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【Web版】人脈チートで成り上がる地下アイドルプロデュース〜ビラ配りしていた売れない地下アイドルの人生変えてみた〜【コミカライズ】  作者: 津ヶ谷


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第131話 任命式

 Whiteのクールジャパンアンバサダーへの任命が正式決定した。

俺はそのことをメンバーへと伝えた。


「四宮さんのことだから大抵のことには驚かないつもりでしたけど……」

「まさか、ここまでとはね」


 莉奈と美穂は息を大きく吐いた。


「アイドルでは初めてなんですよね?」

「まあ、そうなるな」


 先日、コスプレイヤーが任命されていたが、アイドルで任命されるのは初めてである。


「谷部総理ともお知り合いなんてほんとチート過ぎますよ」

「俺も今回は紹介してもらっただけだからな」


 佐藤さんにしてもらわなかったら、この仕事はなかったことだろう。


「それで、内閣府で任命式をやるらしいからよろしくな。日程は共有した通りだ」

「分かりました!」

「なんか、緊張しますね」

「そうね。内閣府なんて普通に生きてたら行かないよね」


 一週間後、内閣府での任命式が決まっていた。



 ♢


 任命式、当日になる。

俺は永田町で莉奈たちの到着を待っていた。


「おはよう」

「おはようございます」

「行こうか」


 俺たちは指定された建物に入ると、そこには俺が知っている顔があった。


「久しぶり。四宮君」

「大臣自らお出迎えですか」


 森誠吉文部科学大臣である。


「何、Whiteがクールジャパンアンバサダーに任命されたそうじゃないか。総理あいつに先を越されてしまったな」

「大臣の方が少し時間かかりそうですかね」


 森誠吉が推進しているスクールポリス制度は、教育委員会の方が難色を示しているらしく整備にはもう少しかかりそうだ。


「まあ、アイドル初のアンバサダーだめでたいじゃないか。私が案内しよう」

「あありがとうございます。こちらがホワイトのメンバーです」


 俺は大臣にメンバーを紹介する。


「四宮さん、森大臣とどういうご関係なんですか?」


 突然現れた大物政治家に莉央が尋ねる。


「四宮とは飲み友みたいなもんだ」


 その疑問に大臣が答えた。


「「「大臣と飲み友って……」」」


 3人はお決まりの反応を示している。


「こっちだ」


 大臣に案内されて俺たちはエレベーターに乗る。

そして大きな会議室のような所に通された。


「お連れしたぞ」


 会議室には谷部総理、それからもう一人の見知らぬ男の人がいた。


「初めまして。上村と申します」


 名刺には『クールジャパン戦略大臣』と書かれていた。

内閣府の記者たちもカメラを持って待機している。


「では、始めようか」


 クールジャパンアンバサダー任命式が始まった。


「Whiteのお三方をクールジャパンアンバサダーに任命する。日本の魅力、文化を世界に発信していくことを期待しています」


 上村クールジャパン戦略担当大臣から3人は任命状を受け取った。

 

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