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【Web版】人脈チートで成り上がる地下アイドルプロデュース〜ビラ配りしていた売れない地下アイドルの人生変えてみた〜【コミカライズ】  作者: 津ヶ谷


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第135話 新オフィスお披露目

 それから、二週間で俺はオフィスを契約した。

鈴木さんはスピーディに進めてくれるので、本当に助かっている。


 内装もデスクや観葉植物などが入り、随分と事務所らしくなったもんだと思う。

社長室も俺の使いやすいようにセッティングしてある。


「よし、これで大丈夫だな」


 そろそろ、莉奈たちが駅に着く時間だ。

今日は新オフィスを莉奈たちにお披露目することになっている。


「迎え行きますか」


 ジャケットを煽って駅まで歩く。

待ち合わせ場所にはすでにWhiteの3人が居た。


「おはよう。待たせてすまない」

「いえ、全然待ってないですよ」

「じゃあ、行こうか」


 俺は莉奈たちを連れて歩き出す。


「遂に新しいオフィスが決まったんんですね」

「楽しみですねー」

「次はどんな所かな」


 それぞれ今日を楽しみにしてくれていたようである。


「ここだよ」


 駅から10分ほど歩いたところにあるビルを指差す。


「結構いいところにありますね」

「うん、友達の不動産屋さんに色々無茶言って紹介してもらったからねぇ」

「本当に、どこにもお知り合いがいますよね」

「もう今更、不動産屋さんくらいじゃ驚かないけどね」


 友梨と美穂が言った。


「4階フロアが新事務所だよ」


 エレベーターで4階まで上がる。


「おお、すごい!」

「前の秋葉原の事務所も良かったですけど、ここもいいですね」

「結構広いんだねぇ」


 それぞれがそれぞれれの感想を言い合う。


「不動産屋さんが俺ならすぐに事業規模大きくするだろうから、広めにした方がいいって言われてさ」

「その不動産屋さん有能ですね」

「それな。四宮さんのことすごく分かってる!」


 とはいえ、まだ従業員は3人しか居ない会社だ。

これから、人員も増やしていかないといけないだろう。


「それで、やるんですよね?」


 莉奈がキラキラした視線を向けてくる。


「やるって何を?」

「決まってるじゃないですか! 新しいアイドルの発掘オーディションですよ!」

「ああ、そうか。でも、こんな出来たばかりの会社に応募が集まるかな?」


 いつかは、やらないといけないと思っていた。

ただ、すぐに募集を始めても集まるかどうか不安がある。


「何言ってるんですか? 今や四宮さんは有名なんですよ」

「そうそう。私たちもだいぶ知名度上がってきたし」

「絶対大丈夫ですよ!」


 Whiteのみんなが後押ししてくれる。


「よし、じゃあやってみるか! アイドルが1組だけってのは寂しいもんね」

「「「やったー!!」」」


 俺は早速アイドルオーディションの為に動くことにした。

ここから、俺の挑戦がまたスタートするのだと思うとワクワクする。

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