第819毛 Episode0."The God of Romance〜ロマンスのカミ様〜 SEVEN
『勇者様を召喚したら光り輝いてました』より
一部を抜粋
オロロ「まぁ良いや。ここは一番確実そうなルー(ヘラ・ルージュ)、行ってみてよ♪」
ヘラ「!!」
ロレア「ちょっとオロロ。次から次へと、私達を捨て駒みたいに……。というか、アナタ、カオ見知りなんでしょ?? まずはアナタが交渉すれば良いじゃない」
オロロ「いやいや、今までの見たでしょ?? ボクであっても、近づく前に飛ばされるんだよ。それにこの感じじゃぁ、見境がなさそうだし」
ロレア「なら、ヘラ様でも同じことじゃない」
オロロ「い〜や♬」
ズイッ
ヘラ「!!!?」ビクッ
イヴ「むむ???」
オロロは唐突に
ヘラへ迫る。
オロロ「ボクに考えがあるんだよ☆」
…
……
ドライ(男神格)「まったく……ダメじゃないかアイ。言ったばかりだろう??」
アイ(女神格)「っだ…だってだってだって!!」グスッ
ドライ「…ハァ……困ったカオもかわいいけどさ……。仮にも、『先に生まれ出でた』カミさま…しかも、格の高い御方ばかりだったろう?? それなりの敬意を示すべきじゃないのかい??」
アイ「………ぅ〜〜〜〜〜……………」
ドライ「…やれやれ………そんなキミもかわいらし……ん??」ピクッ
アイ「? ………っ!!!!」バッ
アイ・ドライは
扉の方を見る。
ヘラ「……………」ヌッ
ドライ「!!!!この御方は………」
アイ「っ!!!?はっ、入って来ないで!!!!」ゴ…
ドライ「! 待つんだアイ!!死の神様が、直接お越しになることなんて」
ゴゥ…
ドライ(男神格)の制止も耳に入らず
アイ(女神格)はヘラへ向け
その『チカラ』を行使しようと……
アイ「でてい……………!!!?」ピタッ
そこで
アイは
ヘラが何か手に持っているのを見る。
それは………
…
……
ロレア「か、考えって??」
オロロ「ふっふっふ♪ これだよ!!♬♬」バッ
オロロは懐から
ナニカを取り出す。
ヘラ「!!!!!?」ビクッ
イヴ「む?? …それは………」
ロレア「……え?? ……それ………」
バッ
ヘラ「っあなた………いつの間にそれを………/// ……返せ!!!!!!」クワッ
ヒラリッ
オロロ「おろろ?? そんなに恥ずかしがることないじゃないか〜〜♪♪♪ いやはや、誰に貰ったかは知らないけど、すっごい『愛』溢れるチョコレートだよねこれ♬♬♬♬♬」
ヘラを交わしながら
オロロがヒラヒラと振っているそれは
大きなハート型のチョコレートだった。
オロロ「漁っていたときに沢山見つけたから、今の状況を想定して少し拝借しておいたんだ♡ さっ、これで『アイツら』を懐柔してきてよ♪♪」ヒラリッ
ヘラ「っふざけるな!!なぜ私が!!いいからはやく返せ!!!!」バタバタ
オロロ「い〜や〜だ〜〜〜♪♪♪」ヒラリッ
ロレア「……………」
イヴ「む〜ん……さすがはヘラちゃん。畏怖の対象というのも確かにあるが、やはり慕われているぞよ」ヌーン
ロレア「……ええ。そうね………。でも……結果的に、お可哀想だわ………」
イヴ「まぁ乙女心も随一だからな。確かに、アレ(チョコレート)とヘラちゃんなら、攻略できるかもしれん」
ロレア「……攻略って………」
ポワポワ…
ロレア&イヴ「「!!!!」」
トテテテテ…
ヘガテー「さぁんどめの〜〜〜❀❀❀正直です〜〜〜〜〜❀❀❀❀❀♪♪♪♪♪」ポワポワ…トテテテテ…
ベル「へ、ヘガテーさんっ!!お、お待ちください〜〜!!!!」アセアセ…ハァハァ…
ヘガテー「いきますよぉ〜〜〜❀❀❀❀❀」トテテテテ…
オロロ「あっ、キミはもう良いよ」パシッ
グラッ
ヘガテー「あ〜〜〜れ〜〜〜〜〜❀❀❀❀❀」ポワポワ…コローン
みたび迫るヘガテーを
オロロはしれっと足払いする。
オロロ「いま、より確実性のある方法をためそうとしてるんだ♪題して、『決死の甘味で黙らせルージュ作戦』だよ♡♡」バーン
ヘガテー「あら〜〜〜❀❀❀なんだか凄いです〜〜〜❀❀❀❀❀♡♡♡♡♡」ポワポワ…パチパチ
ヘガテーは転がったまま
拍手をする。
オロロ「よし!! って事で、これは返すからさ、そのままアイツらの家に行ってきてよ。できればウルウルした上目遣いで♪」ポイッ
ハッシ
ヘラ「っなげるな!! それに、なぜ私がそんなことしなきゃならない!!!!帰る!!!!」プンスコ クルッ
オロロが放り投げたチョコレートを慌てて抱きとめ
ヘラ・ルージュは怒り心頭のまま
踵を返す。
ベル「あわわ……ヘラさま………」アセアセ…
そんなヘラの背に
オロロ「いいのかな〜〜?? 同胞を見捨てても」
ヘラ「…!!」ピクッ ピタッ
オロロは語り掛ける。
オロロ「ボクの探究心はまぁ認めるし、キミたちを、アイツらの懐柔のために利用していることも否定しない。たださ、そもそもの話、イー(イヴ)の想いを成就させるための助言を貰いにきたんじゃん。で、それができそうな作戦の要が、キミ(ヘラ)だよ。いいのかいそのまま帰って?? イーがせっかく『ミタマ(この場合、心)』から繋がれそうな者に巡り会えたのに、同胞として協力しなくても???」
ヘラ「っ………っ……………」
ロレア「………(相変わらず………痛いところをつくのがピカイチね…)……」←アタマを抱えている。
イヴ「……………オロちゃん………」
オロロ「そ〜っかそっか〜〜〜。キミ(ヘラ)、もうちょっと『友達』想いだと思ってたんだけど、まぁ仕方ないか〜……。じゃぁ可哀想だけど、諦めるしかないかな〜〜。可哀想だけど………♪」
ヘガテー「あらぁ〜〜〜❀❀❀なぁんてかわいそう〜〜〜❀❀❀❀❀」ポワポワ…シクシク…
ロレア「………(ヘガテー様………あなたも煽るのね………)」ハァ…
ベル「…え……え………(状況が未だに理解できない)」パチクリ
ヘラ「…………………………」
オロロ「うん。もう良いよルー。じゃぁ、残念だけど、ここまでに」
クルッ
オロロ「(お♪)」ピクッ
イヴ「!!」
ヘラ「……………さっさとやり方を教えなさい!!」プンスコ
…
……
ヘラ・ルージュ「……………」ヌッ
アイ「!? ………ぇ………それ………なにを、持っているの???」パチクリ
ヘラ「……………」
ドライ「………アイ。あれは…もしかして……チョコレートじゃないかい??」
アイ「!!や、やっぱり!!」
ヘラ「……………」
コソッ
オロロ〚ほらルー!!黙ってないでさっさと言葉を紡ぐんだよ!!さっき教えただろ???〛
ロレア〚………ヘラ様……〛←いたたまれない
ベル〚へ、ヘラ様!!頑張ってください!!〛シャキッ
イヴ〚……………ヘラちゃん………我のために………〛ジーン
ヘガテー「かぁわいいです〜〜〜❀❀❀❀❀」ポワポワ…
ガシッ
オロロ〚なに声出してんのさ念話だっつってんだろ!!作戦が台無しになっちゃうよ少し離れててよ!!〛プンスコ ポイッ
ヘガテー「あ〜〜〜れ〜〜〜〜〜❀❀❀❀❀」ポワポワ…コロコロ…
ベル〚ああ!!また………〛タタタッ
ヘラ「……………」
アイ「………あなた………へ、ヘラさ…ま……」
スッ
アイ&ドライ「!!!!」
ヘラ「……………お近づきの………し、しるし………///」モジモジ… ←無意識のウチに上目遣い
アイ「!!!!!?///」ドッキーン
ドライ「っ………グッ………グハッ………な、なんという破壊力……………」ズッキューン
ヘラ「……………」ウルウル ←無意識
ドライ「……アイ………ここは」
タタタッ
ドライ「!!」
ガシッ
ヘラ「っ!!!?」ビクッ
アイ「はじめまして!!♡世界一可愛いアイちゃんです!!♡♡ぁあでも、ヘラ様も可愛らしいですね!!♡♡♡アイちゃんの次に可愛らしいってことにしてあげる!!♡♡♡♡さっ、どうそ上がって上がって♡♡♡♡♡」グイグイ
チョコレートを持つヘラの両手をガッチリと掴み
アイは上機嫌に
ヘラを招き入れた。
コソッ
オロロ〚いよしっ!!成功成功!!♪♪♪〛
イヴ〚さすがだぞよオロちゃん!!〛ナデナデ
オロロ〚鬱陶しいから撫でないでよ〛ツーン
イヴ〚むむ、シャイガールだな〛
ロレア〚………でも、この『ナガレ』って………〛
オロロ&イヴ〚〚え??〛〛
ロレア〚………結局、私達は入れないんじゃないかしら??〛




