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【Web版】人脈チートで成り上がる地下アイドルプロデュース〜ビラ配りしていた売れない地下アイドルの人生変えてみた〜【コミカライズ】  作者: 津ヶ谷


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第124話 名古屋到着

 東京から名古屋までは、新幹線で1時間30分ほどである。

新幹線ならそれほど遠くは無い印象である。


「四宮さんは名古屋はよく行くんですか?」


 正面に座る莉奈が尋ねてくる。


「前の職場に居た時はたまにな。でも、もう半年ぶりくらいになるか」

「そうなんですねー! 四宮さん、本当に全国どこにでも知り合いいますよね」

「それしか取り柄ないからね」


 俺は苦笑いを浮かべながら言った。


「そういえば、みんなは朝ごはん食べたの?」

「いえ、朝が早かったので食べそびれてしまいました」

「私もー」

「私もです」


 どうやら、みんな朝ごはんを食べそびれてしまったようである。


「じゃあ、ちょどよかった。瑠奈がみんなの分までお弁当作ってくれたんだ」


 瑠奈は昨日の夜に全員分のお弁当を作ってくれていた。

明日忘れずに持っていくようにと釘を刺されていたのだ。


「えー、いいんですか!?」

「瑠奈さんのお料理、美味しいんだよね」

「うんうん」


 莉奈たちは一度、俺の家に来た時に瑠奈の料理を食べていた。


「はいこれ」


 俺はカバンの中からお弁当を出すと、3人に渡した。


「なんか、気合い入れて作ったらしいよ」

「ありがとうございます!!」

「いただきまーす」


 手を拭いて、みんなでお弁当を食べる。


「この卵焼き最高!」

「瑠奈さんの料理毎日食べてるのに、四宮さんはなんでそんなに痩せてるんですか!!」

「確かに、四宮さんスタイルいいよね」


 そんなことを言いながら、楽しそうに箸を進めていく。


「「「ご馳走さまでしたー」」」


 3人はあっという間に完食していた。


「瑠奈さんに美味しかったって伝えておいてください!!」

「了解! ちゃんと伝えておくよ」


 1時間半の新幹線の旅もすぐに終わり、俺たちは名古屋駅に到着した。


「おおー、ここが名古屋ですか!」


 莉奈たちは初めて来る場所に感動している。


「まずはホテルにチェックインしちゃうよ。荷物も預けたいし」

「了解です!」


 俺が先導するように歩き始める。

名古屋の道はなんとなく把握はしている。


「駅から近い部屋を取ってるから、便利だと思うよ」


 俺は駅から近くて、それなりに良さそうなホテルを取っていた。

駅から少し歩いた所にホテルはあった。


「ここだよ」

「え、四宮さん、ここってすごくいいホテルだったりしますか?」


 莉奈が恐る恐る尋ねてくる。


「まあ、その辺は気にしなくていいよ。社長もいいって言ってたし」


 ホテル代も交通費も全て会社の経費である。

Whiteのおかげで、相当な利益を会社にももたらしているらしい。


「予約してる四宮です」


 フロントで告げる。


「四宮さま、お待ちしておりました。ふた部屋でよろしかったでしょうか?」

「はいそうです」


 莉奈たちの要望から、メンバーは一緒の部屋にしていた。


「では、ご案内いたします。お荷物お持ちいたします」

「ありがとうございます」


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