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14.凍

 こんにちは、葵枝燕です。

 連載『(から)梅雨(つゆ)()く』、第十四話です!

 今回は、そうですね……特に進展してなくて、逆に後退したような感じがします。とりあえず、本当にもうすぐ九月も終わってしまうので、短くとも、自分で納得できなくとも、投稿していこうと思って。自棄になっている気がします。

 それでは、そんなこんなで第十四話、どうぞご覧ください!

 頭の中、いや、身体の芯まで、凍りついていく気がした。エアコンが稼働している室内とはいえ、夏も目前に迫っているこの時期は蒸し暑い。雨も降らないなら、なおさらだ。それなのに俺は、まるで極寒の雪嵐の中に放り出されたような、そんな錯覚に陥ってしまっていた。

 相変わらず、何もかもが止まってしまったような感覚に、俺は()(すべ)もなかった。ただ、目の前にいる一人の少女から、視線を逸らすことができなかった。

「ごめんなさい。突然に変なことを言って、迷惑、でしたよね」

 違う、と言いたかった。迷惑だなんて思っていない、と言いたかった。それなのに、言葉は俺の中で、次々と浮かんでは消えていくだけだ。何を言っても、それは俺自身を(かば)うだけの言い訳にしかならない。どんな言葉を俺が並べたところで、それはきっと、目の前にいる()(むら)さんを、ただただ傷付けるだけのものになってしまうだろう。いや、それさえも自己弁護するための言い訳でしかないのかもしれない。

「私が今言ったことは、どうか忘れてください」

 温度を失ったその声に、悲しさが(にじ)んでとける。それは、俺のその態度が、彼女を傷付けてしまったことを俺に突きつけてきた。

 何も言わない俺に、紫村さんはどう思っているのだろうか。もしかしたら、俺を信頼して話しかけてくれたかもしれないのに。話しかけるという、言ってみれば“ただそれだけのこと”にさえ、俺には想像も及ばない勇気を必要としたかもしれないのに。落胆させてしまっただろうか。それ以上に、あんな表情をさせてしまった自分が(ゆる)せなかった。

 第十四話のご高覧ありがとうございました!

 行間についての意見には応えられませんが、評価や感想などいただけると嬉しいです! 気になる点は、メンタル弱いので何とぞお手柔らかにお願いいたします。

 再延期した期限がもうすぐなので、もうこれ以上延期しないように、頑張っていこうと思います!

 それでは、第十五話で!

 葵枝燕でした。

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