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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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782/824

第779毛 記録者ジャック・サンセイによる抜粋 天気の書

---- --- より


一部を抜粋


黒猫ベル「すみません!!ベルです!!いらっしゃいますか?? 『サーディン』さん」コンコンッ



ベルの声を聴き




僅か



ほんの僅かに



ラキの父親



サーディン・オイル・スターバンクスの『圧』が和らぐ。



しかし以前として



ラキにとっては『息が詰まる』ほどの圧が



父から子へ向けられ続ける。




サーディン「……ベル殿。暫し待ってはくれないか? …今、少々『取り込み中』でな」



ラキ「!!」



限りなく『優しい』





優しさを偽った



そんな声色で



ベルへと声をかけるサーディン。




ベル「そうなのですね!!ごめんなさい!!…ただ、なんだか『雲行きが怪しい』と思いまして…」


サーディン「!!」


ラキ「………(く、雲行き……??)」






ベル「開けてくれませんか? サーディンさん」






……


遡り



ヘラ〚…ベル〛


ベル〚はい!!〛



ヘラ〚…あなた…今、どのくらい『かつてのチカラ』を使えるの??〛


ベル〚え? あっ、はい……ええと………〛



ベル〚ヘラ様や皆様も御存知の通り、私は元『天候を司るカミ』です。天候、というのは、天気…『天』の『気』です。つまり、このセカイに流れる『気』全般に関わっていました〛


ヘルセ〚……ぉお……やはり規模が桁違いですね……〛


ティー〚さすがはベル様…〛



ヒルデ〚……(ベル、嬉しそう…)……〛



ベル〚い、いえ……/// …ただ、色々ありまして、天気を『操る』チカラの殆どは私から抜け、『ナガレ』て行きました。そのため、例えばドトールさんみたいに『イカヅチ(雷)を操る』とかはできません。…ただ、まだ少しのチカラと、あと…『感じる』ことはできます〛


ヘルセ〚感じる、ですか??〛


ベル〚はい。よく私が感じるのは、関わらせていただいている御方や空間、場における『雰囲気』についてです〛


ヘラ〚!!〛


ティー〚雰囲気、ですか??〛



ベル〚はい。わかりやすいところでいうと、『雲行きが怪しい』とき、『霧が晴れる』とき…要するに、『気の流れ』を感じ取ることができるんです〛


ヘルセ〚………な、なるほど………〛


ティー〚……とてつもないですね…〛



ヘラ〚やはり、そのチカラは残っていた……。なら、ベル〛


ベル〚あっ、はい!!〛



ヘラ〚…ラキの……もっと言えば『スターバンクス一族』の『雲行きが怪しい』と感じたら、すぐに駆けつけなさい。…あなたと、ヘブンヒルデで〛


ヒルデ〚!! わ、私もですか??〛



ヘラ〚そう。……ヘブンヒルデ〛


ヒルデ〚は、はい!!〛



ヘラ〚……ラキの『影踏み』をしてくれる?〛








サーディン「……雲行き……と……」


ベル「はい!!『気』のナガレが良くないと思います。…サーディンさん、開けてくれませんか?」


サーディン「……………」



サーディンが逡巡する。



それにより




一瞬




サーディンの『気』が



息子からそれる。





それを





ベルは感じ取る。




シャンッ



ベル「!!〚今ですヒルデ!!〛」








ユラ…







サーディン「!!」バッ







扉の向こう側のベルに『気』をとられていたサーディンが



息子の









息子の『影』を注視する。






陽光がさしこみ




大きく形を成している『影』のなか









『影送り』





ラキ「!!」ビクッ






ズズズズズズ…




ラキの『影』のなかから






ナルキューレ(戦乙女)が一柱


ヘブンヒルデが現れ



ラキを優しく抱きとめた。







サーディン「………なるほど……計ったか」




ヒルデ「………」スッ





カチャ





サーディンから視線を外さずに




ヒルデは扉の鍵を回す。





ギィ…





ベル「…ん〜………ヨイショ…ヨイショ…」アセアセ…




シャンッ



シャンッ




開いた扉を懸命にアタマで押し




黒猫ベルも入室する。





ベル「ラキさん!! ご無事ですか!?」



ラキ「……ベルさん……ヒルデさん………」



ヒルデ「…おそらく、間に合ったかと。…良かった………」ホッ




サーディン「………ベル殿はともかく…ナルキューレ如きが、何をしにきたのだ??」ズ…




ヒルデ「!!」





サーディンが




2名+1匹に向かい




『圧』を発する。





ヒルデ「ック……(すごい圧力……ラキさんは……これに耐えて………)」



ヒルデは


ラキを庇うように抱き締め



圧を全身で受け止め…







トテテテテ…











ピョーーーーーーーン








ヒルデ&ラキ「「!!!?」」






黒いケダモノ




宙を舞う。








ピトッ







サーディン「!!!!なっ………」






黒猫ベル「サーディンさん!!どうしちゃったんですか?? おっかない顔しちゃダメですよ!!」ヒシッ






ケダモノは




荒ぶるカミの左肩にしがみついた。













心配で見守っているヘラ「……………またあの子は……………」

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