のリビエラが口添えしてくれたおかげで特例として認められた」とノンは言っていた。

 そのときダンテスは思ったのだ——「これが最後に、娘と過ごせる時間なんだな」と。

 だから話すべきことは話した。それまで話すこともなかった、ノンが小さいころに亡くなった妻についても。

 遺言のつもりで。


(だけど今は違う。まだまだ話したりないことばかりだ)


 ノンが教会に戻ることはわかっていた。

 そして自分が冒険者として活躍できるタイムリミットが近づいていることも。

 であれば、ノンの赴任する教会がある町に住もう。そして教会に通いながら、その町で生きていこう。

 そう——考えるようになっていた。


(石化が始まったときにゃ、考えることもできなかった……夢物語みたいな生活だ。ノンのそばで、穏やかで、幸福な日々を送ることができるっていうんだからな)


 夢を見るきっかけは、レイジだ。

 レイジが自分の石化を治してくれた——そのレイジのためにできることがあるのなら。


(世界を救う手伝いくらいはお安いご用だ)



     ★ キースグラン連邦 首都ヴァルハラ ★



 世界を旅してきたダンテスであったとしても、この大都市に来るのは初めてで、そしてその偉容には驚かざるを得なかった。

 それだけでひとつの町はありそうな、巨大な白亜の城を中心にして広がる都市。ヴァルハラは、いくつもの国を束ねるキースグラン連邦の中心地であり、世界でも比類なき最大都市だった。

 都市というものはそれ自体が生き物のようなものだ。

 呼吸をし、食料を消費し、血のように人や金が流れる。

 馬車に大きな道路、という既存の技術だけではヴァルハラほどの大都市を生きながらえさせることは不可能であり、自然と技術は進歩した。


 リィィンゴォォォン……リィィンゴォォォン……リィィンゴォォォン……。


 ダンテスが、足元に埋められた鉄の棒(・・・)に怪訝な顔をしていると、鐘の音が遠くから迫ってくるのが聞こえた。


「オッサン、そこに立ってちゃ轢かれるぞ?」

「む」

「こっちこっち」


 町の子どもに引っ張られるように鉄の棒から離れると——しばらくして巨大な鉄の車輪に載せられた貨車と客車が走ってきた。地響きを立てて通り過ぎる車両は、不思議なことにそれを牽く馬もなく、先頭車両から立ち上るもうもうとした黒い煙がまた異様だった。


「な、なんだアレは……」

「知らないのかよ、オッサン。さてはお上りさんだな? 魔術と蒸気で走るスチームトレインだ」

「スチームトレイン……」


 ヴァルハラの町を切り裂くように線路が敷設され、これらはヴァルハラ運営上、すでに必要不可欠なものとして利用されていた。

 馬に頼らない動力は魔導飛行船が代表的なものとしてあったが、レフ魔導帝国で走っていた自動車に近いシステムとして、蒸気機関車がヴァルハラを走っていた。


「助かったよ、坊や。ついでに冒険者ギルドに案内してくれないか」

「いいぜ」


 さっ、と差し出された手のひらに、ダンテスは銀貨を1枚載せた。


「ヒューッ、オッサンは気前がいいね。こっちだ、ついてきな」


 都会で暮らす子どもはこんなふうに大人びるのだろうか……ノンは田舎暮らしだったからのびのびと、それこそ近所の男の子たちを逆に泣かすくらいの勢いで育っていたよなあ……なんて思いつつ、子どもに案内されて、ダンテスは冒険者ギルドへとやってきた。

 すでにアナスタシアとゼリィとは別れており、彼女たちも今ごろはシルヴィス王国に到着しているころだろう。

 子どもに手を振って別れを告げ、ダンテスはギルドへ——表に掲げられた看板は確かに冒険者ギルドのものなのだが、見た目は高級ホテルのようなそこへと足を踏み入れる。

 内装もまたホテルのロビーだった。そしてラウンジにたむろしているのは、いくつもの冒険者ギルドで見てきた屈強な男たちではなく瀟洒な衣服に身を包んだ商人たち(ビジネスマン)である。


「——最近はとんと見かけなかったのに、妙な格好の冒険者が来ましたな」

「——まったく。田舎者だと一目でわかります」

「——田舎で食い詰めて都会に来たといったところでしょう……」


 そんな声が聞こえるが、気にせずダンテスはずんずんと進んだ。

 木目の美しいカウンターにいたのは、見目麗しい受付嬢がふたり。制服を着ていなければここがホテルのフロントだと勘違いしているところだった。


「ヴァルハラ冒険者ギルドへようこそお越しくださいました」


 ダンテスが近づいていくとふたりは同時に立ち上がり、腰を折って一礼をした。


「誠に恐れ入りますが、当ギルドは一般冒険者様向けの依頼を取り扱っておりません。お手数とは存じますが、都市外郭にあるギルド支部にお越しくださいますようお願いいたします」

「知ってる。ギルドマスターに会わせてくれ」


 ダンテスは、ザッカーハーフェンのギルドでしたのと同じように左肘をカウンターに乗せて身体をもたせかけた。

 市内に入る前に、すでに外郭のギルド支部には行っている。そこで「ギルドマスターに会いたい」と言うと「中央のギルドに行かないとダメ」と返されたのだった。


「誠に恐れ入りますが、ギルドマスターは多忙であり一般冒険者様との面会はできません」

「頼む、火急の用件だ。取り次いでくれないか」


 ダンテスは冒険者証を差し出す——金色の冒険者証を見ても受付嬢は眉ひとつ動かさなかった。

 各地方のギルドでは絶大なネームバリューを持つ「純金級」も、ヴァルハラのギルドともなればその効力も薄れる。

「純金」の上の「白金(プラチナ)」、最高級の「天銀(ミスリル)」といった冒険者とのつながりもあるからだ。


「——たかだか純金級でギルドマスターに会えると思っているとは……」

「——田舎者は怖い物知らずですな」


 商人たちが囁いているが、ダンテスには聞こえない。


(ミスったな……。冒険者ギルド全体を統括するギルド本部があるヴァルハラなら、話が早いと思ったんだが、これなら別の町のギルドマスターから報告をあげてもらったほうがよかったかもしれん)


 受付嬢の態度はあくまでも丁寧だった。


「恐れ入りますが、ギルドマスターに直接連絡ができるのは白金級の冒険者からとなっております」

「そうだったのか」

「申し訳ございません」

「いや……邪魔したな」


 ダンテスの冒険者歴は結構長いが、今まで積極的に横のつながりを作ってこなかったせいで白金級以上の冒険者の知り合いはなかった。

 どうするべきか——悩みながらギルドを出ようとしたダンテスの前で、建物のドアが開いた。


「ん?」

「お……?」


 そこにいたのは——、


「おい、お前ダンテスか!? なんでこんなところにいるんだよ!」


 射し込む外の光を浴び、きらきらと照り輝くスキンヘッド——「消えぬ光剣」の異名を持ち、アッヘンバッハ公爵領領都ユーヴェルマインズ冒険者ギルドの訓練官にして、ダンテスとともに竜と戦ったヨーゼフだった。


「それはこちらのセリフだ。あなたはどうしてここに」

「俺か? ……ちっと『六天鉱山(シックスマイン)』で問題があってな。いろいろと話が必要だもんで、使いっ走りで来たんだよ」


 声を潜めたヨーゼフの言葉は、ダンテスにしか聞こえなかったろう。


「……問題?」

「……ああ。誰にも言うなよ」


 ヨーゼフはダンテスに耳打ちした。

「六天鉱山」で天賦珠玉が産出されなくなった——と。



     ★  シルヴィス王国  ★



 とんぼ返りしてきたアナスタシアに、シークレットサーヴィスの面々は白けたような顔をしていたけれど、兄であるマトヴェイはうれしそうだった。

 父にして国王であるシルヴィス8世に面会を申し出ると、他の兄姉たちは一様に反対したために、マトヴェイの双子の姉のユーリーがまず話を聞くということになった。


「悪く思わないで。この国を出て行くことを許可したのは、ひとえに、あなたがハイエルフ王族の身分を捨てたことと同じだから」

「わかっています、ユーリー姉様。こうして姉様に話を聞いていただけるだけでも幸いです」

「俺もいるぞ、俺も」

「もちろんマトヴェイ兄様も」


 アナスタシアに言われ、それだけで喜色満面のマトヴェイ。

 先日、ようやく戻ってきた可愛い妹が、また出て行くことになって彼女を送り届けて以来ぼけーっとなにをするでもなく日々を送っていたところにアナスタシアが戻ってきたのだ。

 ちなみにゼリィは「部外者は一歩たりとも入るな」と追い出されている——のだが、実はこっそりと侵入し、ハイエルフ王族のいるお屋敷そばまでやってきていた。今のところシークレットサーヴィスはこの侵入者に気づいていない。


「それで……話ってなに? 実はこちらも忙しくて、あまりアーシャに構っている時間がないの」


 ユーリーはそう言いながら、ティーカップを口元に運んだ。

 樹上にあるお屋敷の庭で、降り注ぐ陽射しのなか、お茶をしているユーリーの姿はそれだけで一幅の絵になりそうなほどに美しい。


「はい、実は……」


 だからこそアナスタシアは、自分が話している内容が現実離れした、おとぎ話のように感じられた。

 ふたつに別れた世界のバランスが崩れていること。

 盟約者たちが盟約を破棄して、ふたつの世界をひとつにしなければ崩壊の危機が迫ること。

 世界がひとつになれば凶悪なモンスターがあふれること。


「……あなたが『裏の世界』に行ったことを、それにレフ魔導帝国に出現したレッドゲート(赤い門)を知らなければ、聞く価値のない与太話だと断じるところね」

「それに……」


 ユーリーのあとにマトヴェイが言いかけ、双子の姉弟は視線を交わし、うなずきあった。


(なんでしょうか……おふたりはなにか別の情報をお持ちのような)


 はたして姉は、こう言った。


「実は、『三天森林(サードフォレスト)』の天賦珠玉が、枯渇しつつあるの」

「枯渇……!?」

「ほんとうは部外者であるあなたに話してはいけないことなのだけれど、今の話を聞いて得心したわ。我らに伝わる盟約は2項目。『天賦珠玉を取りすぎてはならない』、『天賦珠玉は世界を構成する』……世界を構成する力が弱まっているのであれば、天賦珠玉がなくなるのも致し方なしということね」

「————」


 そのときアナスタシアは、背筋が凍るような恐怖に襲われた。

 レイジの言葉を信用していなかったわけではない。だが、彼の話した「世界崩壊の危機」はどこか現実味を持っていなかったのだ。

「裏の世界」に実際に行ったアナスタシアでさえそうなのだから、この世界の人たちを納得させることはとてつもなく難しい。

 だが「新たな天賦珠玉が出現しない」という形で、現在、危機は迫っているのだ。


「ユーリー姉様、マトヴェイ兄様、お願いがあります。世界の崩壊を防ぐためには盟約の破棄が必要です」

「わかっているわ。実はその件については陛下とすでに検討を始めているの。だけど……私たちが盟約の破棄をしたらなにが起きるかわからない。天賦珠玉が消えるかもしれない」

「え……!?」

「天賦珠玉がない状態で、モンスターと戦える?」

「そ、それは……」


 考えてもみなかった。確かに盟約は、盟約者と調停者、それに天賦珠玉から成っている。

 その盟約を破棄し、天賦珠玉が消えたら——その状態で「裏の世界」のモンスターと戦うことになったら、どうなるのか。

 巨大ヤギであるフォレストイーターのような化け物だっているのだ。

 モンスターによって町が滅ぼされれば「裏の世界」と同じ状況になるのではないか。


「……とはいえ、やるしかないのだけど」

「そうだよな。俺たちは盟約者として正しく振る舞わなければならない」


 動揺するアナスタシアをよそに、ユーリーとマトヴェイの腹は決まっているようだ。


「兄弟たちは反対している人も多いけど、アーシャがこれだけの情報を持ってきた以上はやるしかないでしょうね。一度、国王陛下と話してみるわ」

「お姉様、ありがとうございます」

「いいのよ。でも、やるとなったら忙しくなるからね。あなたも戦場に駆り出されるわよ」

「……はい、覚悟の上です」


 たとえ、森を愛するエルフらしからぬ【火魔法】で白眼視されることになったとしても、アナスタシアはすでに決心していた。

 レイジが戦うのだから、自分も戦うと。


「ふふ……あのヒト種族の子が、そんなに好きなのね」

「え!?」

「そんなに顔を赤くして。あなた、結構顔に出るのよ」

「そそそそんなことないですよ!?」

「陛下も知ってるし」

「陛下も!?」


 動転するアナスタシアを見て、ユーリーは微笑み、マトヴェイは可愛い妹が遠くに行ってしまうような切なそうな顔をするのだった。


最終章なので各話のサブタイトルもつけていこうかと思います。

またチーズさんに温かいレビューをいただきました。ありがとうございます!

レビューもまた作品の一部。ぜひご覧いただければ幸いです。


それと書籍版「オバスキ」ですが……2巻の発売が決定しました!!!!

やった……これでクルヴァーン聖王国編が出る!

エヴァお嬢様がイラストになりますよ!!

さらに、がっつり改稿をして、お嬢様のお嬢様度が大幅アップしているのでこれはほんとに多くの人に読んでいただきたいです。

なんなら2巻からでもOK(Web版既読の方のみですが)。

発売日は来月2月20日です! 書影や店舗特典についてはまた告知しますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

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→コミカライズ掲載【ニコニコ静画】

→書籍紹介ページ

― 新着の感想 ―
[一言] 二巻発売決定おめでとうございます!
[一言] 何度見ても書籍版の絵が素晴らしすぎる
[一言] エヴァお嬢様楽しみ! 一番好きなんだよなぁ。
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