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 閑話:帝国の事情2 城塞都市首長

 ドラメキア・テモベンテは憂鬱である。

 [城塞都市グランリヴァル]から飛空艇で数刻かけてようやくたどり着いた[帝都グランイット]は、相も変わらず人と物で溢れかえっており、ここに来る度にドラメキアは憂鬱になる。

 だが、今日の憂鬱具合は一層深い。

 定例会議で円卓に座ったドラメキアは、現女王であるフランギースの顔を見、次に彼女の熱烈な支持者ら、そして数がずいぶんと減ったグランドリオ派の貴族らの顔をぐるりと見渡し、内心で深い深いため息を何度もついていた。


 長男はとても良くやってくれている。メキメキと頭角を現し、北鷹騎士団の次期団長とまで噂されるほどだ。

 次男に関しては、一時期は本当に悩んだものの、結果として彼の意志を尊重し魔導工学の道に進むことを許した。これが良かった。飛空艇技師として立派に務めを果たしているようだし、そもそも飛空艇は国の流通の心臓部だ。彼のことも誇りに思っている。

 長女と次女はテモベンテ家と同じく武門の家柄に嫁いでくれた。それが偶然の出会いからの恋愛結婚であったことは、まさに天のめぐり合わせである。

 だが――


 会議で三女の名、カルベローナの名が出されると、ドラメキアは胃の辺りがぐっと重くなる。

 つい先日、カルベローナが久しぶりに帰ってきて早々に、


『お父様! わたくし、従者を一人増やしましたの! それでテモベンテ家の正式な記章を渡しましたわっ!』


 と高らかに宣言され、ドラメキアは言ったのだ。


『うむうむカルベローナよ、従者を増やすことには賛成だ。騎士の仕事には危険がつきまとう。

 もちろんあの子たちも優秀だが、お前のことを守ってくれる者が増えることに――……ん?

 記章? あれ? も、もう増やしたって言った? 記章て。それ、あれ?

 これから増やす相談とかじゃなくて? ん? あれ、ワシなんか聞き逃した?』


『ええ、既に! 従者を増やし記章を渡しテモベンテ家で最も親しい我が従騎士としましたわ!

 今日はその報告ですの! ではわたくしは忙しいので戻りますわね!』


『え、あいや、ワシそれ知らないよ?

 え、ちょ、ちょっとカル、待ちなさいって、増やすから相談とかじゃなくて増やした後なの?

 ちょっとカル、ワシの話聞いてる?』


 その後、まあカルベローナが人の話を聞かないのはいつものことだし良いかと部下任せにしたのが不味かった。

 何せその従者が、ミラベル・グランドリオであったのだから――。


 これは、火種だ。

 ドラメキアはそういう確信があった。

 現女王を追い落としミラベルを担ぎ上げようとしていた者たちにとってはテモベンテ家が大きな障害となるし、ミラベルの存在が目障りであるガジット派からしてみれば、消し去りたい存在が表舞台に立ち始めたことになるのだ。

 それどころか、聞いた話によればミラベルは意識不明の重体だというではないか。

 つまり、暗殺者に襲われ重症を負ったグランドリオ家の唯一の血統であるミラベル姫を、テモベンテ家が保護しているということになる。


 これは不味い。実に不味い。

 人助けは良い。それは武門の誉であるし誇りである。

 だが今回は不味い。

 武門の家系が今火種となっている後継者問題に首をつっこみ、あまつさえ姫君を自宅に――。

 最悪の場合はテモベンテ家がクーデターをもくろんでいると言われかねない。

 それは困る。


 そして困るのはこの場にいる貴族たちも皆同じのようだ。

 グランドリオ派は、テモベンテ家に神輿を奪われたと、故にテモベンテ家はガジット派だと思いこんでいるだろうし、その逆も同じことである。

 双方が気が気でなく、半ば憎悪を孕んだ目がドラメキアに注がれる。


 思えば、カルベローナは昔からああだった。幼馴染のリディル嬢に喧嘩をふっかけ、ボコボコにされて来た時から彼女は武の道を歩み始めたのだ。

 確か、自分のほうが一日だけ生まれたのが早いからとかそんなことを言っていた気がする。

 何でそんな理由でわざわざ剣聖の家系に首を突っ込むのだと悩みに悩んだ時期もある。

 だが別にそれは良い。

 そもそも[グランイット]は女王の系譜であるし、[暁の勇者]にも[黒剣のゼータ]という女性騎士だっていたのだ。女性が戦うこと、前面に立つことにはなんの反対も無いのだ。

 しかし、問題は――。


(あの性格……)


 ドラメキアは頭を抱えた。

 何故だ。何故あの子だけああなったのだ。

 素直な長男、寡黙だが努力家の次男、おしとやかな長女と次女。だというのに何故あの子だけがああなのだ。

 皆平等に接していたはずだ。忙しい合間にも誕生日にはちゃんとプレゼントを持って返ったし、妻だってそのはずだ。

 見合いの結婚ではあったが、仲睦まじくやってきたという自信がある。

 若い頃は今思い出せば気恥ずかしくなるほどの愛を互いにささやきあったのだ。

 落ち度は、無いはずだ。

 であれば――。


 可能性としては、一つのはずた。

 つまるところ、交友関係。

 友人の影響を、受けたのではなかろうか。


 ふと、ドラメキアは女王の傍らにいる女騎士に視界をやった。

 剣聖の家系は、即ち女王の親衛隊である。同時に私兵である[暁の盾]の長、ゲイルムンド家。

 だが実際のところは儀礼的な面が強く、実際の戦闘能力自体は正規の騎士団の方がある。

 はずなのだが――。


 そういえば、と思い経つ。

 女王の傍らにいる剣聖。その一人娘――リディル・ゲイルムンドだけは、剣と戦いの申し子と呼ばれるほどの天才である。

 英才教育を続け、わずか九歳で[暁の盾]の全員を倒し、実の母すらも超えてしまった性格破綻者。


 ……当時、新たな剣聖の座を賭けゲイルムンド家に決闘を申し込んだ者がいた。

 名は、マリーエイジ家。

 千年前の、賢王以前の旧王家、[ミュール王]の血筋であり、向上心が強い当主である。

 努力家だったのだろう、その決闘の場で、マリーエイジ家はゲイルムンド家に打ち勝ったのだ。

 そしてそのまま、勝どきを上げるマリーエイジ家当主に、挑んだ九才の子供が――。

 ドラメキアが初めてリディルの顔を見たのが、その時だ。

 既に、彼女はおかしくなっていた。

 剣を握ってるとこしか見たことがないなどという噂は漏れ聞こえており、とは言っても他人の家のことであるしそもそも私兵である親衛隊と正規の騎士団とはあまり仲が良くなかったのもあってそれほど気に留めていなかったが――。

 ふと、グランドリオ派の貴族の一人がドラメキアに向かって忌々しげに吐き捨てた。


「ずいぶんと大胆ですな?

 テモベンテの従騎士とし、

 [魔術師ギルド]のアークメイジと[アルマシア教会]の神官が治療に当たり、

 ゲイルムンド家の長女が警護に当たるそのやり方。

 テモベンテ家はどちらが真の王家なのか、当然理解していらっしゃるのでしょう?」


 もうこれどうしようもないなと気づき、絶句する。

 だが武門の家系であるという誇りと諸々全身全霊で現実逃避しそうになった頭を無理やり入れ替え、凛とした態度で言った。


「それは邪推でありましょう。

 聞けば、[ハイドラ戦隊]は[支配の言葉]を操る[司祭]を打倒したと……。

 それは多くの黄金級冒険者や、我々の正規の騎士団からも報告が上がっております」


 そう言ってから、ゆっくりと周囲の貴族たちの顔を見渡し、続ける。


「皆様方。命を預けた者同士にしかわからぬことがあります。

 女王陛下の四女であるメリアドール団長、

 そして剣聖ゲイルムンド卿の長女であるリディル副団長。

 彼女たちの間に、確固たる絆が生まれていてもそれは自然なことでありましょう?

 であれば、それは二番隊を預かる我が娘にとっても同じでありましょう」


 懸命に他意も悪意も謀略も無いことをアピールしながらそう言うと、かろうじてだが貴族たちは矛先を収めてくれ、ドラメキアは背中に滝のような冷や汗を流しながら少しばかり安堵の息をつく。

 そして、言った。


「今はそれよりも、間近に迫った問題に対処することのほうが先決でありましょう。

 [古き翼の王]が戻ってきたのです。そして更には、その邪竜の――」


「貴公の令嬢はその邪竜の保護を訴えているようですが?」


(ああもうほんっと!)


 叫びそうになったのを鋼の意志で堪え、ドラメキアは言った。


「それを見極めるのが我々の仕事でございましょう。

 相手が[古き翼の王]であれば、[支配の言葉]を使う可能性は当然あります。

 既に、[眷属の言葉]を使ったのです。

 しかし[冒険者ギルド]からは彼を保護すべきとの声が来ております。

 仮に処刑し、その後で誰も[支配の言葉]を受けていなかったのだとなれば、

 我々では彼らの怒りは抑えきれないやもしれませんぞ」


 それは半ば本音である。

 実際、騎士団全てを束ねるものとして、この目で[古き翼の王]の捕縛に立ち会ったのだから。

 彼は、一切の抵抗もしなかった。

 そして言ったのだ。


『良い。こうなるだろうとは思っていたし、覚悟もしていた。あなた方の気持ちもわかる。抵抗はしない、従おう』


 歴史書によれば、[古き翼の王]は獰猛にして傲慢の権化であったという。

 力による支配と統治。それが千年前の世界であったと聞くが……彼からは、全くかけ離れた印象を受けたのだ。

 今、[古き翼の王]を邪竜として葬ることはしてはならない。

 それはドラメキアという男の直感である。

 しかし、とも思う。

 自分の感情だけで動くわけにも、いかないのだ。

 それが、[城塞都市グランリヴァル]の首長であるドラメキア・テモベンテの現実である。

 ふと、別の貴族が口を挟む。


「[アイリン王国]から[古き翼の王]の早期討伐と、遺体の確認の要求が来ております。

 [ルミナス連合]ですら、この件には強い関心を持っているようですな。

 [魔術師ギルド]からも、[古き翼の王]の血や鱗などの素材を研究用として要求が」


「[戦士ギルド]はドラゴンの骨と鱗で武具を作りたがっているようです。

 [商人ギルド]も似たようなものかと」


「[革細工ギルド]と[骨細工ギルド]、[錬金術ギルド]が同じ理由で騒いでおりますなー。

 千年間姿を見せなかったドラゴン、それも[古き翼の王]そのものであるのですから、

 皆素材を欲しがっております」


 何でこいつら殺す前提で話進めてるのだ、とドラメキアは絶句しながら、


「まあ、まだ処刑すると決まったわけではありますまい。

 それでしたら[冒険者ギルド]は彼の保護、

 その後も冒険者としてこの街への滞在の許可を求めておりますし」


「いや、しかし……」


「民は不安がっておりますし……」


「人間がドラゴンに変えられたという報告も聞いております。早急に対策を――」


「だが、ドラゴン研究は打ち切られたのでしょう? 今から予算をつけるのですか?」


 などと声が飛ぶ中、皆の声に耳を傾けていた女王がようやく口を開いた。


「間近に迫った問題、と言ったな?」


 すると、一同は女王に注目し、彼女の言葉を待つ。女王が続ける。


「テモベンテ卿が言おうとしたのは、[古き翼の王]の処遇ではあるまい?

 それも結構。だがもう一つ。

 ――冒険者リジェットの最後の言葉に[ザカール]の名が出てきたのは、

 数名の騎士たちが耳にしている」


 賢しいお人だ、とドラメキアは女王に頷いた。

 それ故に、ドラメキアは女王の評価を決めあぐねている。

 黒い噂もある。だがその黒い噂は煙のないところに火をつける連中がいる以上、本当にただの根も葉もない噂かもしれぬのだ。

 故に、政敵であるミラベルを保護する形となってしまったテモベンテに、どう出てくるのかが全く想像もできない。

 すると、別の貴族が言った。


「戯言でございましょう。既に[ザカール]は[暁の勇者]らによって滅ぼされております」


 更に別の貴族が続く。


「それに千年前の[ザカール]自体が、

 [ミュール王朝]の時代の[闇の神]の化身[ザカール]の名を騙る偽者だという見解もあります。恐怖の象徴なのですよ、[ザカール]という名は。

 ずっと昔から、不安になると[ザカール]の仕業だと決めつけそれが社会問題にもなったのは、覚えがありましょう?」


「[ザカール]と断定するにはまだ尚早に思えます。

 民が恐れれば、不安が広まり経済に陰りが出てしまう。

 それでは前女王暗殺事件の再来となりましょう?」


 一瞬、女王の表情に陰りが見える。

 だから何でこいつら勝手に暗殺と決めつけとんのじゃ、と呆れながらもドラメキアがすぐに横から言った。


「慎重になるのは結構。ですが結果後手に回る恐ろしさは、[竜戦争]の教訓であります。当時の王、[ドリオ・ミュール]がドラゴンの軍勢への対応に遅れたのも、敗走の原因の一つと――」


「そ、それは暴言でありましょう!」


 と、ごく少数だが存在している[ミュール派]の貴族が声を荒げ立ち上がった。

 ほんとめんどくさいなこいつら、とドラメキアは内心でため息を付き、すぐに続ける。


「無論、その後の[ドリオ・ミュール]の戦いぶりは凄まじく、

 今もなお[戦士ギルド]にて[戦神]と語り継がれていることに異論はございません。

 ――ですが、滅ぼされたはず[古き翼の王]は蘇ったのです。

 ならば、その処遇も、自称[ザカール]への対策も、同時に進めるのが我々の務め。

 報告にあった[ドゥエルグ聖堂]とは聞かぬ名でありますし、

 何よりも、[ザカール]なる者が人をドラゴンへと変貌させたのは恐ろしい事態であります。

 ……千年前の記録にも、このような[言葉と息]は残されておりません。こちらの研究も――」


「そうは言うがなテモベンテ卿。予算はどこから出るのだ。

 その[聖堂]とやらの探索には騎士団を出すつもりなのだろう?

  現在の我が国の状況を知らぬわけではあるまい。

 北の森、[古代エルフの里]と[竜人の里]の支援、飛空艇用港開通。

 壁の外にある各村々への獣車、道の整備、生活用魔道具の供給、やることが山積みなのですぞ。

 それに帝都の壁を更に広げようという計画、つい先日ようやく通ったばかりでは無いか」


「軍備も良いが、民の生活は国の根幹でありましょう。

 建物だけでなく工業用ゴーレムだって老朽化してきておりますし、

 西の[リトルラン領]でも先日のハリケーンで農作物にも被害が出とります。

 復旧や保証にだって予算が……」


「ですから! 予てよりあった[魔導列車建造計画]をもう一度見直し、レールを敷き、

 人の流通をよりスムーズなものにすべきと進言したではありませんか!」


「その問題は魔力に惹かれて湧き出る魔獣問題がある限り不可能だと――」


「[列車]の運用は不可能と、賢王がすでに実証済みでありましょう? だからわざわざ空路! [飛空艇]の時代を早くに到来させたのでしょうに」


「それでは壁の外側! 全ての民に流通が行き届かないじゃないですか!

 港が必要な[飛空艇]では限界がありますぞ!」


「だから[獣車]を――」


「足らんと言っておるのです!」


「ドラゴン研究は、[魔術師ギルド]の仕事でありましょう? 人をドラゴンに変える[言葉]があるのなら、ドラゴンを人に戻す[研究]をさせればそれで解決でしょう」


「ですから、予算を[工芸ギルド]にまわしていただければですな。

 ドラゴンの骨と革と鱗、こんなに魅力的なものはありますまい?

 交易で利益を上げれば国は潤います」


「[冒険者ギルド]への予算は裂きすぎではありませぬか?

 ああやって図に乗らせてしまった結果が、今の[古き翼の王]の私物化でありましょう?」


「[商人ギルド]は勝手が過ぎます。特に現ギルド長を務める新参者の[マクスウェル商会]、連中は信用なりませぬ。それならば古くから我々とともにある[ボーン商会]に挿げ替えることができれば、コントロールは容易くなります。まずは信用でしょう?」


「本当に[ザカール]なら、[闇の神]の復活も企むはず。だが[闇の神]の存在はどの文献にも記されていないのは、やはり旧体制、[グランドリオ]の怠慢ではありませんか?」


「[闇の神]の記述は[グランドリオ]以前の問題でありましょう?……どこかの時代の[ミュール王]に責任があるのでは?」


 権力が弱い現女王は、堅実な政策こそ見事であるが、彼らを無理やりまとめあげるような真似はできない。

 慎重な女王なのだ。

 そもそも、国の成り立ちからして女王に決定権は無い。

 ミュール王から王位を譲り受けたとされる女王グランイットが国を収め、しかし実権は賢王ビアレスが取り仕切っていたのだから。

 混乱の時代でもあったのだろう。

 それ故に、陰謀論も多く見受けられ――。

 しかしながら千年も昔のことであり、更には三百年前の大戦で多くの資料が失われたことからもはや真実は闇の中だ。

 ままならんな、と独りごちてから、ドラメキアはうおほんと大きな咳払いをすると皆が視線を向ける。彼はすぐに言った。


「[古き翼の王]は、[ハイドラ戦隊]の管轄でもあります。

 そこには陛下のご息女と――グランドリオ家の娘の意識が戻り次第、彼らを本国に招集してみては。それならば皆々様方も、直接情報を得ることができましょう」


 つまるところの、事態の先送りである。

 するとそこにいた者たちの半数が「それは良い」と太鼓を持ち、二割が否定的な意見を述べ、三割が静観に務めた。

 これで、殺したい側と守りたい側双方に時間ができたことになる。

 タイムリミットは、果たして――。

 本国に来る瞬間、あるいは来てからも狙われるかもしれない。

 とりあえずではあるが、『近い内に騎士団を召集する』ということで一応のまとまりを見せ、次の議題に入る。

ドラメキアは深々とため息をついた。

 これから何もしないというわけにはいかないのだから。

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翻訳の魔導書を完成させた魔導師見習い。役立たずと言われ魔法学校と魔術師ギルドから追放されるもルーン文字を翻訳できることが判明し最強の付呪師となる
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