06.中二病
以下は、あくまでも個人の見解です。
絶対的にそうだという保証はありませんので悪しからず。
俺たちの戦いはまだまだこれからだぜ! 的な感じでお送りします、第六回『ラノベあるある辞典』。
今回は以前、風木守人さんから頂いたお題【ラノベにおける中二病の境界線】です。
さて、まずは注意事項。
ここでは皆さんが『中二病』というモノを知っているという前提で、話を進めさせてもらいます。なので「中二病? ああ、知ってる知ってる。今、人気のバンドでしょ? だって俺、売れる前から知ってるし」と思った方は、ご自分で調べてもらえると助かります(ある意味、あなたも)。
で、要するに中二病とは何なのか?
私が考えるに、あれは覚えたての『自己主張』なのです。
「自分は周りのヤツらとは違う」「こういうところが自分のアイデンティティなんだ」といった感情を、見様見真似で不格好ながらも表現・主張する。そういった行為が、中二病と称されるモノの正体だと思います。
して、今回の本題。ラノベにおいて、中二病とそうでないモノはどこが違うのか。
答えとしましては、根本的な違いはありません。
ラノベに限らず、小説というのは自己主張の塊です。たとえノンフィクションであっても、人間が編集したモノである以上、そこには自己主張が含まれます。
「今までの小説とはここが違う」「こういうところが自分の作品の良さなんだ」、そして「これを読んで、読者にはこう感じてほしい」といった感情が詰まったモノが小説であり、そうでないモノは小説と呼ぶべきではないとさえ、私は思っています。
では何故、中二病の境界線があるように見えるのか?
それは、作り手が『読者にどう見られているか』を理解しているかどうかが、理由となってきます。
ここで例として、間違い探しならぬ中二病探し。
「俺様の名は氷王院龍吾。高校生にして最強と呼ばれるほどの魔法使いで、使う魔法は絶対零度の炎を操る『氷獄炎』だ」
という、主人公がいるとしましょう。
では、問題。この中にいくつ、中二病が含まれているでしょうか?
一応、用意した答えは大分類で四つです。もしそれ以上見つけたという方は、個人的にこっそり教えてくださいませ……恥ずかしいので。
して、こんなイタい主人公で一体何を説明したいのか。
それは、私がこの文章を意図的に中二病にしていること。つまり、あなたからどう見えるかを考えた上で、これを書いているということです(技術足らずだったらスミマセン)。
中二病は、基本的に価値基準が自分の中で完結しています。周りは「ダサい」と思っていても、当の本人は「カッコイイ」と信じているような状態です。
なのでこのように、読者がどのように受け取るのか、それを客観視できるか否かが『中二病の境界線』となってくるのです。
「だけど客観視なんて、そう簡単にできないよ」
なんて思っている方に朗報です。実は簡単に客観視できる方法が、この『なろう』にはあるのです。
ズバリ、それは『感想』。
当然ながら読者は第三者なので、その意見は客観視そのものです。なので、もし「もしかして自分って中二病なんじゃ?」と不安になった際は、是非とも感想を読み返すことをオススメします。
社会の一般常識として『オシャレは自己判断。身だしなみは他者判断』という言葉があります。
文章を個性的に飾り立てるのも、確かに大事なことです。ですが、しっかりと体裁や表現を整え、その上で遊び心を加えられるのが、中二病を卒業した大人なのだと思います。
ではまた次回、お会いできれば。
ご意見・ご要望などなど、心よりお待ちしてます。




