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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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811/824

第808毛 Episode0.Only/Lonely

『勇者様を召喚したら光り輝いてました』より


一部を抜粋



……



有象無象1「なぁ、知ってるか?? あのウワサ」


有象無象2「ウワサ??」


有象無象1「ああ。なんでもこのセカイとは別の世界と『混ざり合う』場所があるってやつ」


有象無象2「!!え!?」


有象無象3「!!あ!!私、聞いたことある!!なんか、色んなモノで溢れてて……入ったらさいご、死の神さま……ヘラ様のもとに導かれちゃうってやつでしょ??」


有象無象1「おっ! 知ってたか。そうそう。しかもさ、そこにいるヤツラは、なんかみんな、すげ〜強いらしいぜ」


有象無象2「強い??」


有象無象1「ああ。なんでも、偉大なるナミーザ様やナギーザ様、勇者様やベル様とかに引けを取らない程らしい」


有象無象3「そうなの!?それは知らなかった!!」


有象無象1「で、さ…。ものは試しなんだけど………」


有象無象2「??」



有象無象1「……その場所、探してみない??」


有象無象2「!!え!?!?」ビクッ


有象無象3「!!いいね〜〜〜♬♬♬楽しそう♪♪♪」


有象無象1「だよなだよな!!♪ なんせ、強くなれるかもしれないんだぜ!!あわよくば、偉大な方々と肩を並べることだってできるかも!!」


有象無象3「きゃーーー!!♡♡♡」


有象無象2「っ……い、いや……いくらなんでも、危険過ぎない?? …ウワサとはいえ、そんな場所………何が起こるかわからないよ!?」


有象無象1「ばっかだなぁ〜〜!!だから面白いんじゃないか!!それに、強くなるためには、それくらいの覚悟がないとな!!」


有象無象3「どうか〜ん!!♬」



有象無象2「……………なんで、そこまで強くなりたいの??」



有象無象1「え??」


有象無象2「……いや………僕たちってさ、今のままでも、普通に……幸せじゃん。…それを、なんで」


有象無象3「本気で言ってる?? それ」


有象無象2「! え??」



有象無象3「ただ何もなく暮らしていくのって、つまらなくない?? のほほんと過ごしたまま、時が経って、死の神さまのもとへ行く……。そんなの、何も楽しくないよ。私はね、刺激がほしいの!!それに、強くなれば、『セカイを変える』事ができるかもしれないじゃん!!」


有象無象2「……セカイを……変える??」


有象無象1「良いこと言うじゃねぇか。そう、怠惰に日々を過ごしたって、何にも面白くねぇ。どうせなら、でけーことやって、でかい…強いヤツになりたいんだよ!!その方が楽しいじゃねぇか!!♪」


有象無象3「だよね〜〜〜♬♬♬」


有象無象2「……………」


有象無象1「……まっ、無理にとは言わないぜ。たださ、何かを成さないと、今より『上』の存在にはなれない。たとえそれが危険な道(路)であっても、俺は進むぜ」


有象無象3「かぁっこいい〜〜♬♬♬」


有象無象2「……………」



有象無象1「……まぁいい。とりあえず、ウワサの場所の候補は……」





死の神ヘラ・ルージュ「…………………………」ヌッ



有象無象「「「!!!!!!」」」ドッキーン




ヘラ「………………あなたたち…………」




有象無象1「…ぅ」



ヘラ「!」




有象無象1「うわぁぁぁぁぁ!! 死の神さまだぁぁぁぁぁあ

!!!!『死』に導かれるぞ!!逃げろ!!!!!!」ダッ



有象無象3「ちょっ!?待ってよ置いてかないでよ!!!!!!」ダッ



有象無象2「!!まっ………」ダッ





ダダダダダ…






ヘラ「…………………………」




有象無象が彼方へとかけていった





その場に






ザッ








セーウス「……相変わらずだな。ヘラ」




一柱が現れる。






ヘラ「……………何しに……きた………」キッ



セーウス「何って……そうだな。……またお前を口説きに来たんだよ」ニヤリ



セーウスは



死の神へ向かい




何か含みのあるような薄ら笑いを浮かべる。




ヘラ「………もう………何度も断っているでしょう。……私は………誰とも結ばれるつもりはない」プイッ



そんなセーウスからカオを背け



ヘラは呟く。




セーウス「相も変わらず、つれないな。……偉大なキミであっても、あのように他から避けられる日々………。『サビシイ』のではないか??」ザッ



セーウスは



ゆっくりとヘラへ近づき



スッ




フワッ




ヘラ「!!!?」ビクッ




ヘラを




後ろから抱きすくめる。




ヘラ「っ……なっ………なにを………離せ!!!!///」ジタバタ…



セーウス「…ふふ。恥じらうキミも美しい。……ヘラ。偉大なる『理のカミ』よ。…私は、ソナタがほしい。ソナタと結ばれ、強い子も成したい。…ソナタのような存在となら、私は、どこまでも『偉大な存在』になれる」ギュッ



セーウスは



抱きすくめたまま



ヘラの耳元で囁く。


ヘラ「……っ……お前は………わかっていない………。私が………私や他の『理のカミ』が……いかに責を受けているのか……っ………」ジタバタ…



セーウス「……なら、教えてくれ。私は知りたい。キミたち『最高格』の責務と、その苦悩を……」



セーウスが




ヘラの顎を持ち上げようと………





トテテテテ…





ヒュッ





黒猫ベル「特攻ベルアターーーーーック!!!!!!」クワッ




ビタンッ






セーウス「っ!!!?」ヨロッ





ヘラ「!!!!ベ………!?ベル………!?!?」ビクッ




セーウスが自らの『野望』を吐露している真っ只中




セーウスとヘラの間に



黒いケダモノが飛び込み




セーウスの顔面に引っ付く。





セーウス「!?!?!?な………」モガモガ



バッ




セーウスは慌てて


ヘラへの抱擁を緩め




ヘラ「……っ!!」バッ




その隙に



ヘラはセーウスの腕から逃れる。




ヘラ「……っ………///」キッ





黒猫ベル「『雲行きが怪しい』と思い、駆け付けてみれば……。セーウスさん、純情可憐なヘラ様に何をしているのですか!!」ヒシッ



セーウス「っ…べ、ベル様………モガッ」バッ



黒猫ベル「ふにゅっ!!」



セーウスは


自らの顔面で騒がしいケダモノ(ベル)の


首根っこあたりを掴み



慌てて引き剥がす。




セーウス「………べ、べル様……?? ……なんて面妖な………」パチクリ…



面妖なケダモノ(ベル)「キュッ……し、失礼な!! みんなから大好評だったのですよ!!『ネコ』ちゃんというそうです!!」プラーン


セーウス「……………はぁ………」



セーウスは躊躇いながら




面妖なケダモノ(ベル)を


そっと地におろす。



ヘラ「……………ベル………」


黒猫ベル「ハッ!! ヘラ様!!大丈夫ですか!?痛くされたりしていませんか!?」クルッ



ヘラ「…………何とも……ない………」



黒猫ベル「そうですか!!良かったです!!」パァァ



セーウス「……………」



黒猫ベル「…セーウスさん!!」クルッ



セーウス「! は、はい…」



黒猫ベル「事情は知りませんが、ヘラ様にいきなり抱きつくなんてメッ!!ですよ!!」プリプリ



セーウス「………ぃや………はぁ………」


黒猫ベル「何か伝えたい事があるなら、抱きつかずに話すべきです!!」プンスコ



セーウス「……………」



ヘラ「……………セーウス………あなたは………」



クルッ




ヘラ「!」





セーウス「……ハァ……興が削がれました」



セーウスは



ヘラとケダモノ(べル)に背を向ける。



セーウス「………ヘラ。……そしてべル様。……あなた方は、あなた方という存在がもたらす影響について………『甘く見ている』」


ヘラ「!!」


黒猫ベル「? 甘く…ですか??」



セーウス「……………」




セーウスは




首だけを動かし



背中越しにヘラとベルを見る。



セーウス「……あなた方も……『原初のカミ』ナミーザ様も……そう。…『同じ存在』を創り続けることが……どれだけの軋轢を生むか……分かっていない」


ヘラ「……………」



セーウス「……カミは、みな、自身が唯一無二だと思っている。…当然だ。『唯一無二の存在が、自分に似せて』創ったのだから。………そんなカミが増えたら………何が起こるのかは、想像できるでしょう。………これは、警告であり、忠告です」


ベル「警告と、忠告…ですか??」



セーウス「……はい。遅かれ早かれ、この『セカイ』に混沌が生じるでしょう。……その時、あなた方は………『何の為』に、動くのでしょうね」






ザッ






ヘラ&ベル「「!!」」





セーウス「………『また会おう』。………死の神ヘラよ」





ザッ




ザッ…







セーウスは





その場を離れた。


















「……………………………………」ニヤッ





一連の『ナガレ』と






去っていくセーウスを見






とある存在がニヤリと笑い







そのセーウスの背を





音もなく追いかけていった。













ヘラ「……………ベル。あなたはいつまで……その姿でいるの??」


ベル「ッハ!! …すっかりくつろいでました!!」


ヘラ「……………」

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