『センエース』という作品を紹介!
『センエース』という作品を紹介!
・出演者
『セン』
「リーダー」「根性の鬼」「厨二」「シューリを愛している」
『シューリ』
「赤ちゃん言葉」「女神」「性悪」「センを愛している」
『トウシ』
「関西弁」「天才」「聞き役」「裏回し」
「突然だが、トウシ! お前は、『センエース』という小説を知っているか?!」
「知らん」
「よし! では、特別に教えてやろう! 耳をかっぽじれ! 『小説センエース』は、読んだら頭がおかしくなる、リアル魔導書だ!」
「……なに、その奇抜なウソ……」
「ウソじゃない! 実際、俺は、『小説センエース』を読んだら、もろもろ恥ずかしくて発狂する!」
「……そんなん言い出したら、ワシかてそうやぞ。『新D章』とか、読んでられへん」
「おい、こら! 前提を守れ! お前は小説センエースを知らない設定だろうが」
「めんどくさいわ! てか、無理があるやろ! ワシがメインの章とかもあるんやから!」
と、そこで、シューリが、
「オイちゃんは、本当に知りまちぇんよ。センエースって、なんちゅか?」
「いいぞ、シューリ。お前はやれば出来る子だと、俺は昔から知っていた!」
「センエース……その、耳障りが最悪な単語は、いったい、どういう意味なんでちゅか? 」
「……み、耳障りが最悪……」
普通にヘコんでいるセンに、
シューリは追撃の手を休めず、
「センエース……聞いただけで、胃がムカムカして、殺意の波動に目覚めそうになる名前でちゅねぇ。口にすると、吐き気が止まりまちぇん。おえっ……ねぇ、セン。その、気持ち悪い単語は、いったい、何を表しているんでちゅか?」
「俺の名前だ!」
「えー、そうだったんでちゅかぁ?! オイちゃんったら、いっけなーいっ! 気を悪くしないでくだちゃいねぇ。オイちゃんも、悪気があったわけではないでちゅからぁ」
「これで悪気がなかったら、逆に大問題だけどな。サイコすぎて、足がすくむ」
ため息を挟んでから、
センは、気を取り直して、
「まず、『小説センエース』がどういう作品か、一言で解説しようと思う!」
『転生しまくってレベル10兆になった主人公が【レベル100で最強と呼ばれる世界】に転生するところから始まる物語』
「……ま、こんな感じかな」
「なんやろうな……そう聞くと、強い『なろう感』に包まれる感じやな」
「いや『なろう感』もクソも、『なろう』に投稿されている作品だからな。ちなみに、『なろう系』の中には、大きく分けて二つのカテゴリがあるんだが、何か分かるか?」
「傑作とゴミ」
「……まあ、うん……大きく間違ってはないんだけど、そういうことじゃないんだよ。作品の方向性の話をしている」
ため息を交えてから、
「あくまでも俺の中での基準だが、なろう系は主に『ギフト系』と『努力系』に分かれる」
「へぇ」
「俺の話に強い興味を持てとは言わんが、演者として、最低限の働きはしやがれ。そうじゃないと、『中学時代の俺』に書かせた『痛い台本』をムリヤリ読ませるぞ」
「ギフト系と努力系?! その違いとはいったい?! 気になって夜も寝られへん!」
「例をあげると『オーバー〇ード』がギフト系で『幼〇戦記』が努力系だな。一応言っておくと、『ギフト系』だからといって、努力をしないわけじゃないし、努力系だからといって、ギフトを授かっていないとは言っていない。あくまでも、作品の方向性における主軸の話だ」
「で? それがなんなん?」
「……『小説センエース』が、そのどちらかというと、間違いなく、後者の努力系にあたる。努力系の中でも、特に、努力に特化した作品! そういう泥臭い作品が『小説センエース』なのだ!」
「ま、異論はないけどなぁ」
と、トウシが同意したと同時、
シューリが、あくびをかみ殺しながら、
「まあ、でも、結構なギフト系だとも思いまちゅけどねぇ。『無限転生』とか『世界一の経験値倍率』とか『直視すると失神不可避の狂気的なブサイクっぷり』とか。その辺の、とんでもないチートを持って生まれてきたセンは、なかなかのギフトホルダーだと思いまちゅよ」
「おい、トウシ、ちょっと、俺の顔を直視しろ……よし、オーケー、もういいぞ。もう、こっち見んな、失神しそうになるから」
トウシと、二秒ほど、目と目を合わせてから、
シューリの方に視線を向けて、
センは、
「ほれ、みろ。トウシは失神してねぇだろうが。これが現実だ。俺の顔面はよくも悪くも凡庸で――」
「さすが、トウシ! 精神力がハンパじゃないでちゅねぇ! さすがは、センの心を折った、唯一の超人! よっ! あんたが大将! あんたこそが真の主役! タイトルを、センエースからタナカトウシに変更すべき!」
「……シューリ、お前は、本当に、俺の心をエグるのが得意だなぁ……もはや、感嘆してしまうぜ」
「つぅか、ワシをダシにしてイチャつくんやめてもらえる? ものごっついみじめになるんやけど」
「今の会話を聞いて、どうして、その結論にたどりつくんだよ。やっぱり、あれか? 天才は、見えている景色が常人とは違うのか?」
「やかましわ、ボケ。その照れ隠しも、普通に腹たつねん。あと、お前、流れに便乗して、ワシの顔面、ガッツリ、ディスってきたよな? マジでええ加減にせぇよ」
トウシは、イライラを吐き出してから、
「つぅか、もうええから、そろそろ話進めぇや。ワシ、はよ、帰りたいねん」
――作品紹介2に続く!





