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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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813/824

第810毛 Episode0.Growup

『勇者様を召喚したら光り輝いてました』より


一部を抜粋



……



とある空間



それはまさに




『天上の都』とでも表するべき




趣のある空間




そこに





ナミーザ「……………フゥ………」


ゴスロ〘ナミーザ様。いかがなさいましたか?? なんだか……悩んでおられるような………〙





『はじまり』のカミと『言葉のカミ』が



物憂げに言葉を走らせていた。





ナミーザ「………ゴスロ」


ゴスロ〘はい〙



ナミーザ「……あなたが居て、勇者様が居て、ナギーザが居て………。そして、悠久の時のなか、『家族』がこんなにも、増えましたわ」


ゴスロ〘はい。感慨深いですね〙


ナミーザ「……ええ。………ですが……………」


ゴスロ〘?〙





ナミーザ「………『子どもたち』は、皆………『個』がしっかりとありますわ」


ゴスロ〘はい〙


ナミーザ「…あっ、もちろん、喜ばしいことなのですわ!!…それぞれが『意志(意思)』を持って、セカイの礎を……『仕組み』と『役割』を創ってくれた。…私やゴスロ、勇者様やナギーザは、ほんのさわり……最初の助言のみで、後は皆が………。ひとりひとりが、セカイの民……セカイを創るカミであることを自覚しているのは、素晴らしいことです」


ゴスロ〘…はい。そうですね……〙



ここまで聴き




ゴスロにも




ナミーザの胸中が………





ナミーザ「………ゴスロ。私達は、これからどうしていけば良いでしょうか??」


ゴスロ〘!!〙




ナミーザのいる場からは



『セカイの全て』が見えるわけではないが




ナミーザは目の前に拡がる『セカイの一部』を


哀しげな表情で見つめる。




ナミーザ「……己の信念…と言いますか、自分は自分、というのを、ハッキリと示してくれる方々が、多いですよね…。ただ一方で、自らの誇り……ええと『自尊心』と言うのでしたっけ?? …これが、非常にお強く……。それゆえに、『いさかい』が絶えないようですわ……。だから、『秩序』のエィダムや、『ナガレ』のイヴ…『路(路引帰)』のヘガテー…『天の気』のベル………他にも多くのカミが、日々並走していますわ……………」


ゴスロ〘……………はい………〙



ナミーザは


僅かに目を伏せる。



ナミーザ「……ゴスロ。…私………『強大なチカラを持って、皆を導いた方が良い』のでしょうか??」



ゴスロ〘!!!!〙



ナミーザ「……………」





ゴスロ〘……………ナギーザ様に、言われたのですか??〙



ナミーザ「……………」




ゴスロ〘………ナミーザ様……。私は、ナミーザ様はもちろん、ナギーザ様も、責めているつもりはありません。…ただ、確認がしたいのです。……ナギーザ様が…そのようなことを??〙



ナミーザ「……………はい………」


ナミーザは


目を伏せたまま答える。



ゴスロ〘……そうですか………。……それは、ナギーザ様なりの、優しさですね〙


ナミーザ「……………」



ゴスロ〘あの御方は、誰よりも……何よりも、貴方様のことを想っています。……そう、『セカイ』より、貴方様のことを〙


ナミーザ「!! ……それは………」



ゴスロ〘………貴方様が生まれ、私が生まれたことで、このセカイはできました。……ですがセカイは、もう、私達の手から離れたも当然のように、動いている……。これを、ナギーザ様は『ナミーザ様が自分らしく生きていける』と、考えておいでなのです。…ただそれには……あまりにもセカイが『拡がり過ぎた』……。だから、ナギーザ様は、貴方様のために……貴方様が絶対だと……。貴方様を差し置いて勝手をするなと……セカイへ言いたいのでしょう…〙



ナミーザ「……………」


ゴスロ〘……私の想像の部分もあります。…ですがナミーザ様…。今、このセカイは『成長』していっているのだと思います〙


ナミーザ「………成長、ですか??」





ナミーザはカオを上げる。




ゴスロ〘はい。成長です。…私達が、ひとつずつ、知識を取り入れたように…『セカイ』も、私達…いえ、ナミーザ様とナギーザ様の『お子』たちによって、右往左往しながら『成長』していっているのだと思います。…確かに、大変な事は多いです。……しかし、『大変』……つまり『大きな変化が起きている』という事は、セカイにとって、決して悪くはないことかと、思うのです〙



ナミーザ「………ゴスロ……………」



ゴスロ〘……ふふっ。……ナミーザ様〙



ナミーザ「???」


ゴスロ〘……こうして、貴方様とふたりきりでお話していると、『何もなかったころ』を思い出します〙


ナミーザ「!!」



ゴスロ〘……ナミーザ様。私は、いつでも貴方様のお側にいます。お側で、貴方様と、貴方様から創られたセカイを、見守り続けます。だからどうか、おひとりで悩まないでください。貴方様おひとりが『強大なチカラ』を持ったとしても……それにより、束の間の統治ができたとしても……。それは『子』であり『個』を抑えつけることになってしまいます。そうではなく、皆で考え、より良いセカイを創っていく……。その姿勢は、崩されない方が良いと、私…ゴスロは思います〙



ナミーザ「……………」




ナミーザは





改めて





瞳に映る『セカイ』を見る。




ナミーザ「……そう……そうですわね!! ……はい……私、もっとセカイのこと、大切な子どもたちのこと、学びますわ!!もっともっと仲良くなって……。ナギーザとも、よく話し合って……良き、良きセカイに……皆でしていきますわ!!!!」



ゴスロ〘その意気です!!〙



ナミーザの顔に笑顔が生まれる。





それを見ていたゴスロも




晴れやかな………





ナミーザ「…!! ………ぁ……でも………」


ゴスロ〘?? どうしましたか???〙



ナミーザ「……ごめんなさいゴスロ………。私、もうひとつ、悩みがありまして………」



ゴスロ〘はい。お聴かせください〙



ナミーザ「ありがとう。………それは………」


















ナミーザ「……勇者様についてですわ」

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