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第85毛 覚醒
お姉ちゃんは
なぜかクルシそうにしながら
話してくれた
兄弟はいること
いた、ではなく、生きていること
自分は、本来、兄弟のどちらかを葬る依頼を受けていたこと
でも、それができなかったこと
アタマがイタイ
アタマがイタイ
でも
僕にはもう
何もない
何も
いや
会いたい
会いたい
生きているなら
一緒に遊んでくれるかもしれない
イタイのを治してくれるかもしれない
でも
お姉ちゃんは、それは難しいと言った
クニ同士の問題があるとか
わからない
わからない
とりあえず
誰にも見つからなければ
僕だと気付かれなければ
誰にも気付かれたくない
いや
お姉ちゃんと、お兄ちゃん?か弟にわかってもらえればいい
気付かれずに
気付かれずに
キヅカレズニ
…
……
………
何かがミエタ




