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17.後悔と諦め、驚きと安堵

 こんにちは、葵枝燕です。

 連載『(から)梅雨(つゆ)()く』、第十七話です!

 ゆっくりゆっくり、何とか終わりが見えてきた——そんな感じでしょうか。

 それでは、そんなこんなで第十七話、どうぞご覧ください!

 公民館の敷地外に出て、辺りを見渡す。呼吸が苦しい。焦りだけが、俺を支配するような感覚に陥る。

 ()(むら)さんの姿は見えない。公民館のすぐ前にあるバス停のベンチにも、公民館のある通りにも、俺のさがしている少女の姿はなかった。思わず、俯いてしまう。

「遅かったのか……?」

 そんな言葉が口をついて出る。そうしてしまうと、よりやるせなさを感じてしまう。後悔と自己嫌悪が、俺の心を占めていく。

 あのとき、目を逸らしさえしなければ。もっと早く、追いかけていたなら。もう少し、気遣うことができていたなら。——その全てが、すでに遅すぎることを知っているのに、俺はそう感じずにはいられなかった。

 もう彼女は来ないのでは——そんなことさえ考えてしまう。

 俯いたまま、呼吸を整える。後悔とやるせなさと諦めの気持ちで、顔を上げた。

「っ」

 呼吸が止まる。それは、先ほど感じた息苦しさを覚えるものではなかった。これはきっと、驚きと、安堵だ。

 俺は、深く考えることもせず、反対側の道へと繋がる歩道橋の階段を駆け上った。

 第十七話のご高覧ありがとうございました!

 行間についての意見には応えられませんが、評価や感想などいただけると嬉しいです! 気になる点は、メンタル弱いので何とぞお手柔らかにお願いいたします。

 再延期した期限がもうすぐなので、もうこれ以上延期しないように、頑張っていこうと思います!

 それでは、第十八話で!

 葵枝燕でした。

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