続:納得は全てに優先する(キャラクター編)
前話で物語に対する「納得」について書きましたが、一つ重要な要素に触れ忘れていたので今回はそれについて書いていこうと思います。
いやあ、書いている内に最初に書こうと思っていた内容からズレたり、別の話題を盛り込みたくなったり、そのせいで逆に最初に書きたかった内容が十分表現出来なくなったり。難しいものですね(無計画)。
で、今回は物語への「納得」に大きな影響を与えるであろう要素について、
人呼んで「飛〇はそんなこと言わない」理論(?)について書いていこうと思います。
「物語の出来」自体は「起承転結を含めた物語構成の上手さ」や「設定の整合性を含めた不自然さの有無」などで(物語自体の好みは置いといて)ある程度評価出来るものだと思うのですが、
「キャラクターがその物語と噛み合っているか」
という点はそういった物語自体の出来の良さを根底から揺るがしかねない要素だと思います。
なんかこう、あるんですよね。
「物語展開上ここでトラブルを起こしたい(巻き込まれて欲しい)けど、どう考えてもこのキャラクターはそんなことしない」
みたいなことが。
かといってそういった展開に持ち込むために
「後先考えない熱血キャラが急に慎重になる」
「仲間一番の頭脳派キャラの知能が突然下がる」
「思慮深く穏やかなキャラが唐突に暴力的になる」
ようなキャラ変を唐突に行うと違和感がすごいですし、長期的に見るとそういったブレや矛盾はキャラクターはもとより作品自体の首を絞める結果になる気もしますし。
とはいえ上記の例で言えば、
「『失う』恐怖を知ったことで進めなくなった」
「初めて知略勝負で敗れたことで自信が持てなくなった」
「大切な何かを侮辱され、仲間も驚くほど激高した」
などキャラ変(に見えるような振る舞い)が起きた理由が描写されていればまた別でしょうが。
あとこういった展開は上手く扱えればキャラクター性の幅や物語の展開を広げる良い切っ掛けになるとも思うので、一概に悪いものだとは言えないとも思いますね。
キャラクター性と一言に言っても、
「タイトルやあらすじから予想出来るキャラクター性及びそれがある程度固まるまで(初期)」
「物語を通して『こういうキャラクターだからこういう場面ではこういう振る舞いをする』といったキャラクター性が確立する(中期~それ以降)」
の二通りがあると思いますが、特に後者は作品の財産と言っても良い概念だと思うんですよね。
物語とキャラクターはどちらも作品にとって大事な要素ですが、それだけに(作品によって重視する要素の比重は異なるとしても)どちらかを蔑ろにするような扱いだけはしないで欲しいなあと思うのでした。




