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キャラデータは女帝の夢を見る~女帝、恋愛も世界も征服する  作者: 百鬼清風
第一部 ヴァンパイアロード・カイン
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第33話 終幕への最終形態

「焼き尽くせ!エピックマジック、陽光爆発サンバースト!」


 ルイーズの、かけ声と共に雲から太陽が覗き、強力な光をカインに浴びせようとする。


「エピックマジック、日食エクリプス!」


 カインのエピック呪文によって、一瞬にして太陽が日食状態となり、ルイーズの魔法を妨害する。


「さあ、お返しだ!陽光爆発サンバースト!」


 今度は、カインのエピック呪文によって再び太陽が現れ、ルイーズに強力な光線を放とうとする。


「偉大なる対抗呪文グレーターカウンタースペル!」


 ルイーズの対抗呪文が、カインの魔法を打ち消す。


「エピックカウンタースペルではなく、グレーターカウンタースペルでエピック呪文を打ち消すとは、神格レベルは対抗呪文の判定にも修正を加えるようだな!」


 カインが感嘆する。


「ではレジェンダリーアイテムである、この銃の本当の力を見せよう」


 今度はルイーズが、ライフルからルルワリリス戦で使った黄金の3連装拳銃に持ち替える。

 銃の横にあるスイッチを押すと、銃から黄金の光が煙のように立ち昇る。


「不死を死に(アンデストゥデス)!」


 銃から、対アンデット魔法が込められた魔弾が発射される。


「私を守れ!アンデットジェネラル!」


 カインが、タンク役の現魔に防御を命令する。

 魔法を受けたアンデットジェネラルは、馬と共に塵となり、さらに黒い宝石に封印されて地上に落下する。


「その銃で破壊された者は、同時に封印されるわけか。これを受ければ、ひとたまりも無かったぞ。来い、フェンリル!」


 アンデットジェネラルを倒されたカインは、体高3mはある巨大な狼の姿をした現魔を新しく召喚した。

 フェンリルは、全身に青い炎を纏い、ルイーズを威嚇している。


「さて、では、これならどうだ!」


 ファフニールが毒のブレス、フェンリルが青い炎をブレスを同時に吐き出し、ルイーズを攻撃する。

 さらに、ディメンションリッチが、メテオスォームを発動し、空から隕石が4個、ルイーズに迫る。


「エピックマジック、4つの力術フォースエボケーション!」


 カインの手の平から、電撃、炎、冷気、酸の4つの塊が魔法の球体となって発射される。


「前へ!ゼウス、オーディン。毒を中和しろマリア!エピックカウンタースペル!」


 ルイーズの命令を受けて、ゼウスとオーディンが攻撃を受けて消滅する。

 マリアが毒のブレスを中和。

 ルイーズ自身は、カインのエピック呪文を対抗呪文で打ち消した。


「求めに応じよ、戦女神アテナ!大天使ガブリエル!」


 ルイーズは、盾と槍を持ち全身鎧を身に付けた戦女神と、背に羽根を持つ白いローブの大天使を召喚した。


黙示録アポカリプス


 その隙にカインが、エピックマジックを発動する。

 地上が裂け、巨大なクレバスから数千数万の悪魔フィーンドが這い出てくる。


「我が地母神、混沌と悪の豊穣神シュブニグラスよ!顕現せよ!!」


 数千数万の悪魔フィーンドが、次々と倒れていく。

 全ての悪魔フィーンドの魂が黒い霧となって、一つの巨大な影になっていく。

 黒い雲の塊の様になった、それの中から海底生物の様な触手が見え隠れする。

 その巨大な現魔の出現と同時に、カインと、その現魔のHPとMPが全回復する。

 さらに、カインのエピック呪文スペルを含む、全ての魔法使用回数スロットが回復した。


「さあ、終幕だ。お前が神ならば、この私は宇宙だぁああああ!!」


 カインの姿が、元のヴァンパイアロードに戻る。

 着ていた豪華なローブを脱ぎ捨てる。

 胸の部分に、大きな宝珠が埋め込まれている。

 その中に銀河の様な星の輝きが渦を巻いていた。


「これは、イマジンの地獄ヘルエリアのギルドクエスト最強ボス、暗黒竜ニーズヘッグを最初に倒したギルドのみに与えられるミスティックレア、暗黒竜の宝珠。複数の能力を持つ、このアイテムの力を見よ!」


 カインが、そう叫ぶと、暗黒竜の宝珠の光が一段と強くなる。


「現魔融合。我にボス化の許可をデモゴルゴンよ…」


 カインが呟くと、ファフニール、ディメンションリッチ、フェンリル、シュブニグラスがカインと一体に融合していく。

 左肩にディメンションリッチ、右肩からファフニールの頭部が生えてくる。

 左腕はフェンリルの頭部になり、右腕には豪華な装飾のスタッフが握られている。

 下半身は、シュブニグラスの黒い雲に覆われ、中から多数の触手が足の様に見え隠れする。

 さらに、カインの頭は美しいヴァンパイアロードから、立派な角を持った山羊の頭部の骸骨に変化する。

 その胸には、強い星の輝きを放つ暗黒竜の宝珠

 HPとMPは数倍に、能力値は全て通常キャラに許されたMAXを越えていく。


「本来は、ギルド本拠地防衛以外は、ゲームマスターが許可した特別なイベントでしか許可されないボス化を…。随分とGMに好かれた様だな」


 ルイーズは、冷静に言った。


「ふふふ、この形態の脅威度は3000。100Lvのプレイヤーキャラが30人がかりで、やっと互角。これが、ノド防衛の切り札。さあ、全力で、お前を叩き潰してやろう」


 カインは、不気味に笑った。


「この宝珠の能力は合体だけではない、以後、この戦闘中、お互い一切の現魔召喚を含む召喚行為は禁止される。そして、私にはランク9までの一切の呪文が無効となる。さらに、この状態でいる限り、お前のHPとMPを吸収し続ける。何もしなくても、お前は倒れるのだ。そして当然だが、ミスティックアイテムは破壊出来ない」


 ルイーズから、カインにHPとMPが常時吸収されていく。


「さあ、終幕を楽しむとしよう!」


 カインは、歓喜の雄叫びを上げた。

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