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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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806/824

第803毛 Episode0. 圧倒的プロローグ

『勇者様を召喚したら光り輝いてました』より


一部を抜粋


「ついに…ついにやりましたわ!!」


「…む…ここはどこだ…」


「驚かせてしまい、申し訳ごさ…うッ!!」


「どうした??」


「ま、眩しい…勇者様のお顔が見えません」


「貴殿の目の前にいるが」


「あぁ…さすがは勇者様…後光がさしているのですね!!まさに神の隠したもうお方」


「誰のアタマが神隠しだ」





「ああ!!す、すみません勇者様!!わたくし、つい、興奮してしまいまして………」


「まぁ良い……。…ところで、ここはどこかな?? …なんだか、閑散としているようだが………」



「!!勇者様!!勇者様には…『このセカイ』がどのように見えておりますか!?!?」



「む? ………そうだな………『何もないな』…」


「!!……ぁあ……やはり………」


「………それで、そなたは何者だ??」



ナミーザ「ハッ!! し、失礼致しましたわ!!ええと、私は、ナミーザと申します。勇者様、この度は、いきなりお呼び立てしてしまい、本当にすみません」ペコッ



「ふむ。ナミーザか。…私は………っ………」ズキッ


ナミーザ「!!ゆ、勇者様!?いかがなされましたか!?!?」


「………いや…すまない………?………おかしいな………」


ナミーザ「え!?」


「………何も………思い出せない………」


ナミーザ「!!!?」



ナミーザ「!!そ、そんな………。まさか、私がお呼び出しをしてしまった影響で………!?」



「……わからないが……思い出せないものは仕方ない。…これからできることを成すまでだ」


ナミーザ「……勇者様………」


「む、ところで」


ナミーザ「は、はい!!」


「その、『勇者様』というのは、私の愛称なのか??」


ナミーザ「え?? あ、あいしょう!?」


「む、通じないか。…つまり…」



〘愛称というのは、その者を愛でる意味合いでつけられるあだ名です。勇者様でしたら、『敬称』と表した方がよろしいかと〙



「む??」



ナミーザ「!!あ!!ゴスロ!!」



「ゴスロ??」



ナミーザ「は、はい!!このセカイで、私に色々と教えてくれているのが、ゴスロですわ!!…ゴスロ!!どちらにいらっしゃるのですか!?!?」キョロキョロ…



「……………」



〘ナミーザ様。…私は………『言葉』です〙


ナミーザ「……え??」



〘……私は、言葉。言葉が、私。……貴方様がこのセカイに生まれ出でたとき、私も……『言葉』も、生まれたのです〙


ナミーザ「……え………え??」


〘……つまり、『言葉』としての私は存在しますが、姿形…つまり、ナミーザ様や…勇者様のような形を成している存在ではないのです〙


ナミーザ「!!!?そ、そんな………そんなの、あんまりですわ!!私……ゴスロに………勇者様が『光を照らしてくれたら』、ゴスロの姿を見る事ができると……ぅ……思っておりました……のに………」グスッ


〘………ナミーザ様………〙


ナミーザ「………ぅう………」グスグス…



〘………ナミーザ様……私は、『言葉』として、何時でもお側にいます。貴方様が望むのなら、いつでも、私『言葉』をお掛け致します。……ですからどうか…お泣きにならないで………〙



ナミーザ「………ゴスロ………」グスッ



「……………」



〘………それに、ナミーザ様。……貴方様には、もう、勇者様がいるではありませんか〙


ナミーザ「……………」


〘ナミーザ様。勇者様は、『私達』のセカイに来てくれました。これからは、勇者様のご助力のもと、『サビシクナイ』セカイを創っていきましょう〙


ナミーザ「………ゴスロ………。……はい!!わかりましたわ……!!」


〘良いお返事です。………勇者様〙


「む?? はい」



〘…突然お呼び出ししてしまい、申し訳ございません。…それに、理由は私にもわかりませんが…大切なご記憶も……一時的かとは思いますが、無くされてしまい……〙


「まぁそれはもう良い。して、今しがた話していた内容だが…」


〘はい。…勇者様。このセカイは……ナミーザ様が生まれ出で、私(言葉)が生まれ出で……これから……という時でございます。今、このセカイは、『暗い状態』です。…それを、貴方様の光で照らしてくださいました。……貴方様とともに、私達は、このセカイを創っていきたいのです〙


「……………」


〘本当に突然で、厚かましお願いだとは承知しております。……ですが〙


「わかった」


〘!!〙


ナミーザ「!!」



「……私が選ばれた理由も、このセカイで私が『光り輝いている』理由も、よく分からないが………。『一から創る』事の大切さ、大変さは…なぜか………『知っている』気がするのだ」


〘!!!! ……………〙



「ともかく、ソナタ達のセカイに来たからには、私も、私ができる限りのことはやろう。……『サビシクナイセカイ』とやらを、ともに創ろうではないか」スッ



ナミーザ「!!!!」



「……………」



〘ナミーザ様。片手を差し出されたら、ご自身も、片手…差し出されたほうと反対の手を出し、握り合うのです。これが『握手』というもので、同じ志…やりたいことが一致している者同士、頑張ろうという意思の疎通なのです〙


ナミーザ「!!な、なるほどですわ!! …じ、じゃぁ……し、失礼しますわ!!///」スッ




ガッチリ





ナミーザ「ゆ、勇者様……これから、よろしくお願い致しますわ!!!!///」ガシッ



「ああ。よろしく」ガシッ




〘……………〙







〘この空間







このセカイが







一歩







動き出した瞬間でした〙

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