投稿小説サイトの特徴について語ってみる(カクヨム編)
『カクヨム』
開設当初はなろうの後追い的なイメージがありましたが、KAD〇KAWA資本で書籍化等も積極的に行っていることもあってか順調に利用者が増えていて、小説投稿サイトの規模としては現状3番手くらいの位置にあるようですね。
ここの特徴としては「なろうに比べて格段に他者との交流が発生しやすい」ことがあると思います。
カクヨムでは自分へのフォローはもちろん、自作品に評価、いいね、ブクマ等がされた際に誰がしたかが通知される(通知を切ることも出来る)ので他者を知る機会が多いんですよね。
別に読まれたから読み返すみたいなものではないにしろ「自分の作品を読んでくれた(評価してくれた)人はどんな人なんだろう?」と相手に興味を持つ切っ掛けにはなるので、なろうに比べて繋がりが発生しやすいのは確かでしょう。
書くだけでなく読むことでも他者との交流が発生する切っ掛けが多くなる、「カクヨム」というサイト名を体現したような仕様。そんな特徴があると思います。
あとは作品への評価ポイントの重要性の高さも特徴だと思います。
カクヨムはサイト構成上ページを開いてすぐ「注目の作品」というピックアップ項目があるのですが、ここは「直近に評価ポイントが付けられた」作品がランダムに表示される場所なんですよ。
その特性上作品ポイントの高低や投稿日の遠近によって表示が左右されづらい場所なこともあり、単純に人目に付くチャンスが増える場所という特徴がありますね。小説投稿サイトでこういう基準で作品を表示するのって結構珍しい気がします。
あとログインしてサイトを利用している場合、「自分がよく読むジャンルや要素」の作品が表示されやすくなるのが地味に便利。ここから出会った作品も数多かったですね。
これに限らずカクヨムは「後述するコンテストや企画を含め、なるべく多くの作品に人目に付く機会を設ける」「あまりメジャーじゃないジャンルにもスポットを当てる」みたいな取り組みを定期的にやっている印象があります。
サイト規模がデカくなったせいで焼け石に水ではありますが、やらないよりは何倍もマシだと思うのですよ。
そしてなろうとはまた違った形での豊富なコンテストの数々があるのも特徴。
なろうのように大きなコンテストの窓口もやってはいますが、カクヨム独自の特徴といえば様々なコンセプトに沿った小規模なコンテストの数々でしょう。
特定ジャンルに絞ったコンテストはもちろん、他企業とコラボしたり、高校生限定だったり、特定地域を舞台にしたりとその種類は様々。自主企画的な感じで作品を募集していることもありますね。
新規領域の開拓がしやすいのはもちろん、小規模なので気の向いた時に気分転換に眺めたりと、バリエーションの豊富さゆえに読む側を飽きさせないのも良いです。
あとコンテスト作品表示ページへの導線がなろうより分かりやすいのも個人的に良き。
そしてコンテストといえば忘れちゃいけないカクヨムコン。
毎年開催されるほぼ全ジャンルを網羅する大規模なコンテストで、サイト挙げてのお祭りのようなコンテストですね。
他で活動していてもこの時だけ戻ってくるみたいな作者も多いらしく、年々応募数が増え今では期間内に長編短編合わせて二万作品以上の応募があるほど。とんでもねえ……!
その特性上コンテストランキングが壮観の一言なので、未見の人は一見の価値ありだったりするかもしないかも。
あ、そういえばカクヨムはPVで収益を得られるロイヤリティプログラムもありました。
自作品のPVだけでなく上記のような企画や周年イベントなどに参加することでリワードを獲得出来たりもするので、「自作品のPVじゃとても……」という方でもとりあえず参加し得な仕組みだと思います。
まだ細かい良い部分も色々ありますが大体こんな所でしょうか。
カクヨムコンなど大きなコンテストにおける読者選考|(期間中に獲得した作品ポイントが中間選考突破に大きく影響する)の是非や、サイト開設当初から指摘されていたらしいポイント仕様の是非(「営業」としてお返し目的に読まずにポイントを付与したり、ポイントのお返しが無いと付与したポイントを消したりする人がいる)など細かい部分で批判されることもあるようですが、個人的にはサイト全体の雰囲気等も含めかなり良い場所だと思いますね。
自分の活動方針を見出しやすいと言うか、実際に動いてみて修正を加えやすいと言うか。
そんな活動のしやすさが特徴な場所だと思います。




