表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

798/824

第795毛 Marionette


……


………


遠い


遠い記憶


それでいて



鮮明に覚えている



とても



とても暗い



とても寂しい



そんな場所に




そんな場所で








ひとりはイヤだ







ひとりはイヤだ




………ひとりは………





そう






私には…







私には……






『おとうと』がいるはずだ







そう





そばに




今も




そばにいるはずだ





声を聞かせて




姿をみせて





ほら





ほら







ホラ……………














……


………



「暗いよ……怖いよ……」シクシク…


「大丈夫よ!!きっと、誰かが来てくれる。きっと、誰かが助けてくれる!!だから、泣かないで……お姉ちゃんが、あなたを守るから…」ギュッ グニャッ


「……お姉ちゃん………」



「大丈夫………」





フワッ





「……?? なにか………香りが………」








???「こ〜んに〜ちは〜〜〜❀❀❀❀❀」ポワポワ…





「!!!?!?」ビクッ



ギュッ


グニャァ…






???「あら〜〜〜???❀❀❀ここはどこかしら〜〜〜〜〜?????❀❀❀❀❀なんだか暗いです〜〜〜❀❀❀」ポワポワ… キョロキョロ…



「!?!?!?」ビクッ



その



お姉さん?は



こんな暗い場所に似つかわしくないような



妙に落ち着いた



妙に間延びした声で



辺りを見回していた。





???「あら〜〜???❀❀❀せっかく来たのに〜❀なんだかゆっくりできなさそうです〜〜〜❀❀❀」ポワポワ… シクシク…



「……………ぁ…ぁの………」



???「う〜ん……どうしましょ〜〜???❀❀❀ ………あら〜〜〜〜〜?????❀❀❀❀❀」ポワポワ…




「!!」ビクッ





お姉さんは



ゆったりと



ゆっくりと






私『たち』を



そう



私たちを見る。






「……………」ギュッ グニャッ




???「こ〜んに〜ちはぁ〜〜〜❀❀❀❀❀」ポワポワ… トコトコ…



「!!!!」ビクッ




お姉さんは



ゆっくりと


ゆったりと



私たちに向かい歩いてくる。





???「どうしたの〜かしら〜〜???❀❀❀ここは〜〜❀とっても〜〜❀暗いですよ〜〜〜?????❀❀❀❀❀」ポワポワ…



「…っ………ぁ、あの………」



私は意を決し



「…お姉さん……私…私たちを………助けてくれませんか?? …私たち…生まれ出てすぐ…捨てられたんです」




ピクッ




一瞬




お姉さんの両肩がピクリと跳ねる。





お姉さんは




『私のおとうと』を




一瞬




見て………







???「あらあら〜〜❀❀❀なんてかわいそう〜〜〜❀❀❀❀❀私でよければぁ〜〜〜❀ここから出してあげますよ〜〜〜❀❀❀❀❀」ポワポワ…


「!!本当ですか!?あ、ありがとうございます!!」



???「あらあら〜❀❀❀♡♡♡じゃぁ〜〜❀❀ここを出てからは〜〜❀『あの子』あたりに頼もうかしら〜〜〜❀❀❀」ポワポワ…


「……(あの子??)」



???「それじゃぁ〜〜❀ヘガテーお姉様に〜〜〜❀❀掴まってくださ〜〜い❀❀❀❀❀」ポワポワ



「(ヘガテー……お姉様……)あっ、はい!!」





「お姉ちゃん……怖いよ……」


「大丈夫。絶対助かるからね!!この、へ、ヘガテーお姉様を信じよう!!」ギュッ グニャッ


「う、うん!!」



ヘガテーお姉様「……そうですよ〜〜〜❀❀❀」ポワポワ



ヘガテーは



優しい眼差しを



その






 『おとうと』と呼ばれている塊に向ける。







ヘガテー「こ〜んな暗くて寂しいところぉ〜〜❀はやく出ちゃいましょうね〜〜〜❀❀❀」ポワポワ



「は、はい!!ね、はやく出よう」


「うん!!お姉ちゃん!!」




『幼い少女ひとりの口が2回分動くのを』優しく見守るヘガテー。




ヘガテー「よ〜し〜〜❀❀❀じゃぁ〜〜いきますよ〜〜〜〜〜❀❀❀❀❀」ポワポワ







フワッ






「!!!!」








ヘガテーたちが





『花粉』に包まれる。






 

ヘガテー「よいしょ〜〜〜❀❀❀『指定しての移動』だから、気合いをいれなきゃ〜〜〜❀❀❀❀❀え〜い!!❀❀❀❀❀」ポワポワ…





ブワッ


















そして







その空間から









『ふたり』と『塊』は消えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ