第820毛 Episode0."The God of Romance〜ロマンスのカミ様〜 EIGHT
『勇者様を召喚したら光り輝いてました』より
一部を抜粋
…
……
カチャ
アイ「ささっ! 美味しくて可愛らしい『ココアート』をどうぞ〜〜♡♡♡」ニコニコ
ヘラ「………ありがとう………」
ヘラを招き入れたアイ(とドライ)は
ヘラを椅子に座らせ
アイが中心となり
ヘラを『おもてなし』していた。
ドライ「アイ。滅多にやらない『アート』とやらを、この飲み物に施すなんて…。よほど、ヘラ様を好いたのだね」
その
ヘラの装いにも近い色をした飲み物には
白い『♡』が浮かんでいた。
アイ「うん!!♡♡♡もうアイちゃん、ヘラ様の愛溢れるチョコレートで、ミタマ(この場合、心)射抜かれちゃった♡♡それに、ヘラ様と〜〜っても可愛らしいし♡♡♡♡♡」ルンルンッ
ドライ「そうかそうか。上機嫌なのは僕も嬉しいんだけど、僕を忘れないでほしいな」
アイ「! ドライ、もしかして『嫉妬』してる〜〜〜???♪♪♪」
ドライ「…はは、少しね」
アイ「っ/// もうっ!!可愛らしいんだから〜〜!!/// ♡♡♡」
ヘラ「…………………………」ズズズ…
そんな
甘々な会話(?)を聴きながら
ヘラは『ココアート』に口をつける。
ヘラ「……!! ………(これも……甘い………)」
…
オロロ〚よしよし。飲み物まで出してくれるなんて、だいぶミタマ(この場合、心)許してるね♪〛
イヴ〚さすがヘラちゃん。やはり乙女心は乙女心をくすぐるのだな〛ムーン
ロレア〚ヘラ様はなんだか不本意な気がするけれど………〛
ヘガテー〚さすがぁ〜〜❀❀❀ヘラちゃんです〜〜〜❀❀❀♪♪♪それに〜〜〜あの甘ぁい香りのお飲み物〜〜〜❀❀❀飲んでみたいのです〜〜〜❀❀❀❀❀♡♡♡♡♡〛ポワポワ…ウズウズ
ベル〚へ、ヘガテーさん、落ち着いて………〛アセアセ
オロロ〚とりあえずルー(ヘラ・ルージュ)。機を見て、ボク達も招き入れるよう頼んでよ〛
…
ヘラ「…………………」
ドライ「まったくキミ(アイ)は、相変わらず僕を夢中にさせるのが上手いね♡」イチャイチャ
アイ「だぁって〜〜♡♡アイちゃんがもうドライに夢中だからね〜〜〜♡♡♡当然よ♡♡♡♡♡」イチャイチャ
ヘラ「………………………ぁの……」
アイ「! あっ、なになにヘラさま???♡♡アイちゃん達が羨ましい???♡♡♡♡♡」イチャイチャ
ヘラ「……………ぃや………その………」
アイ「え?? こんなに『ラブラブ』なアイちゃん達が、羨ましくないの??」スッ
ヘラ「!!!!」ビクッ
アイから
笑顔がスッと消える。
ヘラ「…っ……そ、そんなこと……ない……。す、素敵だと………思う………ただ」
アイ「そうでしょそうでしょ〜〜〜!!♡♡♡♡♡アイちゃんとドライの愛は、世界一(セカイ一)なんだから♡♡♡♡♡」キャハッ
ヘラ「!!!!」ビクッ
ドライ「……ハハ…アイ。愛を語るのは良いことだが、ヘラ様も用があってお越しになっているんだ。程々にね」
アイ「え〜〜〜??♪ アイちゃん達の『愛』の深さを身に来てくれたに決まってるよ〜〜♡♡♡だ・か・ら♡♡全身全霊で伝えるべきよ♡♡♡♡♡」
ドライ「ハハハ♪ まぁそれもアリかな♡」
ヘラ「………ぁの……アイ…さん」
アイ「なぁに~~~??♡」
ヘラ「……その……他の……みんなを」
スッ
アイ「だめ」
ヘラ「!!」
アイが再び無表情になる。
アイ「このアイちゃんとドライの愛の巣に無断で入り込むヤツなんてキライキライキライ…それに愛の扉も破壊した…意味わかんない暴力的すぎる非常識すぎるキモイキモイキモイキモイキモイキぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!」
ヘラ「!!!!」ビクッ
アイは
綺麗に整えられた『ツートンカラー』をぐしゃぐしゃと搔きむしりながら叫ぶ。
アイ「アイちゃんの愛の巣を邪魔するやつは許さない…たとえ何者であっても…どんな存在であっても…そう…だれにも…邪魔させない…アイちゃんとドライは……だれにも引き裂けない……アイちゃんは…ドライは………」ブツブツ…
ヘラ「………」
…
ロレア〚………〛アゼン
ヘガテー〚あらぁ~~~❀❀❀アイちゃん、プリプリです~~~~~❀❀❀❀❀〛ポワポワ…
オロロ〚まぁでも、間違ったことは言ってないよね。普通に考えて、扉を蹴破って入ってくるやつとは関わりたくないと思うし〛ニヤニヤ
イヴ〚そうだぞベルベル。ゆめゆめ気を付けるがよい〛ムーン
ベル〚え!?!?〛ガーン
オロロ「……少なくとも、ああなるとドー(ドライ)の神格が出てくるのを待つしか…ん??」
…
ヘラ「………」ジー
アイ「ぁぁぁぁぁ腹立つ腹立つ腹立つ腹立つ腹立つ腹立つ…」ブツブツ…
ヘラ「………」
スッ
ヘラは
ゆっくりと椅子から離れ
髪を搔きむしり続けるアイの傍に行き
ソッ
ロレア&ベル〚〚!!〛〛
アイの肩にそっと触れる。
アイ「誰も来るな誰も寄るな誰も………!?」ピクッ
ヘラ「………アイさん……ドライさんも」
アイ「!………」ピタッ
アイは
慟哭を止め
ユラリと
ヘラを見つめる。
ヘラ「………私と一緒に来た……その……同胞は……あなたたちのように……『愛』を学びたいと、思っているの」
アイ「!!!!」ピクッ
ヘラ「…あなたが抱えている葛藤、悩み…すべてはわからない。…わからないけど、あなたは…『愛』について…誰よりも『愛している』と、感じる…」
アイ「………」
慟哭からは
濁ったような目になっていた
アイの目が
しだいに…
ヘラ「…あなたたちの事を、蔑むつもりも、邪魔するつもりも、ない…。私は、あなたたちのように…慈しみのある関係が、増えてくれたら良いなと、思っているの。…無理にとは言わない。でも、育まれるかもしれない新たな『愛』のために…できれば、チカラを貸してほしい」
…
イヴ〚………ヘラちゃん………〛ジーン
ロレア〚……さすがはヘラ様…あの御方が一番『慈愛』に溢れているんじゃないかしら??〛
ベル〚た、確かに!!〛ブンブンッ ←首を縦に振っている。
ヘガテー〚あふれルージュちゃんです~~~~~❀❀❀❀❀♡♡♡♡♡〛ポワポワ…
オロロ〚全然うまくないよ。…まぁでも、これは『効きそう』だね♪♪♪〛
…
アイ「……………」
アイは
ジッと
ヘラを見つめ
ヘラ「……………」
ヘラもまた
アイを見つめ返す。
ドライ「………アイ」
アイ「!!」ピクッ
ドライ「……僕達は、ナミーザ様たちに言われたよね??『愛の伝道師』だと。『性』について、『勇者様の次に』深く知る存在だと」
…
オロロ〚!!!! ………(ふーん………なるほどなるほど………♪)〛
…
アイ「……………」
ドライ「…アイ。僕達への、セカイの『扱い』から、キミがそういう考えになるのは頷けるし、否定したりはしないよ。…ただね、セカイを『創る』ために頑張っているのは、僕達だけじゃないよね??」
ヘラ「……………」
ドライ「アイ。まずは、話を聴こう。このヘラさんは、アイも感じているように、『慈愛溢れる』ミタマ(この場合、魂)の御方だ。そんな御方が『同胞』という方々について、目先の情報だけで判断するべきでは、ないと思うよ。……まぁ、扉は弁償してもらうけど」
…
イヴ〚……だ、そうだ。頼んだぞよベルベル〛ポンッ
ベル〚え!?!?〛ガビーン
…
アイ「…………………」スック
ヘラ「!!」
アイが
椅子から立ち上がる。
アイ「……………」
そしてアイは
扉(があった方)を見つめ………
アイ「………入ってきても、良いよ」
…
一同〚〚〚〚〚!!!!!!〛〛〛〛〛
…
アイ「………このアイちゃんとドライの邪魔をしないなら……『愛』について、アイちゃんたちから知りたいなら………許してあげる。ちゃんと、アイちゃん達の可愛らしさを分かって、敬うなら…」
刹那
トテテテテ…
アイ「!!!?」ビクッ
ヘガテー「こ〜んに〜ちはぁ〜〜〜〜〜❀❀❀❀❀♡♡♡♡♡」ポワポワ…トテテテテ…
ヘラ「!!!!おいっ!!…………」
トテテテテ…
ガシッ
アイ「!!!?」ビクッ
ヘガテー「可愛らしいです〜〜〜❀❀❀♡♡♡まずは〜〜〜❀❀ヘガテーお姉さん〜〜❀❀❀ヘラちゃんが飲んでいるココアート〜〜〜❀❀❀飲みたいのです〜〜〜❀❀❀♪♪♪く〜ださ〜いな〜〜〜❀❀❀❀❀♪♪♪♪♪」ポワポワ…ニコニコ…
アイ「!!!!っな……急に近づかないでっ!!!!/// 『コンタクト・アイ(零疾駆/レーシック)』!!!!!!」バンッ
ポヨーン
ヘガテー「あ〜〜〜れ〜〜〜〜〜❀❀❀❀❀」ポワポワ…ポヨーン
路の女神は
再びソトを転がっていった。
ヘラ「…………………………」
ザッ
オロロ「騒がしいのは居なくなったから、さっそくお邪魔するよ〜〜〜♪♪♪」イソイソ…
アイ「……………」
ドライ「……………」




