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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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786/824

第783毛 記録者ジャック・サンセイによる抜粋 疑惑の書

---- --- より


一部を抜粋





遡り



ヒルデ〚…サーディン様が…ラキさんへの『疑念』を忘れること…ですか??〛



ベル〚!! ……………〛



ヘラ〚……整理する。…ラキは遅かれ早かれ、サーディンの『触れてはならない』域に足を踏み入れる。…その時、サーディンはおそらく…ラキを手にかけようとする〛


ヒルデ〚!! そ、そんな………〛


ヘラ〚……究極、私が出れば、一時的にラキを救える。…でも、それは根本的な解決にはならない。理想は…ラキへの疑念、つまり『ラキが自らの企ての障壁になり得る』という認識を無くすか、忘れさせること〛



ヘルセ〚………な、なるほど……しかし、どうやって……〛


テー(ティー)〚……ちなみにだが、キミの『植え込み』や、私の『拡張』は、効果あるだろうか友よ…〛


ヘルセ〚…ちょっと考えたけど……さすがにサーディン様程の御方に『植え込み』をするのは……〛


テー(ティー)〚やはりそうだよな友よ……私の『拡張』も、あの御方には………〛



ベル〚ヘラさま。ですがおそらく、ヘルセウスさんとテーセウスさんのおチカラも、必要ですよね??〛


ヘラ〚…そう〛


ヘルセ&テー(ティー)〚〚!! え!?〛〛



ヘラ〚確かに、今のままでは、あのサーディンに『植え込み』と『拡張』が通じる可能性は低い。…だからこそ、段階を踏んで準備する必要がある。…そして、その要が、アリガトネになる〛


ヒルデ〚!! え!?〛



ベル〚……やっぱり…アリガトネさんって、凄くお強いおチカラを有していますよね??〛


ヘルセ&テー(ティー)〚〚そうなのですか!?〛〛



ベル〚はい。何度か、アリガトネさんと遊ばせていただいた時に気が付いたのですが…アリガトネさん、『お話を現実にするおチカラ』をお持ちだと思うのです〛


ヒルデ〚お話を??〛


ベル〚はい。アリガトネさん、色んなお話…昔話や御伽噺おとぎばなしがとってもお好きなようで、私も、色んなお話をアリガトネさんへ話しています。そんな折り、アリガトネさん、ご自分でも色んな『お話』を私へ聞かせてくれるようになったのです。…そしてある日、『可憐な女神がお空へ祈ると、お空からたくさんのお菓子が降ってくる』という『御伽噺』を、私に聞かせてくれました。…そしたら……〛


ヒルデ〚ま、まさか…本当に、お菓子が降ってきたのですか!?〛



ベル〚はい。『有り得ない!!♪』と、アリガトネさんは喜んでいました。…そのような事が度々あり、もしかしたら何かのおチカラなのかな、と思うようになりました〛


ヘルセ〚……し、しかし……いったい、どんな……〛



ヘラ〚…おそらく、アリガトネは『奇跡』の使い手〛



テー(ティー)〚き、奇跡…ですか??〛


ヘラ〚…アリガトネのチカラはおそらく、『有り得ない』と感じる現象を、現実にするもの…。そのやり方が、御伽噺…物語という形で想像し、創造するのだと思う。…ただし、いっときのものではあるから…『空虚な御伽噺』と表した方が良いかもしれない…〛


ヒルデ〚…空虚な御伽噺……〛


ベル〚色々と、条件はありそうですが、非常に強力なおチカラですよね!!〛



ヘルセ〚…というか……〛


テー(ティー)〚……ちょっと強力過ぎる気も………〛


ヘラ〚…そう。だから、アリガトネ自体も、見守っていく必要はある。…ただ今はいったん話を戻して…この御伽噺…『空虚な御伽噺』のチカラは、試してみる必要があるけど、おそらく…『間接的』にも使える〛


ベル〚!! 間接的、ですか??〛


ヘラ〚……そう…。使える事がわかれば…ヘルセウスとテーセウスのチカラも、サーディンに効くようになるかもしれない…〛


ヘルセ&テー(ティー〚〚!!!!〛〛)


ベル〚………あっ!! それでしたらヘラ様!! 私に残っているチカラのひとつも、念のため使いましょうか??〛


ヘラ〚! ……と、いうと………〛


ベル〚はい!! ある意味、アリガトネさんのおチカラにも近いので、上手くいけばチカラを『絡める』ことができるかと…〛






ラキ「……………手紙??」



ヘラ「……そう。あなた宛の…手紙…」






ラキはヘラから


一通の手紙を不思議そうに受け取る。





サーディン「……はっ! 死の神よ。何の真似だ??」


ヘラ「………手紙を渡しただけ……何も真似ていない…」


サーディン「間の抜けた返答をするな。貴様程の存在が、まさか幼いカミへ手紙を届ける為だけに来ただと!? ふざけるのも大概にするがいい!!」ズ…



サーディンが



再び『圧』を強める。




ヘラ「……先程、私が『ついでに』聴きたかったことは話したでしょう」



サーディン「………は??」



ヘラは



サーディンの『圧』をものともせずに続ける。



ヘラ「あなたは、ベルが問うたように『何か大きなこと』をしている…あるいはやろうとしていると…。そして、そこに『足を踏み入れかけた』から、ラキを『修正』しようとしている、と…」


サーディン「……何を言い出すかと思えば…先程も話したであろう。根拠のない事を言うなと」


ヘラ「そう…。できれば、あなたの口から、今の件を認めたり、何か重要な事を聴いたりしたかったけど、話してくれなかった…。だから、『今のラキ』に、手紙を渡した方が良いかと思ったの。『今のラキ』にできた、大切な友からの手紙を…」


サーディン「!! ……………『今のラキ』だと………貴様………」ギリッ


ラキ「??? ………ええと………」


ヒルデ「ラキさん。…ヘラ様…と、私達は、今ヘラ様が言ったように、あなたが『修正』され…こんな言い方は酷ですが『今のあなたという存在が居なくなる』と思っています…。例え明確な根拠がなくとも、先程私が影の中から聴いた、サーディン様のお言葉もありますし……。ですから、『今のラキさん』がつくった、大切なお友達からの手紙を、『今のラキさん』に届ける必要がある、と、ヘラさんと私達は考えたのです」


ラキ「……そ……そうなのですね………。……と、いうことは………」



ラキは改めて



『ウツクシイラキさまへ♡』と書かれた手紙を見る。



ヒルデ「はい。ヘラ様にも随分と懐かれた、あの女神様です」





サーディン「……………」



ヘラ「……ラキ。読んでみて」



ラキ「え?? あっ、今ですか??」



ヘラ「そう。今…私達が見守っているときに…。あと、内容は私達も知らないから、一応聞かせて」



ラキ「わっ、わかりました!!」バッ



ラキは



手紙の封を開ける。



ベル「……………」


ヘルセウス「……………」


テーセウス「……………」





サーディン「………」



サーディンは



この一連の流れに際し





サーディン「………(わざわざ手紙を…息子のために持ってくる……いくら死の神が寛容的とはいえ、理の神である存在が、軽々とするものではない……。やはり真意は、我への探りと観察だと考えるのが妥当…。…だが、明確な証拠はない。…しかし…本当に、このまま手紙を読ませて満足しこの場を去るとは思えん……だとしたら……何が狙いか………)」



ヘラ「……………」



ヘラは



考えを巡らすサーディンを見つめながら




ヘラ「ラキ。読んでみて」



再度ラキへ促す。




ラキ「はい!! ……えっと………」

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