表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍版】若返りの錬金術師~史上最高の錬金術師が転生したのは、錬金術が衰退した世界でした~  作者: えぞぎんぎつね
一巻 アース・スターから発売中!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/108

39 家を建てよう その3

ちょっと短いので、すぐに次の話をあげます。

 錬金工房を作り終わると、完成だ。


「これで、家の建築はひとまず終わりだ」

「「やったー!」」「すごいすごい!」

「りゃっりゃ!」「がぅがぅ」


 子供たちはリアとガウと一緒に嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねていた。

 そして、すっと静かに俺の作業を見ていた大人二人が言う。


「本当に数時間でこんなお屋敷を建ててしまわれるとは……」

「錬金術とは本当にすごい物だったのですね……」

「錬金術って言うより、ルードさんが凄いのでしょう」

「本物の錬金術は、魔法よりも役に立つ。何かあれば言ってくれ」

「ありがとうございます!」


 すると大人の一人が言う。


「ルードさん、ぜひ夕食をご一緒に食べませんか?」

「ありがたいが……いいのか?」

「もちろんです。井戸のせめてものお礼です!」


 俺はせっかくなのでご招待を受けることにした。

 集落に子供たちとガウ、リア、それに家の建築を一緒に見守った大人二人と戻る。


「ルードさん、お待ちしておりましたよ!」


 集落のリーダーの老女を中心としてみなが歓待してくれた。

 集落には全員が入れるような大きな建物はない。

 集落の中心、井戸の周りに布を敷いて、皆で座って食事をとる。


 リアとガウの分の食事も用意してくれているようだ。

 だが、リアはともかくガウは食事量が多い。

 生活が楽ではなさそうな避難民にとっては負担が多き過ぎる。

 だから、ガウの分の食事は自分で用意する。


「ガウは狼だから専用の食事があるんだ。すまない」

「そうなのですね」


 ガウの分の食事は魔猪の肉だ。

 それを魔法の鞄から出して焼いて食べさせることにした。


 そして俺は出された食事をごちそうになる。

 とてもおいしい食事だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ