表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/20

03.予想と理想 2012.7.30追記

 以下は、あくまでも個人の見解です。

 絶対的にそうだという保証はありませんので悪しからず。



 カウントダウンTVをご覧の皆さん、こんばんは。違いますよ、第三回『ラノベあるある辞典』ですよ。

 というわけで、今回のお題は【予想と理想の裏切り】です。

 ちなみに、今回は設定解説とは少しズレる内容となっておりますが、ご了承くださいませ。



 さて、毎度の如くの質問ですが、あなたは読んでいる小説やマンガの展開を予想したことはありますか?

 おそらく、ほとんどの方があるでしょう。

 もちろん、私もその一人です。「あのキャラとこのキャラがこうなって最終的には……むはーッ!」とか夜な夜な叫んだり叫ばなかったり。

 しかし、その予想通りに物語が展開していった場合、あなたはどう思うでしょうか?



『読者に媚びた作品は、それ以上成長しない』

 というのが、私の持論です。

 では何故、媚びると成長しないのか?

 それは、媚びるというのが『読者の予想を実現する』ということだから。作者の「こういう展開にすれば、みんな喜ぶんだろう?」的な考えを、私は媚びるという行為だと思っています。

 しかし、予想を実現すること自体が悪いわけではありません。『飛び込んだ先が女子更衣室』みたいなお約束展開も大事ですし、読者としては予想が当たると純粋に嬉しい。

 では何が問題なのか。それは、媚び続けることです。

 読者の予想を実現し続けるということは、全てが想定範囲内に収まってしまうということ。

 つまり、展開に意外性が失われ、ドキドキ・ワクワク・ハラハラといった面白みが無くなってしまう。そして最終的には、その作者である必要性もなくなってしまうのです。だって、他の誰かが予想できてしまうのですから。



「じゃあ、予想を裏切る展開を続ければ良いじゃないか!」

 ええ、その通りです。そんな意外性溢れる物語は、とても理想的です。

 ですが、そうはいかないのが現実。

 それが簡単にできたら誰も苦労はしません。だから私が遅筆なのも、自然の摂理的な仕方ないことなのです(自己納得)

 


 だけど実のところ、意外性を作ることはそう難しいことではありません。

 一番簡単な例で言うと、新キャラの登場。何の気配や予兆もなく突然であれば、どんなファンでもこれを予想するのは不可能です。いわゆる『神(作者)のみぞ知る』という展開です。

 しかし、これにはもちろん落とし穴があります。

 それは、そのキャラの登場が神(作者)の当初の計画になかった場合。その場合、既に登場しているキャラとの人物関係を新たに作らねばならず、そこで物語全体が破綻する可能性が大きくなります。

 特に、キャラが多く、長く続いている物語ほど危険が大きいです。皆さんも、そういった物語に心当たりはありませんか?

 そして、その破綻を無理矢理にでも取り繕おうとすると『ご都合主義』と呼ばれる展開になってしまうのです。



 ことわざで『大風呂敷を広げる』というものがありますが、広げること自体は簡単です。創作の中なら、いくらでも広げ放題です。

 本当に難しいのは、大風呂敷を閉じること。それも、綺麗なカタチで。

 それを上手にできる作品が『読者の予想を裏切り、理想を裏切らない作品』になれると思うのです。


 ではまた次回、お会いできれば。



★2012.7.30 追記


 舞台裏の作者達(今野流)さんから頂いたご意見『読者の予想を裏切るのに、ミスリードの手法も有効ではないか』。


 なるほど、確かに。

 逆に簡単に予想できる展開を見せて注意を引きつけ、最後にどんでん返し。読者の予想を裏切りつつ、ある種の爽快感を与えられる素晴らしい手法です。

 好んで使うプロ作家さんも多いので、かなり有効な手法と言えますね。




 ご意見・ご要望などなど、心よりお待ちしてます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ